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2025.11.23

アーモンドプードルがないときの代用品6選!家庭によくある材料でOK

お菓子作りでよく登場するアーモンドプードルが急に必要になって、困った経験はありませんか? そんなときは、きな粉・ごま・薄力粉など、家庭にある材料を使って代用することができます。本記事では、代用品それぞれの特徴や風味の違い、使うときの注意点まで、わかりやすく解説します。

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アーモンドプードルとは?

アーモンドプードルの上に粒アーモンドが3つ刺さっている写真
(c)Adobe Stock

アーモンドプードルという名前はよく聞くけれど、実際にどんなものかよく知らない人も多いのではないでしょうか。代用品を知る前に、まずはアーモンドプードルがどんな材料なのかを理解しておきましょう。

アーモンドを粉末状に加工したもの

アーモンドプードルとは、アーモンドを粉末状に加工した製菓用の材料です。焼き菓子に深いコクと香ばしさを与えるほか、アーモンドの油分が豊かな風味を加えます。

クッキー・フィナンシェ・マドレーヌなど洋菓子の生地に加えることで、バターや砂糖だけでは出せないまろやかな味わいになります。見た目は小麦粉に似ていますが、糖質よりも脂質やたんぱく質が中心で、栄養価も高いのがポイントです。

皮なしと皮付きの違い

アーモンドプードルには皮なしと皮付きの2種類があり、仕上がりや風味に大きな違いがあります。

皮なしタイプは、アーモンドの薄皮を取り除いてから粉末状にしたもので、色が白く口当たりが非常になめらかです。見た目が明るく仕上がるため、マカロンやフィナンシェなど繊細な焼き菓子に適しています。

一方で皮付きタイプは、皮ごと粉砕しているためやや茶色がかった色合いになり、香ばしさとナッツ特有の風味がより強く感じられるのが特徴です。素朴で風味豊かな焼き菓子やクッキーなどに向いており、仕上がりの印象を変えたいときに使い分けるとよいでしょう。

アーモンドパウダーとの違い

アーモンドプードルとアーモンドパウダーは、どちらもアーモンドを粉末状にした食材です。呼び方の違いは用途や表記の慣習によるもので、成分・使い方・仕上がりに大きな差はありません。

一般的にアーモンドプードルは製菓業界で使われるフランス語由来の名称で、ケーキやクッキーなどの焼き菓子によく用いられます。アーモンドパウダーは英語表記で、スーパーや製菓材料売り場で販売されている商品名として広く使われています。

アーモンドプードルの代用品6選

大豆の上に、きな粉が盛られた木の器が置かれている写真
(c)Adobe Stock

アーモンドプードルがなかったとしても、家庭にある材料で十分代用できます。風味や食感をうまく再現できる6つの代用品と、それぞれの特徴を見ていきましょう。

きな粉

きな粉は大豆を炒って粉末状にした食材で、アーモンドプードルの代用品として非常に使いやすい材料です。大豆特有の香ばしさと優しい甘みがあり、焼き菓子に加えると風味豊かに仕上がります。

植物性たんぱく質・食物繊維・カルシウムなど栄養価が高く、ヘルシーなお菓子作りにもぴったりです。ただ、油分が少ない分、生地がやや軽めに仕上がりがちなので、バターや牛乳を少し多めに加えるとしっとり感が出やすくなります。

香ばしさを生かしたクッキーやパウンドケーキにおすすめです。

ごま

ごまはアーモンドプードルの代用品として、香ばしさを強調したいときにおすすめの食材です。焙煎されたごまには独特の香りとコクがあり、クッキーやタルト生地などの焼き菓子に加えると、風味豊かに仕上がります。

白ごまを使えばまろやかで優しい味わいに、黒ごまを使えば深みのある香ばしさを楽しめるでしょう。すりごまやごまパウダーを使うことで全体に均一に混ざりやすく、アーモンドプードルのようなナッツ感を演出することができます。

ただし、ごまの香りが強いので、入れすぎると主張が強くなる点には注意が必要です。

コーンスターチ

トウモロコシのでんぷんを精製した粉であるコーンスターチは、生地を軽く仕上げたいときに便利です。油分や香ばしさはありませんが、粉のつなぎとして使いやすく、サクサクとした食感を出したい焼き菓子に向いています。

クッキーやスコーンなどに加えると生地がまとまりやすく、口当たりが柔らかくなるのが特徴です。また、少量加えることで他の粉類の粘りを抑え、軽やかな仕上がりに整えてくれます。

風味は控えめなので、バターやバニラエッセンスなどで香りを補うと、よりおいしく仕上がるでしょう。

片栗粉

片栗粉はジャガイモのでんぷんから作られる粉です。アーモンドプードルの代用品として、生地を軽くしたいときに役立ちます。

油分や香ばしさはありませんが、サクサクとした軽い食感を出す効果があり、クッキーやサブレなどの焼き菓子に向いています。他の粉類と組み合わせることで全体の粘りを抑え、ほろほろとした口当たりに仕上げることが可能です。

ただし、入れすぎると生地がまとまりにくくなるため、アーモンドプードルの分量よりやや少なめに加えるのがコツです。クセがなく扱いやすいので、初心者でも取り入れやすいでしょう。

薄力粉

どの家庭にもある薄力粉は、アーモンドプードルの代用品として最も手軽に使える食材です。グルテンを含むため生地にまとまりを出しやすく、クッキー・ケーキ・パウンドケーキなどの幅広いお菓子作りに対応できます。

アーモンドプードルのような香ばしさやコクはないため、バターを少し多めにしたり香りづけにバニラエッセンスを加えたりすると風味が引き立つでしょう。また、薄力粉だけで代用すると仕上がりがやや軽くなりやすいので、きな粉やごまなどを少量混ぜるのもおすすめです。

ナッツパウダー

アーモンド以外のナッツを粉末状にしたパウダーは、アーモンドプードルに近い形で風味やコクを再現することが可能です。クルミ・ヘーゼルナッツ・ピスタチオなどは特に相性が良く、焼き菓子に加えるとリッチで香ばしい味わいに仕上がります。

ナッツ特有の油分が含まれているため、しっとりとした食感やコクを出すことができ、アーモンドプードルと似た役割を果たします。ナッツの種類によって香りや色味が異なるため、仕上がりの印象を変えたいときや、風味にアクセントを加えたいときに使うと効果的です。

まとめ

タルト生地と卵、アーモンドプードルの写真
(c)Adobe Stock

アーモンドプードルは焼き菓子に香ばしさやしっとり感を与える重要な材料です。もし家庭に常備していない場合でも、身近な食材で代用することができます。風味を補いたいときはきな粉・ごま・ナッツパウダーが、食感を補いたいときは片栗粉・コーンスターチ・薄力粉が役立つでしょう。

それぞれの特徴を理解して上手に使い分け、自分好みの味わいに仕上げてくださいね。

メイン・アイキャッチ画像/(c)Adobe Stock

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Domani編集部

Domaniは1997年に小学館から創刊された30代・40代キャリア女性に向けたファッション雑誌。タイトルはイタリア語で「明日」を意味し、同じくイタリア語で「今日」を表す姉妹誌『Oggi』とともに働く女性を応援するコンテンツを発信している。現在 Domaniはデジタルメディアに特化し、「働くママ」に向けた「明日」も楽しむライフスタイルをWEBサイトとSNSで展開。働く自分、家族と過ごす自分、その境目がないほどに忙しい毎日を送るワーキングマザーたちが、効率良くおしゃれも美容も仕事も楽しみ、子供との時間をハッピーに過ごすための多様な情報を、発信力のある個性豊かな人気ママモデルや読者モデル、ファッションのみならずライフスタイルやビジネス・デジタルスキルにも関心が高いエディターたちを通して発信中。
https://domani.shogakukan.co.jp/

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