Q:友達同士、SNSの「映え」競いに疲れました。どう抜ける?
答える人/高橋 暁子(ITジャーナリスト)
A:複数アカウントをもって徐々に移行を。
女子大生がよくやっている方法として、複垢(複数のアカウント)をつくって使い分けるというのがあります。その中に、疲れる関係以外のただ楽しむだけの趣味アカウントがあってもいいですね。女子大生は最近、InstagramなどのSNSも「映え」よりもストーリーズや動画などで日常を記す場として活用し始めています。「今ここにいまーす」など、後に残すのではなくそのときだけのライブな楽しみとして。
そうして、趣味のアカウントのほうをメインに使っていき、これまでのメインのアカウントと接する頻度を少しずつ下げていくのが、いいのではないでしょうか。
この複垢作戦でもダメなら、いったんインスタのアプリをスマホ上から削除してみるという方法もあります。アプリを削除してもアカウントを削除するわけではないので、ダウンロードし直せば問題なく同じ状態で使えます。
Instagramは動画が多くいわゆる通信容量を食うので、いっときだけでも削除するのは通信制限を気にする人にも有効です。再ダウンロードはWi-Fiがつながる環境でだけやる、ランチタイムだけ使う、というふうに決めておくのも、いいでしょう。ぜひ、試してみてください。
ITジャーナリスト
高橋 暁子(たかはし あきこ)
書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、企業などのコンサルタント、講演、セミナーなどを手がける。SNSや情報リテラシー教育などについて詳しい。元小学校教員。『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎)など著作多数。『あさイチ』『クローズアップ現代+』などメディア出演多数。
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