スープジャーは夏に使っても大丈夫?
スープジャーは、夏でも使って基本的には問題はないとされています。一定時間なら細菌が繁殖しにくい温度を保てるとされているからです。「腐りやすい食材を入れない」「スープジャーは毎回しっかり洗っておく」など基本的な衛生意識を持っていれば、問題は起こりにくいでしょう。
ただ、夏にスープジャーを使うことに不安がある人もいるかもしれません。まずは押さえておきたいポイントを見ていきます。
夏にスープジャーを使うときのポイント
スープジャーも展開しているメーカーの見解も交えながら、夏にスープジャーで食べ物や飲み物を持ち歩くときのポイントをチェックしましょう。

6時間以内に食べ切る
水筒やスープジャーなどを販売しているサーモス社では、スープジャーに入れたものは6時間以内に食べ切ることを推奨しています。
同社の記事によると、300mLサイズのスープジャーの場合、入れたときに95℃だった熱湯の温度が、6時間後には約60℃まで下がっていることをグラフで示しています。菌が繁殖しやすい45℃付近までには至っていないものの、このデータが「室温20℃」で検証されたものという点に注意が必要です。
気温の高い年が続く日本の夏には、外で持ち歩く場合、6時間以内でも菌が繁殖しやすい温度まで下がってしまう可能性も。時間の経過とともにスープジャーの保温力は下がっていくので、できる限り規定量まで入れるようにして、なるべく早く、一度で食べるようにしましょう。
できるだけ冷たいものを保冷する目的で使う
スープジャーは温かいものを温かいまま、冷たいものを冷たいまま持ち運べるアイテムです。とはいえ、気温の高い夏場に温かい料理を入れて保存しておくには少々不安も。
夏場は細菌が繁殖しやすいため、保冷目的でスープジャーを使う方が衛生的に心配が軽減されるでしょう。スープジャーには、冷製スープやサラダ、フルーツなどを入れて持ち運ぶことができます。夏のレジャーでスープジャーを使うなら、体温を下げる目的としてひんやりした料理や食材を入れるのも一つの方法です。
冷たいものを入れるときは、しっかり洗った上でスープジャーをあらかじめ冷やしておきましょう。スープジャー自体も冷たくなっていることで保冷力が高まり、菌が繁殖しやすい温度までぬるくなるのを防ぐことに期待できます。
熱いものを入れるときは熱いままで
どうしてもカレーや温かいスープなど、保温目的でスープジャーを使いたいシーンもあるかもしれません。その場合は、細菌が繁殖しやすい温度まで下がりにくいよう、料理は調理したての熱いままを入れましょう。
保冷のときと同様、スープジャー自体も熱くしておけば保温効果が高まることに期待できます。料理を入れる前にスープジャーに熱湯を入れ、できるだけ熱い状態にしておくのがポイントです。
夏のスープジャーにおすすめの簡単レシピ
夏のレジャーにスープジャーを持っていこうと思っているなら、冷たい料理のレシピも覚えておくと準備が楽になります。暑い季節でも楽しめる、ひんやりおいしいレシピをピックアップしました。

ジャガイモの味を楽しむ「ヴィシソワーズ」
ヴィシソワーズは、ジャガイモを使った冷製スープです。軽い食事代わりにもなるので、レジャーにはもってこいの料理といえるでしょう。持っていく当日に作る場合、スープジャーは調理に入る前に冷蔵庫に入れて冷やしておきます。
口当たりさっぱり「みかんゼリー」
暑い日のレジャーに冷たいデザートがあると、体も心もホッと一息つけます。みかんゼリーなら、さっぱりとした香りでリフレッシュにもなるはずです。
ミントやタイムなど、デザートにも合うハーブがあれば、スープジャーに入れるときに添えましょう。みかんの香りが一層引き立ちます。
まとめ
保温や保冷に便利なスープジャーは、夏でも注意したいポイントさえ押さえれば使用可能です。使うたびに洗う、腐りやすいものを入れないなど基本的な知識は前提として、紹介したポイントも意識して活用してください。
夏のレジャーでも、適切な使い方を押さえてスープジャーを活用すれば、ひんやりとした料理やデザートが楽しめるでしょう。
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Domani編集部
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