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2025.08.28

夏もスープジャーを使っていい? 安全に使うためのポイントとは

スープジャーは熱いものを熱いまま、冷たいものを冷たいまま持ち運べる便利なアイテムです。ただ、夏になって気温が高くなると、衛生面が気になる人も多いのではないでしょうか。夏にスープジャーを使えるのかとともに、注意したいポイント、夏にスープジャーで持ち歩くのにおすすめのレシピを紹介します。

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スープジャーは夏に使っても大丈夫?

スープジャーは、夏でも使って基本的には問題はないとされています。一定時間なら細菌が繁殖しにくい温度を保てるとされているからです。「腐りやすい食材を入れない」「スープジャーは毎回しっかり洗っておく」など基本的な衛生意識を持っていれば、問題は起こりにくいでしょう。

ただ、夏にスープジャーを使うことに不安がある人もいるかもしれません。まずは押さえておきたいポイントを見ていきます。

夏にスープジャーを使うときのポイント

スープジャーも展開しているメーカーの見解も交えながら、夏にスープジャーで食べ物や飲み物を持ち歩くときのポイントをチェックしましょう。

トマトスープが入ったスープジャー
(c)AdobeStock

6時間以内に食べ切る

水筒やスープジャーなどを販売しているサーモス社では、スープジャーに入れたものは6時間以内に食べ切ることを推奨しています。

同社の記事によると、300mLサイズのスープジャーの場合、入れたときに95℃だった熱湯の温度が、6時間後には約60℃まで下がっていることをグラフで示しています。菌が繁殖しやすい45℃付近までには至っていないものの、このデータが「室温20℃」で検証されたものという点に注意が必要です。

気温の高い年が続く日本の夏には、外で持ち歩く場合、6時間以内でも菌が繁殖しやすい温度まで下がってしまう可能性も。時間の経過とともにスープジャーの保温力は下がっていくので、できる限り規定量まで入れるようにして、なるべく早く、一度で食べるようにしましょう。

できるだけ冷たいものを保冷する目的で使う

スープジャーは温かいものを温かいまま、冷たいものを冷たいまま持ち運べるアイテムです。とはいえ、気温の高い夏場に温かい料理を入れて保存しておくには少々不安も。

夏場は細菌が繁殖しやすいため、保冷目的でスープジャーを使う方が衛生的に心配が軽減されるでしょう。スープジャーには、冷製スープやサラダ、フルーツなどを入れて持ち運ぶことができます。夏のレジャーでスープジャーを使うなら、体温を下げる目的としてひんやりした料理や食材を入れるのも一つの方法です。

冷たいものを入れるときは、しっかり洗った上でスープジャーをあらかじめ冷やしておきましょう。スープジャー自体も冷たくなっていることで保冷力が高まり、菌が繁殖しやすい温度までぬるくなるのを防ぐことに期待できます。

熱いものを入れるときは熱いままで

どうしてもカレーや温かいスープなど、保温目的でスープジャーを使いたいシーンもあるかもしれません。その場合は、細菌が繁殖しやすい温度まで下がりにくいよう、料理は調理したての熱いままを入れましょう。

保冷のときと同様、スープジャー自体も熱くしておけば保温効果が高まることに期待できます。料理を入れる前にスープジャーに熱湯を入れ、できるだけ熱い状態にしておくのがポイントです。

夏のスープジャーにおすすめの簡単レシピ

夏のレジャーにスープジャーを持っていこうと思っているなら、冷たい料理のレシピも覚えておくと準備が楽になります。暑い季節でも楽しめる、ひんやりおいしいレシピをピックアップしました。

ジャーからゼリーをすくっている写真
(c)AdobeStock

ジャガイモの味を楽しむ「ヴィシソワーズ」

ヴィシソワーズは、ジャガイモを使った冷製スープです。軽い食事代わりにもなるので、レジャーにはもってこいの料理といえるでしょう。持っていく当日に作る場合、スープジャーは調理に入る前に冷蔵庫に入れて冷やしておきます。

【材料(1人分)】
・ジャガイモ:1個
・タマネギ:1/4個
・牛乳:150mL
・コンソメ(顆粒):小さじ1弱
・バター:10g
・水:50mL
・塩こしょう:適量
・パセリ:適量

【作り方】
1. 皮をむいたジャガイモ(一口大)、タマネギ(薄切り)を切る
2. ジャガイモを電子レンジで加熱しておく(600Wで約7分が目安)
3. 熱した鍋にバターを溶かし、加熱したジャガイモとタマネギを入れて炒める
4. タマネギがしんなりしたら水を加え、コンソメを入れて全体をよく混ぜる
5. ミキサーに鍋の中身と牛乳を入れて十分にかき混ぜる
6. 塩コショウで味を調え、粗熱を取る
7. 冷蔵庫に入れて冷やす
※冷えたらスープジャーに入れてパセリを散らすとよい

口当たりさっぱり「みかんゼリー」

暑い日のレジャーに冷たいデザートがあると、体も心もホッと一息つけます。みかんゼリーなら、さっぱりとした香りでリフレッシュにもなるはずです。

【材料(1人分)】
・オレンジジュース:250mL
・粉末ゼラチン:5g
・砂糖:大さじ1/2(お好みで調整)
・缶詰のみかん:2〜3房
・水:大さじ1

【作り方】
1. オレンジジュースを常温に戻しておく(急ぐ場合は電子レンジで30秒ほど加熱)
2. 耐熱容器に粉ゼラチンを入れ、水を振りかけて電子レンジで15〜20秒加熱し、溶かす
3. ボウルにオレンジジュースと砂糖を混ぜ合わせ、溶かしたゼラチンを加えてよく混ぜる
4. ゼラチンがダマになっている場合はこし器でこす
5. 金属製のバットに流し入れ、冷蔵庫で10分ほど冷やす
6. 冷やしておいたスープジャーにバットのゼリー液を入れて缶詰のみかんをのせ、ふたをして2〜3時間冷やして固める

ミントやタイムなど、デザートにも合うハーブがあれば、スープジャーに入れるときに添えましょう。みかんの香りが一層引き立ちます。

まとめ

保温や保冷に便利なスープジャーは、夏でも注意したいポイントさえ押さえれば使用可能です。使うたびに洗う、腐りやすいものを入れないなど基本的な知識は前提として、紹介したポイントも意識して活用してください。

夏のレジャーでも、適切な使い方を押さえてスープジャーを活用すれば、ひんやりとした料理やデザートが楽しめるでしょう。

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Domani編集部

Domaniは1997年に小学館から創刊された30代・40代キャリア女性に向けたファッション雑誌。タイトルはイタリア語で「明日」を意味し、同じくイタリア語で「今日」を表す姉妹誌『Oggi』とともに働く女性を応援するコンテンツを発信している。現在 Domaniはデジタルメディアに特化し、「働くママ」に向けた「明日」も楽しむライフスタイルをWEBサイトとSNSで展開。働く自分、家族と過ごす自分、その境目がないほどに忙しい毎日を送るワーキングマザーたちが、効率良くおしゃれも美容も仕事も楽しみ、子供との時間をハッピーに過ごすための多様な情報を、発信力のある個性豊かな人気ママモデルや読者モデル、ファッションのみならずライフスタイルやビジネス・デジタルスキルにも関心が高いエディターたちを通して発信中。
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