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2025.08.24

サルシッチャとはどんな料理?意味や作り方、レシピも紹介

サルシッチャがどのような料理か、ご存じでしょうか? 名前だけは聞いたことがあっても、具体的なイメージが湧く人は少ないかもしれません。料理の特徴や手作りサルシッチャの作り方、サルシッチャを使った料理の基本レシピを紹介します。また、日本で購入する主な方法も確認しましょう。

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サルシッチャとは

渦巻状の焼かれたサルシッチャとレモンの写真
(c)Adobe Stock

「サルシッチャ」はイタリアの伝統的な食材です。まずは、具体的にどのようなものを指すのかを解説します。また、似たような加工品であるソーセージとの違いがあるのかも確認しましょう。

イタリア語で腸詰めのこと

「サルシッチャ」は、イタリア語で腸詰めを指します。刻んだ肉や香辛料、ハーブを腸詰めにしたものです。

材料や形はソーセージと同じですが、イタリアでは加熱処理をしていない生の状態で販売されています。日本でよく見る加熱済のソーセージはイタリアではヴューステルと呼ばれており、サルシッチャとは異なります。

つまり、イタリア風の生ソーセージをサルシッチャと呼ぶのです。イタリアではそのまま生で食べられる種類もありますが、衛生管理の整った現地ならではの食文化といえるでしょう。

サルシッチャとソーセージに違いはある?

イタリアでは、サルシッチャとヴューステル(加熱済ソーセージ)には明確な違いがあります。しかし、日本で販売されているソーセージは加熱済のものが中心です。

特に豚肉は生食用としての販売が禁止されているため、日本で販売されているサルシッチャは加熱済であるか、生の場合は中まで火を通すよう注意書きされています。

イタリアでははっきりとした違いがあるものの、日本では生食ができない以上、サルシッチャは「イタリア風のソーセージ」という区別になるでしょう。

手作りサルシッチャの作り方

焼けたソーセージとビールの写真
(c)Adobe Stock

サルシッチャは腸詰めの状態で販売されていますが、イタリアの家庭では肉を包んだ腸は外して調理をします。家庭では腸詰めにせず作ることも多いため、腸詰めにしないタイプの作り方を紹介しましょう。

挽肉と好みのスパイス・ハーブを混ぜて練る

サルシッチャの材料は、豚挽肉とスパイス、ハーブです。

【分量】(2人分)
・豚挽肉…300g
・塩ハーブソルトなど…3gほど
・こしょう…少々
・すりおろしにんにく…小さじ1/2
・お好みのハーブ…適量

まずは、豚挽肉ににんにく・塩・こしょうを加えます。

そこに、好みのハーブを加えてよく練りましょう。主に使われるハーブは、セージ・ナツメグ・ローズマリー・レモンの皮・ディル・クレソンなどです。

すべてのハーブを使うのではなく、好みのブレンドや量で問題ありません。ハーブを使うことで、香りやコクが引き立つのです。

ソーセージのような形に成形し冷蔵庫に入れる

練った肉だねは、ラップに包むなどしてソーセージのような形に成形します。成形が終わったら、スパイスやハーブの味がなじむよう、冷蔵庫でしばらく寝かせましょう。

食べるときにはフライパンで焼くだけで、基本のサルシッチャが完成します。なお、サルシッチャはほぐして料理に使うこともできます。焼きほぐしてパスタに入れたり、成形せず肉だねを流用してもOKです。

サルシッチャを使ったレシピと作り方

パスタ・ピザ・サラダを食べる人々の写真
(c)Adobe Stock

サルシッチャはソーセージのようにして焼くのがスタンダードな食べ方ですが、ほかの料理と組み合わせて食べることもできます。主なレシピと作り方を紹介しましょう。

サルシッチャを使ったレシピと作り方
  1. サルシッチャのピザ
  2. サルシッチャ入りポトフ

サルシッチャのピザ

焼いたサルシッチャを使って、ピザの具材にすることもできます。

【基本的な材料】
・ピザ生地
・チーズ
・加熱済みのサルシッチャ
・トマトソース
・その他好きな具材

【作り方】
1.ピザ生地にトマトソースを塗る
2.チーズや焼いたサルシッチャをトッピングする
3.玉ねぎやトマトなど、好きな具材をトッピングしてオーブンで焼く

サルシッチャは成形したものを好みの大きさに切るだけでなく、ほぐしてトッピングしてもおいしく食べられます。スパイスやハーブの味わいがピザでも楽しめるでしょう。

サルシッチャ入りポトフ

サルシッチャを、ソーセージの代わりとしてポトフに入れるのもおすすめです。

【基本的な材料】
・サルシッチャ
・じゃがいも
・たまねぎ
・にんじん
・コンソメ
・塩こしょう
・ローリエ(あれば)

【作り方】
1.野菜やいも類を切る
2.鍋にたまねぎ・にんじん・ローリエと水、コンソメを入れて数十分煮込む
3.じゃがいも・サルシッチャを加えて20〜30分ほど煮込む
4.仕上げに好みで塩こしょうを加える

基本的にはソーセージの代わりにサルシッチャを使うだけなので、具材や使うハーブ、煮込みの時間などは各家庭で作るポトフと同じようにアレンジしましょう。

サルシッチャはどこで買える? どこに行けば食べられる?

通販で商品が届く様子をイメージしたトラックの画像
(c)Adobe Stock

日本では、加熱済みソーセージが主流なこともあり、サルシッチャを扱うスーパーは外国の製品をそろえているところなど一部の店舗に限られます。取り扱うスーパーを探す以外に、サルシッチャを食べる方法はあるのでしょうか?

サルシッチャはどこで買える&食べられる?
  1. 通販サイトを利用する
  2. サルシッチャを扱う飲食店で食べる

通販サイトを利用する

近隣のスーパーでサルシッチャの取り扱いがない場合は、通販サイトの利用も考えてみてください。

通販サイトではイタリアからの輸入品や、サルシッチャを使用したレトルト食品などが多種販売されています。

好みの商品が見つかりやすく、手軽に試せるのも通販の魅力です。ただし、本格的なサルシッチャは非加熱のものが多いため、食べる前にしっかり中まで熱を通すよう気を付けましょう。

サルシッチャを扱う飲食店で食べる

サルシッチャはイタリアの料理です。一部のイタリアンレストランやピザ店などでは、サルシッチャを使ったメニューを置いているところもあります。

気軽にサルシッチャを楽しみたい場合、取り扱いのある飲食店に出向くのもよいでしょう。

本格的なイタリアンレストランなら、こだわりのあるおいしいサルシッチャを堪能できるかもしれません。

まとめ

  1. サルシッチャはイタリアで販売されている生ソーセージのことである

  2. イタリアでは生食もされるが、日本では豚肉の生食用販売ができないため加熱して食べる

  3. ソーセージに似た食材として、ピザやポトフなどに入れてアレンジも可能

サルシッチャはソーセージに似た食材で、外国製品を扱うスーパーやイタリア料理店などで提供されています。家庭でも、豚肉・スパイス・ハーブを使って手作りサルシッチャを作ることができますので、興味があれば試してみましょう。どのような味なのか気になる場合は、取り扱いがある店舗や通販サイトで手に入れるのもおすすめです。

メイン・アイキャッチ画像/(c)Adobe Stock

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Domani編集部

Domaniは1997年に小学館から創刊された30代・40代キャリア女性に向けたファッション雑誌。タイトルはイタリア語で「明日」を意味し、同じくイタリア語で「今日」を表す姉妹誌『Oggi』とともに働く女性を応援するコンテンツを発信している。現在 Domaniはデジタルメディアに特化し、「働くママ」に向けた「明日」も楽しむライフスタイルをWEBサイトとSNSで展開。働く自分、家族と過ごす自分、その境目がないほどに忙しい毎日を送るワーキングマザーたちが、効率良くおしゃれも美容も仕事も楽しみ、子供との時間をハッピーに過ごすための多様な情報を、発信力のある個性豊かな人気ママモデルや読者モデル、ファッションのみならずライフスタイルやビジネス・デジタルスキルにも関心が高いエディターたちを通して発信中。
https://domani.shogakukan.co.jp/

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