Q:食事中、仕事のことばかり話す夫にうんざり…
答える人/浅倉利衣(フードインストラクター)
A:子どものためを考えて「楽しい」環境づくりを
もし会話の内容が不満やグチなのだとしたら、食事中は控えるように誘導したいですね。お子さんと一緒に食卓を囲んでいる場合はなおさらです。
味覚形成の観点から言うと、子どもは特に記憶による影響を受けやすいため、その食卓の雰囲気により「おいしい」「まずい」という感覚ができあがっていきます。家族と楽しく食事をした経験が少ないと、味覚の幅が広がりにくくなるとも言われているため、「食べるのって楽しいね!」と感じる環境づくりがとても大切です。
こういったことを冷静に伝えながら、「いつでも話を聞くから、食事中はなるべくお互い気持ちを切り替えて楽しく食べよう」と話してみては、どうでしょう。それに、子どもがいる・いないにかかわらず、そもそもご飯は楽しくおいしく食べたいもの。作ってくれた人に感謝しながら、今日も食べられることに感謝しながら。そういったことを伝えてみてもわからないようだったら、…キレていいと思います(笑)。
フードインストラクター
浅倉利衣(あさくら りえ)
エルメスジャポン(株)に入社し、販売とバイイングを経験。その後、ミス・ユニバース・ジャパン元ナショナルディレクター、イネス・リグロンのパーソナルアシスタントをつとめる。長女妊娠をきっかけに、食について本格的に学び始め、Smart Foodヘッドインストラクターを経て独立。講演にも定評がある。プライベートでは、アメリカ人の夫と国際結婚し、6歳・3歳の娘をもつ。インスタ上でも垣間見せる飾り気のない性格やもの言いが人気。Instagram:@rietokyo_
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