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LIFE STYLEいつだって自分に"意識高い系"

2017.11.17

管理職としてのプライドは捨てる!?【私たち、昇進したくない症候群2】

「昇進したくない」という女性の声が多い中、女性管理職の先輩たちに、話を聞いてみました!

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Domaniの読者アンケートによると、働くアラフォー女性の6割は「昇進したくない」という現実。その理由は、アラフォーキャリアに立ちはだかる「長時間労働は無理」「プレイヤーでいたい」「リーダーに不向き」「経験不足」の4つの〝山〟。昇進に際して、そんな〝山〟を感じ、悩みながらも引き受けた女性たちを取材しました。

山本円郁さん(37歳・りそな銀行 世田谷支店 営業部 渉外課 マネージャー)

【管理職DATA】
●業務内容/個人向けの資産運用や相続、ローン、不動産などのコンサルティング営業
●部下の人数/3人 ●家族構成/夫

【山本さんのキャリア年表】
23歳 りそな銀行入社。蒲田支店に配属
31歳 本社に異動
31歳 結婚
32歳 東京中央支店に異動
35歳 営業部 渉外課マネージャーに昇進
顧客は法人の社長やオーナーなど。マネージャーとはいえ部下はおらず、以前と業務は変わらなかった。とはいえ残業が増え家事がおろそかになるかも、と不安に。さらにマネジメント経験がなかったため、自分に部下を一人前に育てる力があるのか自信がなかった。
36歳 世田谷支店に異動し現職
エリア内の約1800の顧客を部下とともに担当。部下の外訪活動に同行し、営業成績の管理などを行う。

「〝管理職はすべてを知っているべき〟というプライドは捨てて正解でした」

最初から完璧な人はいない!自分のスタイルを見つけて

「最初に管理職を打診されたときは、自分に部下の指導ができるのだろうか、部下を評価する立場になっていいのだろうか、残業がこれ以上増えるのは困る…と、管理職のマイナス面ばかり考えていました。

ですが、周囲の先輩管理職に相談すると、全員から『営業担当としてのスキルは十分ついているし、後輩の面倒もよく見ているから、次のステップにいっても大丈夫』と言われ決心しました。とはいえ、昇進した当初は部下はおらず、仕事内容もそれまでとあまり変わらなかったので、管理職になった実感はありませんでした」

そんな山本さんが〝山〞を実感したのは、別の支店に管理職として異動になった36歳のときでした。「初めて5人の部下ができたものの、管理職はなんでも知っていなくてはいけない、自分で全部できなくては、と仕事を抱え込み、帰宅時間が遅くなる日が増えてしまったんです。3か月ほどで追い詰められて、先輩に泣きついたら、『自分でやらなくてもいい仕事は部下に任せるべき』とアドバイスされました。

でもだれに何を任せればいいのかまったくわからず…。そこで、部下がどんな業務にどのくらい時間をかけているか、何が苦手かなど、メモをとり始めました。すると半年間くらい経ってようやく、だれに何を頼むべきか見えてきたんです。

今は、本人の成長のためにも実力より少しだけレベルの高い仕事を割り振るようにしています。部下がお客様に資料を送る際に手書きのメモを自発的に添えるようになったりと、どうしたらお客様に喜んでもらえるかを考えて仕事をするようになってくれたのも収穫です。部下を評価するのは今でも正直苦手ですが、本人の成長につながるよう自分の経験や知識はなんでも話しますし、落ち込んでいたら食事に誘ったりもします。

部下ができた直後は、わからないことを部下に聞いたり頼ったりするのはプライドが許さなかったけれど(笑)、管理職だって最初はみんな初心者。できなくて当然なんですよね。自分も部下も、一緒に成長していけるのだと感じています」

【部下が語る、山本さんはこんな上司】
女性上司ならではの細かい心使いがうれしい
営業成績が上がると社内のみんなに聞こえるくらい大げさに褒めてくれます。ひとりひとりの様子をよく見てくれていて、ミスして悩んでいるとすぐに「大丈夫、なんとかなる!」と励ましてくれて心強いです。(降旗佑季さん)

Domani9月号「昇進したくない」症候群 より
撮影/伊藤 翔、江口登司郎 イラスト/泰間敬視 構成/赤木さと子・酒井亜希子(スタッフ・オン)


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