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2020.05.19

医師に聞く!物忘れを防ぐ〝たったひとつの習慣〟【働く女性の質問箱】

 

物忘れを「年のせい」と思っていませんか? 神経内科クリニック院長によると、そこには生活習慣の大きな落とし穴が。すぐ実践できる方法をアドバイスします。

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Q:物忘れが激しい! どうしたら治せますか?

答える人/霜田里絵(銀座内科・神経内科クリニック院長・医学博士)

A:忙しくても「ぼんやり過ごす」時間をつくる!

私のクリニックでは、「ものわすれ外来」をやっているのですが、そこに来る方の多くは「睡眠時間が少ない」、または「ぼーっとする時間が少ない」という共通点あります。

「睡眠」は体を休めるだけでなく、記憶をつくるために大事な時間です。また、数年前に「デフォルト・モード・ネットワーク」という脳の機能があることが発表され、「人はぼんやりしているときに脳内を整理している」ことがわかっています。だから、「睡眠」と「ぼんやりすること」なしに、何かを覚えておこうなんていうのは、甘い話(笑)なんです。

現代の生活では、いつでもスマホ片手で頭をぼーっとさせることがないし、マルチタスクも習慣になっていますよね。「ぼんやりする」ことは、よほど意識しないとできないもの。私は、昔からこの「ぼーっとする」のが大好きで、仕事前には毎日カフェに立ち寄ってぼーっと過ごしています。でもこの習慣が、いい状態で仕事をするために必要な時間なのです。

忙しい人ほど、「睡眠」と「ぼんやり」を大事にして、脳をいたわってください。

写真/Shutterstock.com

銀座内科・神経内科クリニック院長・医学博士

霜田里絵(しもだ さとえ)

医師・医学博士。銀座内科・神経内科クリニック院長。パーキンソン病、アルツハイマー病、脳血管障害、頭痛、めまい、しびれなどが専門。『絶対ボケない頭をつくる!:脳の専門医が教える 元気に、長生きする方法』(学研パブリッシング刊)、『一流の画家はなぜ長寿なのか』(サンマーク出版)ほか著書多数。

●ご相談ごとは、domani2@shogakukan.co.jp までメールでどうぞ! 件名に「働く女性の質問箱」と書いてお送りください。すべてのご相談にお答えできるとは限りません。あらかじめご了承ください。

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