学童と習い事が両立できるビジネスプランで新スタート【ワーママの転職/畑川麻紀子さんの場合・後編】 | Domani

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2019.09.30

職場に泣きながら電話をかけてきた長男が変わった!【ワーママの転職/畑川麻紀子さんの場合・後編】

転職のスタイルは十人十様。成功ポイントも人それぞれ。ワーママになってから転職・独立を実践した実例を紹介する新連載。あなたに合うケースが見つかるかも?(前編)

Text:
南 ゆかり(フリーエディター)
Tags:

子どもが楽しめる場があることは、ワーママの助けになる

●PROFILE
畑川麻紀子さん・36歳・東京都在住
フリーランス。キッズ英会話、地元でのキッズ交流プログラム企画・運営
10歳・6歳(男児)の母

○前編:念願の新規事業に参加! からの妊娠でドロップアウト気分…

外国人旅行者と地元の子どもが交流

会社を辞めてすぐ、住んでいた区が主催する創業セミナーに通い始めました。ビジネススクールでのMBA取得を通して、なにかビジネスを始めることは想定していましたが、その中身まではまだ決まっていなかったのです。まずは地元のママたちにアンケートを取りながら、ワーママたちの実情をリサーチ。

それらをもとに私がつくったビジネスプランは、地元密着型の学童保育。息子がよく職場に泣きながら電話をかけてきたことも、アイディアのきっかけです。学童保育と習い事を両立できるような機会はつくれないものか。子どもも親も安心できて、笑顔になれて、さらに地元の施設にも貢献できるような。結果、子育てしやすい区としてのアピールになればと考えたのです。

このアイディアをまとめ、区のビジネスプランコンテストに応募したところ、特別協賛賞を受賞。そこからは区や地域の賛同者の協力を得ながら、プランを実践に移してきました。たとえば、日本語学校の留学生と地元の子どもが一緒に遊びながら交流するというイベント。英語で会話するのは抵抗がある子どもも多いので、このときは「みんな日本語で」というルールでした。同様に、夏には日本式の夏祭りを楽しんだり、日本語学校の協力を得ながら、内容をバージョンアップさせてきました。

結果は大成功。留学生たちも子どもたちも、笑顔であふれていたのが、なによりの証拠です。子どもたちが楽しんでいたのはもちろん、留学生たちは撮った写真を子どもたちに見せたり、日本語で説明したり。また、地元のゲストハウスで開催した宿泊イベントでは、引っ込み思案な子どもたちも、外国人旅行者とのコミュニケーションを楽しむことができました。

▲近隣のゲストハウスにてキッズイベントを開催した時の模様。

英語教室のかたちもいろいろ

今の私は、こうした交流の場を運営しながら、自宅で子どもたちに英語を教えています。自分の子育ての悩みから始まったビジネスは、回数を重ねながら、少しずつ広がっています。

さらには、英語教室も先生は私だけでなくいろんな国の人がいていいし、それも場所を変えながら、形を変えながら、子どもが楽しめる場をつくっていけたら。英語を教え込むのではなくて、「参加してみたら面白かった」「英語が話せた!」が理想です。それが、めぐりめぐってワーキングママの助けになって、ようやくビジネスプランは完結する。急がずに、少しずつやっていきたいと思っているところです。

勇気があれば進む勇気もあるはず

そして今。よく泣いて電話をかけてきていた長男に、その面影はありません(笑)。親がいつも近くにいるという安心感を自然と得られているようです。

私自身はといえば、ずっと会社員だった人生がこんなふうに変わると思っていなかったけれど、いつもどこかでモヤっとしていたものが、すっきりした気持ちです。

私は退職したけれど、会社勤めをしながら地域の活動をしている人もいるし、副業をしている人同士、助け合ってビジネスをしているケースもたくさんあります。ただ、もし会社勤めにモヤモヤしているなら、一度辞めてみるのもあり、というのが私の今の思いです。辞める勇気があれば、次に進む勇気もあるはず。それに、会社員以外の経験をやって別の道を歩いてみるのも、悪くない。だって、人生は長いし、いつでもまたやり直しことはできるんですから。(終わり)

●ワーママ転職成功の法則
1、迷っているなら、現状の会社を辞めてみるのもあり
2、一時的に仕事を休んだり子どもとの時間を増やすことも、次のステップを考えるきっかけになる
3、ときには自分に負荷をかけて仕事をしてみる

南 ゆかり

フリーエディター・ライター。半年にわたって取材・執筆した書籍『真夏も雪の日もかき氷おかわり!』発売中! ほかに書籍『今の私は』(後藤真希・著)、Oggi誌面インタビュー連載「この人に今、これが聞きたい!」「お金に困らない女になる!」などなど。

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