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LIFESTYLE シングルマザー・再婚

2019.06.10

初婚で浮気しまくって5年で離婚!39歳で13歳年下男子とデキ婚して幸せになるまで【バツイチわらしべ長者〜麻美さんの場合まとめ】

 

人生とは喪失と再生の繰り返しのドラマ。「バツイチ」という離婚経験者たちは、ある意味、喪失を乗り越えてなお強く生き、幸せになることをあきらめない人生のサバイバーでもある。バツという離婚経験が、幸せな結末=マルになる日を夢見て。そんなバツイチたちへのインタビュー。

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アラフォーバツイチが13歳年下男子と授かり婚!?

(取材者データ)
麻美さん(仮名)、44歳。元・自他共に認めるヤ●マン。29歳で同僚の夫と結婚するも、不倫しまくって34歳のときに離婚。その後、「名前も人数も覚えきれないくらいの」男性と関係を持ち、39歳のときに仕事で出会った13歳年下の恋人といわゆる〝デキちゃった婚〟し、今に至る。独立したてのカメラマンで子煩悩な旦那様が家事と育児をこなし、麻美さんが一家の大黒柱という夫婦スタイル。現在の悩みは「年下夫のプライドをことごとく砕いてしまい、もはやいったい、どうやって男を立てればいいかわからない」こと。

え~、今回取材させていただいた麻美さんは、かなりぶっとんだ女性でございます。まず、自分のことを自ら「ヤ●マン」呼ばわり。フリーランスの編集職でそこらの男性よりも稼ぎ、再婚相手の若い旦那様と4歳の娘を養っている、一家の大黒柱。

最初の結婚相手はどんな方だったんですか?

麻美(以下、あ)「大学卒業後、出版社に入社したんですけど、同期4人のうち、3人と付き合ったんです。その3人目の彼が夫でした」

社内「3人目の男」だった麻美さんの夫Fさんですが、自分が3番目であることは知った上で彼女を受け入れる懐の深い男性だったそう。――だそうですが、麻美さんの傍若無人なわがままぶりに「ついていけない」と、交際5年目の頃に一度「捨てられかけて(麻美さん談)」、そこで麻美さんは改めて彼が結婚には申し分ない〝好物件〟だということに気づきます。

●某有名私立大学卒
●浮気しない、お酒も飲まない
●地味で真面目

そんなFさんに、麻美さんは「こいつと結婚しておけば食いっぱぐれることはなさそう!」と思って「結婚しよう」と逆プロポーズしたところ、めでたく復縁できて結婚することに。しかも彼は品川にマンションまで買ってくれたそうです。

あ「今思えば、完全に打算で結婚しましたね。親からの刷り込みで、〝結婚するならこういう人〟というテンプレみたいなものがあって、それに縛られて条件だけを見て居た感じです。私も若かったんですよねぇ」

Fさんとは職場結婚となるわけですが、披露宴にはその前日に浮気した会社の同僚も参列するわ、結婚後も年上の既婚者に貢がせたり年下の新人とも職場不倫しまくるわ、麻美さんの暴れん坊ぶりは一向に収まることがありませんでした。
旦那さんからしたらたまったものではありませんが、彼女のこういう天真爛漫とも言える自由気ままな性格がたぶん、真面目でなかなか自分の殻を破れずにお利口に生きている人々からしたら、すごく魅力的に映るんだろうな~と感じます。

麻美さんは浮気を繰り返したのちに、夫Fさんへの気持ちが全くなくなってしまい、別居を切り出します。Fさんは男グセの悪い麻美さんが浮気していることに薄々気づきながらも、優しく「いいよ」と承知してくれたのでした。

最初の結婚中、本気の「浮気」▶︎アラフォーバツイチが13歳年下男子と授かり婚!?

傷心の破局とワンナイトラブ全盛期

浮気相手のSさんに本気になり、離婚した麻美さん。
Sさんと再婚してめでたしめでたし、となればよかったのですが、そうはいかないのが人生の常(涙)。ある日彼の携帯の中に、浮気相手の女性との××写真(××に何が入るかは想像にお任せします)をみつけてしまい、またまた修羅場に。疲れ切ってSさんと別れ、離婚してからもSさんとの恋を相談していた元夫のFさんの元に戻ろうとしたところ、

俺はお前の保険じゃない
と突き放されてしまいます(当たり前だ)。
ここで本当に大事だったのは誰かということにようやく気付いた麻美さんですが、時すでに遅し。そこから、麻美さんが「何人と寝たか覚えていない」というワンナイトラブ・カーニバル全盛期に突入してしまうのです。

あ「彼氏は欲しいけれど、あんなにしんどい想いをするくらいならワンナイトでいいや、と。その頃は一回寝ると征服欲が満たされて飽きてしまっていました。『連れ込んだら勝ち』、というゲームみたいなもの。もう一度あの頃に戻りたいかと言われたら、疲れるし二度とごめんだけど、それはそれで楽しく過ごして居た時期ではあったんです。そのくせ、夜ひとりになると、夫への罪悪感とSさんへの未練で毎晩泣いていました。」

離婚で傷心の麻美さんは、もはや自分のやっていることがよくわからなくなり占いに通いまくります。その頃、麻美さんが、山梨県まで行ってみてもらった占い師に「京都の鞍馬寺へ行け」と言われ、行ってみることに。
あ「馬山を父と母と3人で登って、鞍馬寺もお参りして。近くにある、縁結びで有名な貴船神社の水占いという恋みくじを引いたら、大吉だったんです。そうしたら母が、『麻美ちゃん。来年は色々変わるわよ!』って。実際、翌年に入ってすぐに、ずっと働いていた雑誌が休刊になり、フリーランスのエディターとしてやっていくことに。フリーになってすぐに受けたハワイ出張の仕事で出会ったのが、今の夫なんです」

撮影で訪れたマウイ島で、カメラマンのアシスタントとして連れてこられたのが、13歳年下のKさん。広告の撮影だったためスケジュールがゆったりしていて、スタッフみんなでビーチで遊んだりしているうちに一気に距離が縮まったのだとか。

13歳年下のKさんはクラブ好きで安アパート住まいで見るからに頼りなく、麻美さんは「野良猫に餌をあげているような感覚」で付き合っていたと言います。けれど頼りないなりに、40歳になろうとしていた彼女の将来をちゃんと考えてくれていて、「子供とか結婚とかどう考えてるの?」と聞いてくれたそう。子供が絶対に欲しいと思っていた麻美さんは、「年齢的に妊娠はもしかしたら無理かもしれないけれど、トライするだけしてみよう」と、Kさんと一緒に暮らし始め妊活をスタート。その半年後には妊娠が発覚したのでした。

 

一家の大黒柱となった麻美さんの現在の悩み▶︎再婚して13歳年下夫と娘を養う大黒柱ママに

インタビュー

さかいもゆる

出版社勤務を経て、フリーランスライターに転身。——と思ったらアラフォーでバツイチになり、意図せず、ある意味全方位フリーダムなステイタスになる。女性誌を中心に、海外セレブ情報からファッションまで幅広いジャンルを手掛ける。著書に「やせたければお尻を鍛えなさい」(講談社刊)。講談社mi-mollet「セレブ胸キュン通信」で連載中。withオンラインの恋愛コラム「教えて!バツイチ先生」ではアラサーの婚活女子たちからの共感を得ている。

※プライバシー保護のため、インタビューの内容を一部変更しています。

イラスト/naotte 取材/さかいもゆる 再構成/Web Domani編集部

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