Summary
- 台拭きは洗い方・干し方で清潔さが大きく変わる
- 重曹や漂白剤を使い分けると除菌効果が高い
- 置き場所は通気性を意識し、湿気を残さない工夫が必須
台拭きは、毎日の食卓や掃除に欠かせない存在です。けれども「どこに置くのが清潔?」「洗い方はどうすればいい?」と迷う人も少なくありません。布タイプを繰り返し使うか、使い捨てを選ぶかによっても、使い方は変わってきます。
そこで、この記事では、台拭きを気持ちよく使い続けるための管理方法や除菌の工夫、暮らしに合った選び方などを紹介します。
台拭きの洗い方・除菌の正解
台拭きは、使ったあと軽くすすぐだけでは十分ではありません。台拭きを清潔に洗う、2種類の工程を確認しましょう。

重曹・セスキ炭酸ソーダを使う場合の手順
重曹や、セスキ炭酸ソーダを使う手入れは、軽い汚れや臭いがある場合に向いています。普段のケアに取り入れやすい方法です。
【1】容器にぬるま湯を入れ、重曹大さじ2(またはセスキ炭酸ソーダ小さじ1)を溶かす。
【2】台拭きを20〜30分浸け置く。
【3】流水でしっかりすすぎ、完全に乾かす。
煮沸・酸素系漂白剤を使う場合の手順
定期的なケアとして、煮沸消毒や、酸素系漂白剤を取り入れると安心です。強い臭いやしっかり除菌したいときにも向いている方法です。
【1】 鍋に水を入れて沸騰させ、台拭きを5分ほど煮沸する。
または、酸素系漂白剤をぬるま湯に溶かし15〜30分浸す。
【2】流水でしっかりすすぎ、完全に乾かす。
重曹や漂白剤での洗浄が清潔を保つ近道
定期ケアの材料|気になる臭いを予防するには?
台拭きを長く清潔に保つには、日常的にできる簡単なケアと、しっかり除菌したいときのケアを使い分けるのがおすすめです。ここでは家庭で取り入れやすい方法を紹介します。
日常的に取り入れやすいケア
毎日のお手入れは手軽にできると、無理なく続けることができます。
除菌剤
スプレータイプなら、使ったあとにシュッとひと吹きするだけで手軽です。毎日の習慣として取り入れやすく、臭いの予防にも役立ちます。
天日干し
天気のいい日には、外に干すだけでも紫外線による自然な除菌効果が期待できます。湿気を残さずしっかり乾かすことも、臭い予防につながります。
重曹
弱アルカリ性で消臭効果があり、軽い油汚れや酸性の臭いを中和します。日常的な軽いケアに向いています。
セスキ炭酸ソーダ
水に溶けやすく、重曹よりも油汚れに強いのが特徴です。アルカリ度が高めのため、短時間の浸け置きに適し、色柄物を長時間浸すと色落ちに注意が必要です。
しっかり除菌したいときのケア
強い除菌や消臭ができる方法ですが、使い方には注意が必要な場合もあります。

煮沸消毒
鍋で5分ほど沸騰させると熱で菌を減らすことができます。家庭で取り入れやすく、臭いが気になるときにも効果的です。
酸素系漂白剤
強い消臭・除菌効果があり、繊維を傷めにくいため週に一度程度の定期ケアに向いています。
次亜塩素酸ナトリウム
高い除菌力がありますが、酸性の洗剤やクエン酸、酢と混ぜると有害なガスが発生するため、必ず単独で使用してください。必要なときに限定し、使用後はしっかりすすいで乾燥させましょう。
除菌スプレーや天日干しで臭いや菌を防ぐ
「台拭き」の置き場所と干し方
台拭きを湿ったまま放置することは、雑菌が増え、臭いやぬめりの原因になってしまいます。清潔に使い続けるためには、置き場所や乾かす場所に工夫を取り入れることが大切です。ここでは布タイプの台拭きを例に、日々の暮らしで実践しやすい管理の基本を整理します。
台拭きの干し方
清潔さを保つ干し方は、風通しのいい場所に吊るして乾かす方法です。マグネット式や吸盤式のふきん掛けがあれば、冷蔵庫の側面やキッチンの壁にも取り付けられ、動線を妨げずに干すことができます。
日々の習慣として無理がなく、よく乾く場所を決めておくと、清潔さが保てますよ。


