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LIFE STYLEいつだって自分に"意識高い系"

2017.11.19

全部知っていたいという気持ちはタブー!【私たち、昇進したくない症候群3】

「昇進したくない」という女性の声が多い中、女性管理職の先輩たちに、話を聞いてみました!

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Domaniの読者アンケートによると、働くアラフォー女性の6割は「昇進したくない」という現実。その理由は、アラフォーキャリアに立ちはだかる「長時間労働は無理」「プレイヤーでいたい」「リーダーに不向き」「経験不足」の4つの〝山〟。昇進に際して、そんな〝山〟を感じ、悩みながらも引き受けた女性たちを取材しました。

荒木友紀さん(40歳・カルビー マーケティング部 ポテトチップス部 ベーシック課 課長)

【管理職DATA】
●業務内容/商品企画として、味や食感からパッケージデザイン、販促キャンペーンなどにも関わる
●部下の人数/7人 ●家族構成/夫、子供2人(11歳、7歳)

【荒木さんのキャリア年表】
22歳 調味料メーカーに入社
24歳 結婚
27歳 カルビーに転職。スナック部に配属
前職も商品企画で、キャリアアップのため転職。キャラクターを使った商品企画を担当。
29歳 第1子出産、1年間の産休・育休を取得
30歳 復職
32歳 第2子出産、1年間の産休・育休を取得
33歳 復職
37歳 課長に昇進
当時子供は8歳と5歳。保育園の送り迎えのため、突然のトラブルに対応できないという不安が。
39歳 ポテトチップス部ベーシック課に異動し現職
社内でも大きな部署で部下も2人から7人に。部長やチームのメンバーも入れ替わるタイミングだった。「自分の担当商品のことはすべて把握していたい」という気持ちとの葛藤や、商品知識のない分野で多くの部下をもつことに対する恐れがあった。

「素早く決断する力を養うため、普段から外へ出て、感性を磨くようにしています」

部下に自信をつけさせてチーム全体で成果を出す

「サッポロポテト」などおなじみのスナック菓子を扱う部署で37歳のときに課長になった荒木さん。

「当時は子供が小さく時短勤務の真っ最中で、出張にも自由に行けない状況。しかも上司が時短勤務だと、部下にしても相談したいときにいなかったりと、不安なのではないかと思ったんです。それでも部長が『自分がサポートするから』と言ってくれたので引き受けました。16時30分までに会社を出るため、メールチェックや企画のアイディア出しは、通勤電車の中でするようにしています。また、決断までの時間も短くしました。それまでは、パッケージデザインを決めるのにも、文字の大きさや色の濃淡を考えるときはデスクに向かって悩んでいました。でも、今はスーパーの陳列棚を見たり、ママ友との意見交換から、決断のための感覚を磨くようにしています。おかげで決断力がついた気がします」

39歳のときには、ポテトチップス部に管理職としての異動話がもち上がった。

「会社の主力商品で売り上げも大きい部門です。プレッシャーが大きいうえ、商品知識はほとんどない…。扱う商品も増えるため、承認業務などに時間をとられ、プレイヤーとしての仕事ができなくなるのも寂しいと迷いました。ただ、前職から商品開発畑を歩んできた中で、看板商品を担当できるのはステップアップのチャンス。やってみてダメなら降りようと思い受けました。最初は、材料も製法もわからないことだらけでしたが、詳しい人に聞いたり、工場見学に行くなどして経験不足を補いました。また、これまで以上に部下に任せないと仕事が回らないので、部下の育成も意識しています。自信をつけてもらうため、ゴールが間違っていなければ遠回りになっても部下のやり方を尊重します。経験を積んで、部下自身が判断できることが増えることで、自分も楽になってきたし、プレイヤーとして〝全部知っていたい〞という気持ちにも折り合いがつきました」

「効率化したり、現場で対応できる人を増やして、何かが起こったときも余裕をもつのが目標。後輩に、自分の姿を見て、管理職は楽しそう、と思われるようになりたいですね」

【部下が語る、荒木さんはこんな上司】
前向きな発言でいつも元気づけられます
帰るときに必ず「仕事つまってない?何時ごろ帰れそう?」と声をかけてくれるので安心して仕事ができます。ミスしたときでもすぐに切り替えて対処法を一緒に考えてくれるところも尊敬しています。(大藤友季恵さん)

Domani9月号「昇進したくない」症候群 より
撮影/伊藤 翔、江口登司郎 イラスト/泰間敬視 構成/赤木さと子・酒井亜希子(スタッフ・オン)


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