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FASHION ファッションニュース

2017.12.16

今さら恥ずかしくて人に聞けない!?「ベルベット」って何ですか!?

今季のおしゃれは、存在感のある素材が大活躍! ただ、よく耳にする素材でもきちんと知っていることって案外少ないもの。この秋冬、人気の素材の特徴や成り立ち、そして覚えておきたい自宅ケアのポイントもお教えします!

普段はついデザインに目が向きがちだけど、「素材」はおしゃれの質を左右する大事な要素。大人の女性として、今押さえておきたい素材使いの知識や傾向をご紹介します。

洋服に小物にひっぱりだこ! 「ベルベット」(写真左)

【 どんな素材? 】
レーヨンやシルクなどで織られた、なめらかで艶やかな表面感が特徴。織り地の中にあるパイル糸をカットしてできた毛羽が、その独特の表情をつくっている。また、違いがわかりづらいベルベットとベロア。区別の方法はいくつかあるけれど、ベルベットの中でも毛羽が長いものをベロアと呼ぶことが多いそう。

【 セルフケア方法は? 】
濡れると起毛がつぶれやすいので、クリーニングはプロに任せるのが安心。自宅では、やわらかなブラシで優しく毛足をそろえるように汚れを払って。保管時は、隣の衣類との距離をとる、厚手ハンガーでシワや型くずれを防ぐなど、表面のつぶれに注意を。

大人のリラックスムードを表現 「コーデュロイ」(写真右)

【 どんな素材? 】
縦方向に畝をもつ、起毛した綿織物の総称。保温性・吸湿性に優れているという面もあり、秋冬に重宝される。粗野な素材という印象が強いけれど、最近はウールコーディロイやレーヨンと綿の混紡など、軽くてやわらかく、光沢感をそなえたエレガントなものが増加中。ちなみに、今シーズンは太い畝が人気!

【 セルフケア方法は? 】
綿素材で自宅洗いできるものが多いけれど、摩擦に弱いので洗濯機洗いの際はネットへ。また、毛羽に方向があるのが素材の特徴。洗濯後、ブラシで毛の向きをそろえてあげてから乾かすことで、キレイな顔を保ちやすい。

アウターで人気のへアリー素材 「シャギー・ボア」(写真左)

【 どんな素材? 】
写真右の白いコートがボア、左のボルドーがシャギー。どちらも毛羽立ちが特徴の厚地素材で、よくアウターに利用される。シャギーはモヘア糸などを使って毛並みを長く出した〝織物〞、ボアはパイル編みのループをカットし、長く毛羽を立たせた〝編み物〞…と見え方だけでなく成り立ちにも大きな違いが。

【 セルフケア方法は? 】
アウターはブラシで汚れを落とす! が基本だけど、これらの素材は強いブラシがけが表面感を損う原因になりがちなので注意して。静電気が発生しやすく、汚れを引き寄せやすいのでマメにドライクリーニングへ。

リアルとエコを上手に使い分けたい 「ファー・エコファー」(写真右)

【 どんな素材? 】
リアルファーはエコファーよりしなやかなので、何かに当たってしまっても、毛が折れにくい(毛の種類や質により、違いはあり)。いっぽう、エコファーは、化学繊維ならではの機能が人気で、発熱素材や、水洗い可のものも。見た目や手触りの進化にも注目。

【 セルフケア方法は? 】
毛並みに合わせてブラシをかけて、奥からしっかり汚れをかき出すようにするのは、リアルファーもエコファーも同じ。衣類用ではなく、ペットの毛並みをとかすブラシも、ファーのお手入れには効果的!

Domani11月号 「素材」のこと、ちゃんと知ってる? より
本誌撮影時スタッフ:撮影/坂根綾子 スタイリスト/渡辺智佳 取材協力/レジュイール 参考文献/「テキスタイル用語辞典」(テキスタイル・ツリー発行) 構成/旧井菜月

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