Q:仕事でも家庭でも、本音が言えません…。
答える人/田沼智美(スタイリスト)
A:仕事場では「言おう」と無理をせず、代わりに家庭で毎日5分の会話を
周囲の働く女性たちを見ていると、とかく「言い過ぎ」で周囲とうまくいかないケースも多く、「言えない」というのは考えようによっては、あなたの良さや利点になるかもしれません。仕事場はお金を稼ぐ場所と割り切って、無理に意見を通そうとせず、やるべき目の前の仕事に集中できるからです。
その代わり家庭では、言いたいことがたまって家族に当たったり爆発したりしないよう、毎日5分ずつでも話す時間をつくってはどうでしょう。自分から話すのが苦手だったら、家族に「今日は何があった?」と聞くことから始めるのもいいと思います。人の話を聞くことから、自分のことも話すようになる、この循環は慣れると仕事でも使えるようになります。
そしてちょっと古いかもしれませんが、夫や子どもとの間で「交換日記」をやってみるのも、ひとつの手。仕事でイヤなことがあっても、ここで吐き出せるなら、いいストレス解消になるのではないでしょうか。
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スタイリスト
田沼智美(たぬまともみ)
アパレルメーカーに管理部門として就職後、現場にたずさわりたいという思いからスタイリストへ転職。約5年のアシスタント期間を経て独立後、女性向けメディアにて活動をスタート。2015年に女児出産。衣食住の充実度また重要性を感じ、メンズやキッズからインテリアや食まわりまでを広げ多方面のメディアや企業に向けてスタイリングを提案している。シングルマザー経験後、現在は外国人パートナーと同居中。
insta:@tanuma_tomomi
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