「SAKUZAN」のうつわであたたかくてカラフルな毎日を
先日、六本木ミッドタウンを歩いていたところ、一気に引き付けられたカラフルであたたかい空間のポップアップストアがありました。それが岐阜県土岐市にある「作山窯」でつくられたうつわ「SAKUZAN」のポップアップストアでした。「SAKUZAN」のうつわは美濃焼で、他にはなかなかないパステルカラーのようなブルー、ピンク、イエロー、グリーン、ホワイトさらにはターコイズやバイカラーなどのカラフルな色が特徴的。うつわのフォルムも小さいものはかわいく、大きいものは優雅で本当に美しい。そして楕円形、円形、四角の大皿や小皿、ボウル、マグカップなど使い勝手のいいうつわが種類豊富に揃っています。
最初はカラフルなうつわは料理と合うのかな?と思ったのですが、カレー、焼いたお肉、お魚など、何の料理にも映えるだけでなく食べ物がおいしそうに見えることに気づきました。カラフルなので、家族のメンバー毎にテーマカラーを決めて使うのもいいかもしれません。ちなみに我が家ではピンクが好きの私は濃いピンク、薄いピンクが娘用となんとなく決めて使っています。楕円形のうつわは我が家でよくやるワンプレートや休日のパンケーキや娘が最近得意料理としているオムライスを。深さのあるうつわは、カレーやシチュー、ロールキャベツにぴったりです。
他にも、小皿には朝ごはんにパンを1個、ミニピザ1枚のせるだけでかわいくていい1日のスタートがきれそうな気分に。マグカップにはコーヒーもいいけれど、冬なら娘が朝ごはんに飲むコーンスープを入れても素敵。こんな風に「SAKUZAN」のうつわは色もフォルムも魅力的で使い勝手がよく、「何のお料理に使おう」と想像力をかき立てられわくわくしてしまうものばかりなんです。
私は子どもの頃から母に「買ってきたお惣菜でも食べるときはちゃんとお皿にのせて食べてね」と言われて育ちました。それはどんなに忙しくても大変でも「丁寧に生活することは気持ちを前向きにする」ということを教えてくれた母らしい一言。「SAKUZAN」のお皿に買ってきたお惣菜を盛り付けるとより一層きちんと感が出るので、改めて母の言葉の大切さを実感しました。
また「SAKUZAN」のうつわは価格も大きな魅力。娘が小さいときは食器は落としても割れないリーズナブルなプラスチック素材のものを使っていましたが、娘も10歳なのでそういった気遣いは少し減りました。とはいえ、いきなり高価な食器をデイリー使いするのはちょっと躊躇してしまいます。そんな中、こちらのうつわは大皿でも3,000円台と手を出しやすい価格なのがうれしい限り。
話が少し脱線してしまいますが、以前職場の同僚の奥様が趣味で陶芸をされていて私に手作りのうつわをプレゼントして下さったことがあります。ラーメン用のどんぶりを持っていなかったのでリクエストしたのですが、作った方のぬくもりを感じる想像以上に素敵なうつわでした。当時色々なことで悩んでいたのですが、頂いたうつわで励まされるようなとても温かい気持ちになったことを覚えています。今でもそのうつわを大切に使っていますが、使うたびにその頃の気持ちを思い出します。
こんな風にうつわというのは作った人や使う人の気持ちや想いが込められるもの。改めてうつわって良いなぁと実感。これから愛用しているうつわと共に我が家にはどんな思い出が増えていくのでしょうか。そんなことを考えるのもまた幸せなひとときです。
▶︎SAKUZAN
Domanist
杉山迪子
1児(女児)の母。病理医、乳腺外科医として働く女医。仕事と育児はもちろん、ファッション、人柄もバランス感覚を大切にしている。趣味は娘と旅行に行くこと。おいしい肉と日本酒が大好き。
IG:https://www.instagram.com/michiko_612/