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2019.10.26

同窓会で再会した彼と青春時代のやり直し【恋する母たちvol.2 カヨさんの場合】

ワーママたちの間で密かに人気のマンガ『恋する母たち』(柴門ふみ作/小学館)。夫との関係、子どもの成長など、さまざまな事情を抱える3人の母たちが “恋”をする様子に、ワーママたちが興奮するのはなぜ? 今回は“恋らしきもの”を楽しんでいるワーママ、カヨさんのストーリーです。

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同窓会でかつての“さわやか青年”に再会! 青春時代のやり直しが始まった


人材系の企業で働いているカヨさんは45歳。4年つきあって職場結婚した夫と、結婚して15年経つ。

「結婚5年目に授かった息子が小学5年生になって思春期の入り口に、夫と私は更年期にさしかかってきて、家族全員気持ちの余裕がありません。夫も教育方針がハッキリしているから、私とも息子とも意見がぶつかることが多くて、家の中がピリピリしています。そんな中、数か月に1回デートしている彼は、癒し、ですかね。肉体関係はありません!」

カヨさんがいう“彼”とは、九州で過ごした高校時代の同級生のこと。現在は関西のとある都市に単身赴任しているが、40歳ごろから東京に住んでいるメンバーで年に数回、集まるようになった同窓会で、東京出張中の彼に再会した。

「高校時代、私は特進クラスに所属していて、『同級生の男子なんて子供っぽくて…』とスカしてたタイプ(笑)。一方、彼はバスケ部で目立つさわやかスポーツマン。密かに『かっこいいな』とは思っていましたが、当時はたぶん一度も会話をしたことがないと思います。それが同窓会でたまたま隣り合わせたら、彼が人事の仕事をしていることもあって、共通の話題で盛り上がったんです。

そこで別に『彼が好き!』などと思ったわけじゃないんですが…。高校時代に男女取り混ぜた同級生とワイワイ騒ぐ、ある意味〝正しい青春時代〟を過ごし損ねた私にとっては、高校時代のやり直しをしているみたいな感覚もあったのだと思います」

〝茶飲み友達〟としてのデート、そしてキス


それから数年間、ときどき個人的にやりとりはしていたけれど、距離がグッと近づいたのは去年のこと。

「何学年も一緒に開催する公式な同窓会に彼が来るというので、『だったら同窓会の前に、お茶してから行く?』という話になったんです。その日は本当にそれだけ。でも翌月、また彼の東京出張の日程が、夫と息子がふたりで外出するタイミングと重なっているとわかって、『せっかくだから、ゆっくり出かけようか。下町巡りでもする?』と。

当日は夏の暑い中、昼間からウロウロ公園を歩いたり、アメ横で立ち飲み屋に行って『これがハムカツかぁ~』なんて他愛のない会話をしたり、夜はしっとりてんぷらを食べたりして、でもちゃんと終電で帰りましたよ(笑)。あ、でも電車の中で手をつながれたり、別れ際に軽いキスはされました。ちょっと酔っぱらってたし、お互いに『いいな』と思っているのはなんとなくわかっていたから自然な流れでした。

また別のとき、今度は私が出張で彼の単身赴任先の近くに泊まりで行くことがあったんです。ふたりで飲んだ後、私の宿泊先のホテルまで送ってくれて『おやすみ』。のキス。翌朝、朝ごはんを一緒に食べる約束をして部屋まで迎えに来てくれたときも、『おはよう』のギューをして、すぐチェックアウトしました。

そこで、セックスまでなだれこまないのは、年齢のせいでしょうか?(苦笑) お互いに20~30代のギラギラした感じでもないし、お互いに好意があったら必ずセックスに向かわなきゃいけない、という感じでもない。そこまで深入りするのは正直、めんどうくさいです。子育て中で時間的制約だってあるし、家族に嘘をつくことが増えたり傷つけたりするのはイヤだし」

恋愛感情のない夫と、長い結婚生活のスパイスとしての恋


高校時代から結婚前まで、きちんとつきあっている彼氏が途切れることはなく、好意を寄せてくれる“つかず離れず”の関係の男性も絶えなかったカヨさん。ある意味、恋に発展しそうでしない男女の戯れともいえる“フラート”的な関係に免疫があるから、成り立っているのかも!? 今の状況に、後ろめたさはあるの…?

「仕事相手でもないし、だれに見られても正々堂々としていられる友達ともいえないし…。うーん、“浮気”って呼ばれる関係なんでしょうね、こういうの。でも、これくらいのことはあってもいいんじゃない? というのが率直な気持ち。仮に、夫に同じようなことがあったとしても、あえて知りたくはないけど、いいんじゃない?とは思います。

だって結婚生活って長いですよ。夫とは知り合ってから今まで20年になるんです。子どもを授かるまでだって〝男女〟としての気持ちをなんとか奮い立たせてもたせていたのに、子どもが生まれたら完全に〝共同育児者〟ですよ。夫は人としては信頼できるし離婚する気もないけど、もう男女には戻れない…と思ったら、ボーイフレンドと軽いつきあいをするくらい…って思うんです」

「彼じゃなきゃダメ」なわけじゃない。でもだれかに優しくしてもらいたかった…?


彼とのメッセージのやりとりは、1週間に1回あるかどうか。

「『おつかれさま』とか『仕事大変だね』とか、『コレを食べたらおいしかった!』とか、どうでもいい会話だけれど、夫は優しい声をかけてくれないから、ホッとするんです。嘘かホントかわからないけど、彼のほうの結婚生活は破たんしているそうです。

でもかといって、彼とこれ以上どうなりたいという欲望もなく、ただ、会ったりしゃべっているのが楽しい。ヘンな話、彼じゃなきゃダメだったかと言われたら、そうでもない気もします。同窓会で盛り上がったのが違う男性だったら、その人とこんな関係になっていたかもしれない」

一方で、夫と、子育てが終わった後も一緒に生活するイメージも出来なくなりつつあるとかで…。

「子どもが巣立って私がひとり暮らしをするようなことがあったら…もうちょっと深い関係になるという未来もありえる…?? でもそれっていつのこと? 10年後?(笑) あんまりリアルには想像できないな。茶飲み友達のまま、自然消滅かな」

取材・文/酒井亜希子(スタッフ・オン)

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