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LIFESTYLE 夫婦

2019.05.12

結婚したイケメンが「冬彦さん」レベルの重度な束縛男に変身!?〜ゆり子さんの場合vol.1

 

優しいイケメンと結婚したつもりが、彼の正体は冬彦さん並みのストーカーだった!ー人生とは喪失と再生の繰り返しのドラマ。「バツイチ」という離婚経験者たちは、ある意味、喪失を乗り越えてなお強く生きるサバイバー!幸せになることをあきらめない、ゆり子さんが経験した離婚の話、第1回。

優しいイケメン夫の正体は実は冬彦さんレベルのストーカーだった!?

(取材データ)ゆり子さん、45歳。25歳で好みのイケメン男性と結婚。しかし徐々に夫からの過剰なまでの束縛に嫌気がさして29歳のときに離婚。その後出会った男性と40歳を機に再婚したところ子供も授かり、現在は穏やかな結婚生活を送っている。

好みのイケメンに猛アプローチで結婚へ!

結婚ってご縁だっていうけれど、最近この連載でいろんな方に取材していて、本当にそれを感じることが多いのです。

それが悪縁か良縁かはさておき、夫婦にまでなる縁って、相当濃いんだろうな〜、と。そして夫婦になるというのはたぶん、お互い何かそこから学ばされることがあるから。

そんなワケで、今回のゆり子さん。私と同い年ながら幸せな再婚をしているバツイチさんで、彼女がどんな風に再婚相手にまでたどり着いたのか、興味津々。でも彼女、美人なんです(笑)。九州出身だからか、はっきりした顔立ちの美人で、男性が放っとかなそう。

さかい(以下、さ):最初の結婚はいくつのときだったんですか?

ゆり子さん(以下、ゆ):25歳のときに、友達の結婚式で出会ったAさんが背が高くてイケメンで。しかも大手企業勤務のいわゆる好物件。私から「タイプです!」ってかなりアプローチしました(笑)。ちょうど結婚願望が強い年頃だったから、「結婚しないなら付き合わない」というのもアピールして。そしたら向こうも「僕もだよ」って言ってくれたので、付き合って半年以内には結婚してました。

「今思えばあれが結婚のきっかけだった」とゆり子さんが話すのは、ある日、激しい雷が家の電線に落ちたときのこと。すごい雷が鳴っている夜で、辺りの携帯電話が混線しまくり、彼がゆり子さんに電話すると混線相手の知らない男性の声が聞こえてきたそう。それをAさんは「他の男が電話に出た!」と勘違いしてゆり子さんと大ゲンカ。

ゆ:彼が「別れる!」って言うんで、「別れたらもうおしまいだよ?」って言ったら、「じゃあ結婚できる?」って。そんな、嵐のあとの結婚でした。

結婚後に気づいた彼の異常な束縛癖

結婚後、彼の仕事の都合で名古屋に引っ越すことになり、デザイン関係の仕事をしていたゆり子さんは、これを機に名古屋でフリーランスになることを決意。しかし新しい土地での生活にも慣れ、仕事が徐々に増えてきた頃、彼の異常なまでの束縛の強さに気づくのです。

ゆ:それまでは在宅で済むような仕事ばかりだったのが、外での打ち合わせが増えてきて。それで打ち合わせが終わって外に出たら、その会社の外の電柱の影で彼が待ってたりするんです。

さ:で、電柱!?こわっ! それってリアル冬彦さん(※編集部注 1992年に大ヒットしたドラマ『ずっとあなたが好きだった』の女性主人公の夫。極端なマザコン、ストーカー的なキャラクターで当時の流行語にもなりました)じゃないですか…(怖くて涙目)。

ゆ:そうなんですよ〜。あとは、その頃彼を車で会社まで送り迎えしてあげてたたんですけど、いつも会社から2ブロックくらい離れたところで降ろさせられて、会社まで行かせてくれないんです。「なんで私は会社の人に合わせてもらえないんだろう?」って思っていたら、実は彼は以前親友が自分の彼女と浮気してた過去があって、そこから女性不信になったみたいで。だから心配で、私のことを同僚にも会わせたくなかったみたいなんです。

Aさんの過去については結婚前に共通の友人から聞いて知っていたけれど、まさかここまで束縛癖が強いとは思っていなかったそう。

「交際中は束縛=愛情の深さと勘違いしてました・・・」

さ:でも、付き合っているときに、そういう兆候はなかったんですか?

ゆ:それがね〜。今思えば、すごい頻繁に電話をかけてきたり、連絡がつかないとき、私の実家の前に夜中、車で待っていたりしたことがあったんですけど…。若いときって、好きな人に束縛されるのがうれしかったりするじゃないですか。「私のことそんなに想っててくれるのね〜」って。しかもその相手がすごいイケメンだったから、私も舞い上がっちゃって(笑)。冷静に考えたら、怖いですよねえ。

仕事での外出が増えたゆり子さんを監視するように、本当に打ち合わせだったのか確認するために打ち合わせ場所に出没していたというAさん。―ヒマ人なのか!?

だけど束縛がヒドい以外には優しいしイケメンだし、楽しかった結婚生活だけど、あるときAさんが「犬を飼おう」と言い始めます。

ゆ:彼が犬を飼ってきたんですけど、彼のお母さんと話して居たときに、お母さんがポロッと、「ゆり子を家に縛りつけたいから犬を飼いたいって言ってたわよ〜」と言ったんです。それを聞いたとき、血の気が引きました。

離婚して引っ越す際には、Aさんの靴箱の中から、数年分のゆり子さんの携帯電話の通話履歴レポートの書類の束が出てきたと言います。冬彦さんも真っ青なストーカー束縛夫と、果たしてどうやってゆり子さんは無事離婚できたのか? そしてそこからどう再婚相手と出会ったのか? 気になる続きは、次回で!

 

インタビュー・文

さかいもゆる

出版社勤務を経て、フリーランスライターに転身。——と思ったらアラフォーでバツイチになり、意図せず、ある意味全方位フリーダムなステイタスになる。女性誌を中心に、海外セレブ情報からファッションまで幅広いジャンルを手掛ける。著書に「やせたければお尻を鍛えなさい」(講談社刊)。講談社mi-mollet「セレブ胸キュン通信」で連載中。withオンラインの恋愛コラム「教えて!バツイチ先生」ではアラサーの婚活女子たちからの共感を得ている。

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