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2019.08.20

卒婚は、覚悟を決めるまでが9割!【彼女たちの卒婚ストーリー 秋穂さんの場合vol.3】

夫の人間性が嫌いなわけではないけれど、一緒に暮らしているうちに体が悲鳴をあげるようになってしまった秋穂さん。なかなか決着がつかず泥沼化する夫婦も多い中、卒婚を決意してから1か月で離婚届を提出するためには、実は、着実な段取りを踏んでいました。

彼との生活に体が拒絶反応を起こして家出!

ある朝、夫がギャンブルから帰ってこず、「このままずっと帰ってこなくてもいい」と思ってしまった秋穂さん。(前回のストーリーはこちら

「その後、彼が帰宅したんですけど、彼の顔を見たら吐き気がしちゃって。体に症状が出てようやく決心がつきました。このままでは娘の前で笑顔でいられない。別れるしかない、と。自分は全く余裕のない中で子育てをしているのに、家に帰らずギャンブルに耽り、帰れば寝ているだけの夫を見ていることに、もう耐えられませんでした。

その日、仕事を終えたらすぐに自宅で私と娘の着替えをまとめ、娘を保育園にお迎えに行き、その足でホテルに向かいました。少しでも明るい気持ちになれるように、ふだんは泊まれないような超高級ホテルに、彼の支払いとなる家族カードでチェックイン(笑)。娘とはプチ旅行のような楽しい雰囲気になるよう配慮しつつ、彼には離婚の決意表明メールを送りました」

家出から約1か月のスピード離婚。決めてしまえばラクだった

それ以来、秋穂さんは彼となるべく顔を合わせないようにした。彼には実家に帰ってもらい、彼のいない家で新しい部屋探しをしながら、弁護士を通して条件面での相談をした。そして決意から約1か月後には離婚届を提出するというスピード離婚が実現。

「離婚は、決意することがほぼすべてだと思います。これまで何度も話し合いを重ね、夫婦でつくってきたルールは全て紙に書いて残っていました。そしてそれが破られてきたLINEの証拠もすべてプリントアウトしておきました。はじめは彼も、『考え直してほしい。話し合いたい』というモードでしたが、私はこれまで十分に話し合いを重ねてきたこと、それでもダメで今に至っていることを、目に見える形で伝えることができました。

頭のいい人なので、離婚を決意し準備もできている妻と闘っても無駄だと冷静に理解してくれたようです。その後の展開はスムーズでした。彼は根っからの極悪人というわけじゃないし、もし私に収入がなかったら耐えていたかもしれない。でも、離婚って、女性が長年かけて獲得してきた権利だと思うんですよ。自分の収入を得られるようになって、世間的にも後ろ指を指されなくなって。私の祖母も母も離婚したかったけどなかなかできなかった。でも私はしようと思えばできる。だったら自分に嘘をつかずに、自分を傷つけないように、正直に生きようと思ったんです。

感情モードだった彼も、秋穂さんの決意が固いと知るや実務モードにスイッチし、養育費の金額や面会のルールなどを決めるテーブルに冷静についてくれた。

「相手は頭のよい経営者ですから、いざ条件の交渉となると緊張しました。私も『ハーバード流交渉術』という本を熟読して挑みました(笑い)。でも、傷つけ合う暇もない勢いで離婚に突き進んだおかげで、心配していた無駄な駆け引きなどもなく、お互いにそれなりに納得できる条件となりました。決まった条件は、公正証書にしました。結婚生活で作ったルールはすぐに破られたのに、このときにつくったルールは離婚3年目にして守られているというのも、この時にありのままの自分で話せたからだと思います」

早朝のカフェで離婚届に捺印、握手をして別れた  

細かい条件面は直接会わずにやりとりできたものの、最後に離婚届にハンコをもらう段になり、彼から会いたいという連絡が。

「夜に話し合って妙にセンチメンタルになってもいけないので、早朝、出勤前にガラスばりのカフェで会いました。ハンコをついた彼から握手を求められ、『今日から新しい関係のスタートだね!』と言われました。前向きな人で本当によかったです(笑)」(次に続く)

取材・文/酒井亜希子(スタッフ・オン)

 

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