オキシドールや中性洗剤との使い方
オキシドールは血液に反応しやすく、応急的な処理に便利です。綿棒などに少量なじませると、泡立ちとともに汚れが浮いてきます。
繊維の変色や肌への刺激が気になる場合は、中性洗剤を選んでもいいでしょう。使い方のコツを知っていれば、状況に応じた対処がしやすくなります。
酸素系漂白剤や重曹を活用し、自宅にある道具で効率よく汚れ除去。
洗っても残ったときは?|再洗い・乾かし方の工夫
一度で落としきれなかった場合、 再洗いの前に確認すべきことや、洗濯後の乾かし方などを確認していきましょう。
汚れが残った場合の修復方法
落としきれなかった汚れは、時間をかけてゆっくり浮かせる方法が向いています。ぬるま湯に酵素系洗剤を溶かし、 30分ほど置いてから優しく揉み洗いすると、繊維の奥に入り込んだ汚れが落ちてきます。
ここで大切なのは、指先の力を加減しながら、擦らずに押し出すような動きにすることです。
乾かす前に確認したい染み残りチェック
洗濯が終わったら、乾かす前にしっかり確認しておきたいのが、汚れの残り具合です。 濡れている状態のままで、明るい場所に持ち出して、眺めるのがおすすめです。

落ちないときの代替策|美しくするための工夫
繰り返し洗っても落ちない汚れには、別の視点からの対処が役立ちます。 白い衣類なら酸素系漂白剤で部分漂白を試し、色柄ものならワッペンやレースなどで隠す工夫をすると印象が変わります。 場所や素材によっては、布用の修正染めスプレーも活用することも考えられますよ。
専門店の選び方
染み抜きを得意とする専門店を選ぶと話はスムーズです。例えば、本記事を監修している、京都、東京(日本橋・南青山)、金沢、鹿児島、高松に店を構える【きものトータルクリニック吉本】は全体を洗わず染み部分のみアプローチすることが可能です。
シルクなどのデリケート素材やお気に入りのお洋服などは専門店へご相談をすると安心です。
最後に
POINT
- 鼻血は放置せず早めの処理で落ちやすさが変わる。
- ぬるま湯+酵素系洗剤でつけ置きが効果的。
- 色柄やデリケート素材は色落ち・傷みを事前確認する。
鼻血による汚れはなるべく早く、そして素材に合った方法で対処することが大切です。
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