【目次】
心身の健康にはとにかく睡眠が大事!と言うけれど
9月10日まで「秋の睡眠週間」なんだそうですが、みなさんぐっすり眠れていますか? 私はというと寝つきは悪く、眠りは浅く、朝になっても疲れはとれない(泣)。毎日バタバタでなかなかたっぷり睡眠時間を確保できないにしても、せめてぐっすり眠って、すっきり起きたいものです。
そこで行ってきました、“スリープツーリズム”。東京・新橋にある「ホテル1899東京」で、安眠のためのホテルステイを体験してきました!
ぐっすり眠るための“ご自愛ホテルステイ”に行ってみた
お茶をテーマにしたホテルである「ホテル1899東京」。くつろぎの時間を彩る“お茶”とともに、ゆったりと時間を過ごせる空間です。この秋期間限定で(11月30日まで)「お茶と眠りのご自愛ステイ− 1899 SLEEP JOURNEY−」を提供中と聞き、我こそは!と予約をとりました。連日ブルーライトを浴び続けて目がギンギンのライターは、果たして何も考えずに眠れるのでしょうか…。

ホテル1899東京が位置するのは新橋駅から徒歩10分ほど、赤レンガ通り沿いの落ち着いたエリア。新橋というと活気ある「サラリーマンの街」のイメージがありましたが、こんなにも閑静でおだやかなエリアもあるんだ、と新発見。周囲には隠れ家的な飲食店がいくつもあって散策も楽しい。もちろん駅前の飲み屋街に繰り出すのもいいですね♪ 少し足を伸ばせば銀座や虎ノ門、東京タワーにも徒歩圏内なので、観光の拠点にもよさそうです。
とはいえ今回は睡眠が目的ですから、アルコールには目もくれず寝まくる所存です! ホテルに一歩足を踏み入れると、かぐわしいお香のかおりがふんわり。あっというまに「非日常」へと引き込まれます。

館内のいたるところに茶道具をモチーフにしたインテリアが!
落ち着いたお部屋はおこもりにぴったり

今回お泊まりしたのは、「スーペリアダブル B -ENGAWA-」というお部屋。その名の通り縁側のような小上がりが特徴的です。コンパクトながら無駄のないレイアウトでなんだか茶室のような雰囲気。まさにおこもりにぴったりの落ち着きです。
デスクがベッドに沿って配置されているのも珍しいですよね。十分な広さがあってリモートワークも捗ります。目線の先が窓になるので、穏やかに差し込む陽が自然と目に入るのもいい感じ。癒し…

ベッドには話題の高機能枕「ヒツジのいらない枕―調律―」がこのプラン限定で用意されています。柔らかな新素材「TPE」と三角格子構造で頭を包み込み、14段階の高さ調節が可能なんだそう。試しに寝転がってみると、“たぷん”と水に浮かぶような弾力がなんとも気持ちいい。

お部屋には茶器と電気ケトル、オリジナルのティーバッグもスタンバイ。お水はたっぷり4本用意されていて、心ゆくまでお茶を楽しめます。オリジナルティーがこれまたおいしすぎて何度も淹れた結果、1泊2日の滞在中にお水はすべて飲み干しました(笑)。

そしてお部屋のもうひとつの特徴は、デスクのすぐそば水場があること! これがものすごく快適で…。茶器をゆすぎたいとき、ちょっと手を洗いたいとき、わざわざ水回りまで立たなくていい気楽さたるや。

今回は「お茶と眠りのご自愛ステイ」ということで、電気茶香炉もお出迎え。

茶香炉は、茶葉を焚いて香りを立てるアイテム。スイッチをいれると深呼吸をしたくなるほどやさしく穏やかな香りが広がります。これは安眠できそう…。

さらにスタッフさん厳選の“睡眠前に心を整える本”も。スマホやPCのブルーライトは安眠の妨げと言われていますからね。私も今夜はスマホを置いて、テレビもつけず、この本たちをのんびり読みながら眠りにおちたいと思います。
どんなふうに眠りたい? 自身の睡眠習慣を改めて振り返ります

さてさて、茶香炉の香りでリラックスしながら、チェックイン時に受け取ったこちらの計画表を記入します! その名も…
ぐっすり眠るための「わたしの睡眠作戦会議」!
まずは自身の睡眠の現状に向き合って、どんな眠りにつきたいか?を書き出します。「ジャーナリング」というやつですね。思うのは自由なので好き勝手に願望を書きました。

そしてお茶を飲みながらまったりとリモートワークをしつつ過ごします。おいしいお茶とお部屋の落ち着いた雰囲気のおかげか、いつもより仕事も捗る気がする。

気分転換をしたくなったら、2階のティーカウンターへ
ちょっと仕事が行き詰まってきたぞ、と思ったら気分転換。2階のティーカウンターでは滞在中、抹茶や煎茶、季節のお茶を何度でも楽しめます(8:00〜10:00は抹茶、15:00〜22:00は抹茶・煎茶・季節のお茶を提供)。



抹茶は茶釜で沸かしたお湯からたてる本格派。お茶を学んだ“茶バリエ”が目の前でたててくれます。



お作法はいったん置いといて、まずはお茶をゆったりと愉しむ気持ちが大切ですよね。仕事の合間にこんなふうにゆとりを持つのは、なんとも贅沢な過ごし方。すっかりリフレッシュして、もう少し仕事をがんばります!
さてさて、そうこうしているうちに日は暮れていき…近隣でサクッとごはんを済ませつつ、夜のお散歩をしたのちホテルに戻って徐々に就寝モードへ。

お部屋に戻った際、茶香炉の残り香がふんわり香ってとても癒されました。自然に穏やかでリラックスしたムードになったのか、テレビもスマホも触る気は不思議と起きず。お風呂に入ったあとは本を読みながら、おやすみなさい!

さて、朝です。おはようございます
そして迎えた翌朝…。なんと、いつも時間ギリギリまでだらだら寝ている私が目覚ましもかけずシャキっと起床しました! 想像以上の爽やかさに思わず窓から差し込む朝日もスマホで撮ります(笑)。慣れないホテルの夜はいっそう寝つきが悪くなりがちですが、この日は本当にぐっすり眠れたようで正直驚きました。素晴らしい枕のおかげ? それともリラックスして過ごしたおかげ? いずれにせよ睡眠の質は改善できるものなのだと実感。

部屋に備え付けの空気清浄機や空調のバランスもよかったのか、寝ているあいだにまったく乾燥を感じなかったのも、安眠を助けてくれたように思います。自宅で就寝中に咳が止まらなくなって目が覚めてしまうことがよくあり…。これまで体質だと思っていたけれど、環境を整えればコントロールできそう、という発見にもなりました。

今回のプランの特典として朝7:30から、抹茶をたてるワークショップが行われていました。大昔に1回くらいやったことがあるようなないような。おそるおそるでしたが、茶バリエが優しく教えてくれるので安心。目覚めの一杯は清々しく、自分でたてた達成感も相まってとてもおいしかったです。
1階のカフェで朝食をいただきます

さて、ホテルステイのお楽しみ、朝食の時間です! 1階のカフェ「CHAYA 1899 TOKYO」にてビュッフェ系式でいただきます。和出汁カレーや抹茶パンなど、オリジナリティあふれるメニューが見逃せません。

もちろん、オリジナルブレンドのお茶も好きなだけ楽しめます! たくさん種類があって、お茶好きとしては本当に楽しい。

チェックアウトは12時までと、余裕のある設定もありがたいところ。せっかくぐっすり眠って癒されたのに、バタバタと帰る準備をするのはちょっと切ないですからね…。最後にもう一眠りしてもよし、ティーカウンターでお茶を楽しんでもよし。
ホテル1899東京は貸し出し品も充実していて、ヘアアイロンやコテまでお借りできるのも満足度が高い。おかげで身支度までノーストレスで終えることができました。

この他にも、くるくるドライヤーやライト付きミラーもお借りできるそうです。女子複数人で旅行したときの「身支度の鏡足りない問題」も解決できる…!!
仕事もしつつひたすらのんびりと過ごした1泊2日、目的のぐっすり睡眠も叶えた大満足のステイとなりました!
慌ただしい日々をリセットするための“ホテルステイ”という選択

スリープツーリズムを体験してしばらく経ちますが、寝る前に意識的にスマホを置いたり、ストレッチをしてみたり、換気をしたりと、上手に眠るためのルーティーンがなんとなくできつつあります。まだまだ「質の良い睡眠習慣」がしっかり身についたとは言えませんが、意識づけができただけでも大きな進歩。少しずつ、上質な睡眠に近づいていけたらいいなと思います。
仕事に家事に毎日大忙しのDomani世代のみなさんも、時には目まぐるしい日々を一度リセットしてみるのはいかがでしょうか。ホテル1899東京の「お茶と眠りのご自愛ステイ」は、その心強い後押しをしてくれるはず。ちなみに大人ひとりにつき5歳までのお子さんひとりが添い寝可能だそう。子供と一緒に睡眠習慣を振り返るのもいいかもしれませんね。もちろん、旅行の宿泊先としても胸を張っておすすめします!
RUIKO
音楽と動物園、お酒をこよなく愛する30代。一杯目はビール派。おしゃれには派手カラーを取り入れがちで、いくつになっても古着MIXが好きです。
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