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LIFESTYLE インタビュー

2019.12.01

テレビアニメ『ポケットモンスター』新主人公・ゴウと自分が似ている部分って? 声優・山下大輝さんスペシャルインタビュー Vol.2

 

忙しい毎日を送るワーキングマザーたちに、楽しい癒しを! 大人の女性誌による、大人の女性のための、大人の男性声優に特化したインタビュー連載、『女は耳から恋をする』#耳恋。テレビアニメ『ポケットモンスター』に新主人公・ゴウ役として出演中の山下大輝さんに、自身が演じる役について、大好きなフシギダネについて、そして今シリーズの要チェックポイントについて、たっぷりと教えてもらいました!

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サトシに出会わなければ、あの感動は味わえなかった——「サトシとゴウは、お互いに不足している部分を補い合える相棒」

毎週日曜ゆうがた6時からテレビ東京系にて放送中のアニメ『ポケットモンスター』。本作の〝 W主人公〟のうちのひとり、ゴウを演じている山下大輝さんへのスペシャルインタビュー第2弾。第3話「フシギソウってフシギだね?」の放送が終わったところで本記事は配信されています。たくさんのフシギソウやフシギダネが登場した第3話、みなさんはもうご覧になりましたか?
今シリーズの大きな特徴でもある〝 W主人公〟について「サトシとゴウって、性格もポケモンとの関わり方も全然違うんです」と前回のインタビューで山下さんが話されていましたが、第3話の序盤に〝ふたりの違い〟がわかりやすく現れた場面が。困っているフシギソウに対してサトシとゴウがとった〝対象的な行動〟が印象深く感じられました。

▲今日から12月!クリスマスも近づいてきた…ということで山下さんの衣装もその仕様に!?

「そうなんです。サトシは困っているフシギソウに手を差し伸べるけれど、『すぐ助けてしまうのは人間のエゴで、フシギソウのためにならない!』と考えるゴウはあえて助けようとしないんですよね」

サトシとは異なる、新たな主人公像を持っているゴウ。山下さんから見て、ゴウはどんな少年なんでしょう。

「サトシは輪の中に自分から飛び込んでいって、対象を自分自身で〝感じよう〟とするタイプ。その一方で、ゴウは何でも分析して調べて、その中で対象との距離を縮めていくタイプ。考え方が現実的なのかな。そして新しいポケモンを見るのが好きで、自分の分析の中から新しい発見が生まれたらすごく嬉しい!って感じる少年ですね」

それぞれ異なるベクトルでポケモンと向き合っていますよね。



「冷静に考えて行動を起こすゴウにとって、サトシの存在は〝驚き〟だったと思うんです。だから、自分とまるで違う考え方をしているサトシのことをはじめは受け入れられずに、もやもやしていて。でも、すごく楽しそうなサトシの姿を見ているうちに『あれ?サトシみたいにポケモンと触れ合うのも楽しいのかな?』と思えてきたり、ポケモンが大好きっていう根底の部分はふたりとも同じだから、足を踏み入れてみたら、サトシみたいにポケモンと触れ合うのもすごく楽しい。こんな楽しみ方もあるんだ!って新しい発見・感動に出会えたり。逆にいえば、サトシと出会っていなければ、その感動に出会うこともなかったのかなと思います。それはサトシも同じで、お互いに不足している部分やわからない部分を補い合える相棒なんだな、と改めてこの回で感じさせられましたね」


山下さんとゴウの似ている部分は…「すぐスマホで写真を撮っちゃうところ」!?

サトシにくらべて、ゴウは今ドキの少年、現代っ子として描かれているなと思うのですが…演じている山下さんからみるといかがでしょう?

「確かに!どこにいてもどんなときもスマホロトムを取り出して写真とか動画を撮っちゃうところとか、物事をちょっと俯瞰的に一歩引いた場所から見始めるところとか、今っぽいですよね」

現代っ子・ゴウと山下さん、ご自身でも似ているなと思う部分ってあるんでしょうか? そう質問すると「う〜ん…」と少し考えてから、

「なんだろう、僕もどちらかといえば調べるタイプだからそういう部分かな……あ!万全な体制でボス戦に挑む!!みたいなところが似ていそう(笑)。限界までレベル上げして、いろんな武器を揃えて、強化して、〝勝てる状態〟をつくりだしてからボス戦に向かいたいタイプなんですよ。たぶんゴウもそうなんじゃないかな?そんなところが似ている気がします。サトシは、木の棒だけでもボスに向かって行っちゃいそうですけど(笑)」


▲撮影中も取材中も終始ニコニコで、気さく度200%な山下さんの姿に取材スタッフ陣もみんな笑顔に。声同様に行動や雰囲気でも周りの人に元気を分け与えてくれる、そんな印象でした。

ボス戦は〝勝てる状態〟をつくりだしてから挑むという山下さん。仕事に対しても同じく〝万全な状態〟で挑むタイプですか?

「そうですね! でもポケモンの現場はまた少し違うかも。現場で〝感じる〟ことがすごく多くて、それに合わせて変わっていくことを大事にしたいなって思っているんです。もちろんいろいろな準備はしていくんですけど、その場で臨機応変に対応できる状態に…って考えて、余白というか余裕というか、あえて変化できる部分を残したままでアフレコ現場に向かうようにしています」

と、とっても真面目な回答が返ってきたと思ったら…「あ!」と何かを突然思い出した様子。

「すぐに写真撮っちゃうところ!そんなところもすごくゴウと似てます!(笑)」

確かに!この現場でも、撮影風景とかポケモングッズとか…ご自身のスマホで何かと写真を撮っていたような…。

「つい撮りたくなっちゃうんです(笑)。良きこと、良き景色は思い出として残しておきたい!って思うから」

という山下さんの言葉を聞いて、ふと思い出したのが日々Twitterにアップされている美味しそうなグルメ写真の数々…。〝美味しいもの〟も、良きこと、良き景色なんですね。

「写真を見てくれたみなさんが『おいしそうだな〜』『食べに行きたい!』『ダイエットやめようかな』って思ってくれたら嬉しいです! 『こんなに美味しくて幸せなものをなんでみんな我慢するの!?』って思いながら写真をアップしているので(笑)」

あの〝飯テロ画像〟の数々が、そんな想いのもと届けられていたなんて…!! ゴウの話題が〝山下さんといえば〟なグルメネタにたどり着くところに、山下さんとゴウに不思議なつながりを感じます。
※グルメ話は、また改めて別の回でたっぷりとお届けします♡

一番好きなポケモンはフシギダネ! その魅力に心惹かれたのはアニメがきっかけ

山下さんが一番はじめに好きになったポケモンは、第3話にもたくさん登場したフシギダネだそう。大好きなフシギダネとの〝共演〟はいかがでしたか? 

「第3話みたいな事件がリアルに起きてほしいです!」とテンションが上がる山下さん。

「フシギダネやフシギソウの群れに会えるなんて夢のようですよ。もうね、囲まれたいです(笑)。サトシとゴウがひなたぼっこをしてフシギソウになりきるシーンがありましたけど、僕もあそこに混じりたかった(笑)」

とポケモン愛・フシギダネ愛を語る山下さんですが、もともとは〝強さ重視派〟だったそう。

▲ソファでくつろぐ山下さんの肩の上に……おっと、フシギダネ!自宅でもフシギダネと暮らしているという山下さん。大好きなポケモンとのツーショットにご満悦の様子です♡

「ゲームを始めたときは、とにかく強いポケモンにばかり目がいっていて。ミュウツー強いな〜、ゲンガー強いな〜、カイリュー強いな〜…でパーティを組む感じ。でもアニメを見て気持ちがガラッと変わったんです。ポケモン一匹一匹にも人生があって、何か事情を抱えていたりして…『この子、こんなにも可愛いのにそんな重い過去があるの!?』って。キャラクターとポケモンが一緒にハードルを乗り越えて絆をつないでいく姿が本当に素敵だし、それこそがポケモンアニメの魅力だと思うんです」

そこで山下さんの心にささったのがフシギダネだったんですね。

「ヒトカゲやゼニガメもそうでしたけど、僕にとってはフシギダネの〝その過程〟が特に感動的だったんですよね。言葉は通じていないかもしれないけど、ポケモンと人間が心で通じ合っているところがすごく好きで。落ち込んでるのかな?悲しいのかな?何か悩んでるのかな?って雰囲気で感じ取って、パートナーのためにどうにかしたいと頑張るポケモンたちの姿がすごく健気で可愛くて大好きで……<止まらない山下さんのポケモン愛>……強さだけじゃないポケモンのよさ。僕自身も、テレビアニメをきっかけにフシギダネを、そしてポケモンをより大好きになったので、そのよさを伝えていきたいですね」

『ポケットモンスター』新シリーズ。山下さん的チェックポイントは…ズバリ〝スマホロトム〟!

これまでのシリーズで旅した地方や活躍したポケモンがたくさん出てくる一方、新たな冒険の地や見たことのないポケモンが登場して〝懐かしさと新しさ〟が同時に感じられるなど、見所満載な今シリーズ。中でもここをチェックしてほしい!という部分はありますか?

▲山下さん、フシギダネと会話中!? 自宅で一緒に暮らしているフシギダネは「約1年前に自らポケモンセンターにお迎えにいきました!」とのこと(※写真の中にいるのは、自宅にいるフシギダネとはまた別のフシギダネです)。Twitterで時々見られる姿に和みますよね♡

「う〜ん…たくさんありすぎて……しいてひとつ挙げるなら、ちょうど第3話から登場した〝スマホロトム〟ですね! 何かと〝今〟を感じられるというか。テレビや冷蔵庫や掃除機、いろいろな電化製品の中に入ることでフォルムチェンジするロトムというポケモンがいるんですけど、このポケモンがサトシとゴウのスマホに入りこんで〝スマホロトム〟としていろいろなことを喋って教えてくれるんです。これが本っっっっっっっ当にすごい。何がすごいって、その声が(笑)。とにかく強烈で一回聞いたら忘れられないですよ。機能のひとつにポケモン図鑑があって、その中にときどき強めのパワーワードが仕込まれているんですけど、それも〝その方〟が話すことでめちゃくちゃマイルドに調理されるんです。きっとみんな真似したくなるから、絶対に流行ると思います!」

あれ?この声どこかで聞いたような……??って、頭にクエスチョンマークが浮かぶ声ですよね。

「アフレコ現場で収録しはじめた瞬間、『ん??????え??????』ってなりましたもん(笑)。『どこかで絶対に聞いたことがある……!でもどこで聞いたかまるで思い出せない…!!!』という状態に陥ってしまい、悶々とした状態のままその日の収録が終わってしまって(苦笑)」

謎が解けずにアフレコが終わってしまうなんて…それは辛い! 収録後もずっとスマホロトムの存在が気になっていたという山下さん。

「テレビを見ていたら、『これだあああああああ』ってスッキリが降りてきて! あの一瞬の驚きと感動、一生忘れないです(笑)。スマホロトム、本当に面白いですから。きっとみなさんも僕みたいな状態になりますから! でもテレビを見ていたらきっといつか謎は解けます。いつか絶対に気づけます」

と興奮気味にスマホロトムについて語ってくださったのですが…第3話をご覧になったみなさん、スマホロトムはいかがでしたか? 山下さん同様のスッキリをみなさんも味わえますように!

そんなところでスペシャルインタビューVol.2はお開き。次回インタビュー記事は、来週12月8日(日)、テレビアニメ『ポケットモンスター』第4話「行くぜガラル地方!ヒバニーとの出会い!!」の放送後に配信予定です!来週も『ポケットモンスター』&インタビューをお楽しみに♡

◆テレビアニメ『ポケットモンスター』大好評放送中!

テレビ東京系にて、毎週日曜ゆうがた6時から放送中。
※一部地域では放送時間が異なります。

原案:田尻智/増田順一/杉森建
総監督:冨安大貴 監督:小平麻紀
クリエイティブスーパーバイザー:湯山邦彦
シリーズコンストラクション:米村正二
キャラクターデザイン:安田周平
脚本:吉田玲子/米村正二/赤尾でこ/藤咲淳一/土屋理敬/待田堂子/宮田由佳/松井亜弥/冨岡淳広/面出明美 ほか (執筆順)
音響監督:三間雅文
音楽:林ゆうき
アニメーション制作:OLM
製作:テレビ東京/MEDIANET/ShoPro

新シリーズ「ポケットモンスター」番組ホームページ (テレビ東京あにてれ)
ポケモン公式YouTubeチャンネル
「ポケットモンスター」公式ツイッター(@anipoke_PR)

©︎Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon

声優

山下大輝

やました・だいき/9月7日生まれ。2012年にテレビアニメ『リトルバスターズ!』で声優デビュー。2013年テレビアニメ『ガイストクラッシャー』の白銀レッカ役で初主演を果たす。主な作品に『弱虫ペダル』の小野田坂道役、『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』のナランチャ・ギルガ役など。2014年には、第8回声優アワード新人男優賞を受賞。

ニット[税抜価格]¥27,500(Sian PR<CULLNI>) TEL:03-6662-5525
その他/スタイリスト私物

撮影/福本和洋(TAKMI) スタイリスト/浅井直樹(Vigroo) ヘア&メーク/YUTO 取材/旧井菜月

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