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WOMEN女の人生を考える

2019.10.25

これって不倫?お互いの家庭は壊さない約束で…【恋する母たちvol.1 ユリさんの場合】

ワーママたちの間で密かに話題を呼んでいるマンガがあります。それは、柴門ふみさんによる『恋する母たち』。名門中学に息子を通わせている3人の母たちは、妻でもあり、女でもある。それぞれ事情を抱えつつ“恋”をする様子に、ワーママたちは感情移入したり、反発したり、「私も“恋”したかったんだ」という気持ちに気づいたりするのかもしれません。でも、恋をしているのは決してマンガの中の母たちだけじゃないかも? リアルに“恋”している母たちのストーリーをお届けします。

家庭は円満。でも週に1回、別の男性と会うように。これって“浮気”ですか?

「夫婦仲はうまくいってますよ」と話すのはフリーランスで働く42歳の心理カウンセラー。45歳で銀行勤務の夫と、小学校3年生の娘と穏やかに暮らしている。

「もともと友人同士のグループで知り合った夫とは、10年ほど前に結婚しました。結婚直後に彼の海外転勤が決まって、私も一緒にイギリスへ行ってしばらくして娘が生まれました。『父親も一緒に育児をするのが常識』という価値観が強い社会で育児が始まったので、彼にとってもそれがあたりまえみたい。今も家族との時間をとても大切にしてくれています。

帰国した今も平日も20時くらいまでには帰宅して、夕飯を一緒に食べ、食後はそれぞれ趣味の音楽を聞いたり動画を観たり。夫のことは今も好きだし、セックスも数か月に1回ですが、私から『したい』と言ってしています」

そんな生活に何も不満はないけれど、半年ほど前から、夫にも子どもにも、友達にも話していない秘密ができた。週に1~2回、ほかの男性と会うようになったのだとか。

最初は習い事で出会った、ただの知人だったけれど…


きっかけは、家の近所を歩いていたとき、たまたま通りかかったダンススクール。実はユリさんは学生時代に競技ダンス部に入っていて、スクールを見た瞬間に「子どもの学校生活も落ち着いてきたし、そろそろ趣味を再開してみたい」という気持ちがムクムクとわき上がってきたのだそう。

「最初はレッスンのときに先生と踊っているだけで満足だったんですが、そのうち先生から地域の競技会に出てみないかとすすめられて、レッスンを増やすことにしました。そこで彼とペアを組むことになったんです。

数年前に独立して、今はフリーランスで働いているコンサルタントです。ただ、同居している実のお父さんの介護もあったりして、仕事はかなり控えているから、平日の昼間にスクールに来ているということでした」

数か月後の競技会を目標に、彼と会う頻度は増えていった。

「せっかく出るなら結果を出したいじゃないですか。それで、スクールでのレッスンだけではなく、ふたりの動き方や作戦を一緒に考えたり自主練したりして、週3ペースで会うようになったんです。それでプライベートなことも話すようになって…。

練習中から『いい人だな』とか『ペアを組みやすいな』とは思っていました。それに彼の、色白で皮膚が薄くて、筋肉が透けて見えるような腕なんかを見て『ちょっとエロいかも』とも(笑)。それはともかく、ふたりで競技会に臨んだら入賞することができて! 『私たち、やっぱり合うね! また頑張ろう』とテンションが上がりました」

趣味仲間が“特別な人”に変わるまで


ところが、その直後にユリさんが脚をねん挫して、レッスンをお休みすることに。復帰したら今度は彼が肉離れでお休み。しばらく会えないときもLINEでのやり取りは続けていた。

「『今日、練習に行ったら○○さんがいたよ』とか他愛もない話なんですが、すごくしっくりくるんです。それで『なかなか一緒に練習できないから、たまにはお茶でもしましょうか』ってことになって。

そうしたら! 『こないだ誕生日だったでしょ?ハイ!』って、レッスンのときに持って行くタオルやなんかをプレゼントしてくれたんです。お気に入りのパティスリーのクッキーも一緒に。私、本来は好きなものは自分で買いたいし、サプライズでどうでもいいものをもらったりするのって、好きじゃないんです。でも本当に思いがけないプレゼントだったので、グッと気持ちが高まってしまってしまいました」

こんなに落ち着ける相手に、今ごろ出会うなんて


それから週に1回くらい、カフェでお茶をしたり、公園でお昼を食べたり、といった関係が続いている。

「いや、ホントにそれだけの、プラトニックな関係ですよ。テニスの話をしたり、仕事の相談をしたり…。彼はどちらかというと理詰めでモノを考えるタイプの人で、仕事も結婚相手も、合理的・現実的な選択肢の中でベストを選んできたみたい。私みたいな感覚で動くタイプの女性とはあんまり接点もなかったみたいで、面白がってくれるんです。

私にとっての彼は…。仕事ではもちろん求められる水準があるし、家だとどうしても“母”や“妻”の役割があるじゃないですか。夫とも家庭を運営する“パートナー”という意識が強い。でも彼と会っているときは、本当に“自分”に戻れるような気がするんです。彼に出会って『もっとちょっとキレイにしよう』くらいの気持ちにはなったけど、『ドキドキしたい』とか『セックスしたい』とかっていうより、ソウルメイトみたいな感じが近いかも。…特別な存在なんです」

自分から告白…! でもそれは、お互いの家庭を壊さないことが前提


実は、少し前にユリさんは、彼に気持ちを伝えたのだとか。

「『あなたのこと、いいな、と思ってる』と言いました。彼との関係に何か進展を望んでいるわけではないけれど、彼が私のことを同じように考えてくれているのか、確認したい気持ちがあったのかな。

彼が『奥さんのことは大事に思っているし、コミュニケーションもうまくいっている』と言っていたのも、気持ちを伝えた理由のひとつでした。私も夫とは仲よし。たとえば彼が奥さんと、または私が夫とうまくいっていなかったら、『今すぐ会いたい…!』みたいに依存してしまいそうじゃないですか。そうなったら、もう終わりだから。

彼も『理屈じゃ説明できないけど、今まで感じたことがない気持ちをあなたに抱いている』と言ってくれました。彼ともときどき『お互いの家族は大切にしようね』と確認し合っています」

もちろん、LINEが来てもスマホの画面に通知が出ないように設定しているし、ダンスの練習以外についての履歴は即刻消去。

「“浮気”とか“不倫”とかいう言葉はしっくり来ないけど…彼が私にとって、大切な人であることは確かです」

取材・文/酒井亜希子(スタッフ・オン)

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