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LIFESTYLE 100人アンケート

2025.09.29

忘れられない人はいますか? その理由と未練を断ち切る方法を解説

長い人生の中には、誰しも記憶に残る出会いがあるもので、「忘れられない人」がいるという人も決して少なくないはずです。でも、もし忘れられない人の存在があなたを苦しめているとしたら、何かしらの方法で未練を断ち切る努力をしてみましょう。今回は、100人の女性に忘れられない人がいるかをリサーチ。あわせて聞いた「忘れられない理由」「未練を断ち切るためのヒント」も紹介します。

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Summary

  • 記憶に残る人は、初恋や長年の片思いの相手など、特別な経験や感情を共有した相手に多い
  • 忘れられない理由は「好きなまま別れて未練が残っている」「思い出を美化している」など
  • 想いを断ち切るには、相手のことを客観視し、仕事や趣味など夢中になれることを見つけてみて

忘れられない人はいますか?

実際のところ、どれくらいの人に「忘れられない」がいるのでしょうか? まずは女性100人にリサーチした結果を見てみましょう。

【質問】あなたにとって「忘れられない人」はいますか?

あなたにとって「忘れられない人」はいますか?質問結果の円グラフ

・いる…27.5%
・いない…72.5%

※アンケートは30~45歳の日本全国のワーキングマザーを対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数120名。

忘れられない人が「いる」と答えた女性はズバリ、27.5%。多いとも少ないとも言えない数字ですね。それにしても、「いる」と答えた方は、なぜお相手のことを忘れられないのか気になるところ。今回はもっと深掘りするために、その理由も教えていただきました。

その人のことを忘れられないのはなぜ?

・お互い好きだったけど、別れなければいけなかった元彼だから忘れられない。 (40代・群馬県)
・昔付き合っていた彼氏が理想の人だったので忘れられない。 (30代・北海道)
・高校生のときのバイト先の先輩。その人は当時大学生だったけど、38歳の今振り返っても、もらった言葉がたくさん残っているくらい言葉のキレイな人だったから。 (30代・宮崎県)
・周りに気配りが出来て、仕事もできる人。憧れの人だから忘れられない。 (30代・北海道)

「忘れられない存在」になりやすい人の特徴とは

特に恋愛へと発展した相手は、生涯忘れられない存在として記憶に残る場合が多い様子。ここでは、忘れられない存在になりやすい人をまとめました。あなたの忘れられない人はどのような人ですか?

青空の下でカップルのポラロイド写真を手に持つ女性
(C)Shutterstock.com

はじめて付き合った人

誰しも「はじめて付き合った人」のことは忘れられないのでは。はじめて付き合った人は、告白・デート・別れなど、たくさんの「はじめて」を一緒に経験するものです。恋愛の酸いも甘いも教えてくれた人だからこそ、心のなかに強く残るのでしょう。また、はじめて恋人ができるときの多くは、まだ恋を深く知らない時期だったりします。大人になると恋愛に対して冷静さや打算も生まれるものですが、最初の恋愛では純粋な気持ちをぶつけ合うことが多いはずです。不器用ながらも、全力で愛情を注いでいたときの「自分の思い出」を含めて、忘れられない存在となるのかもしれません。

長く片思いしていた人

恋は、すべて叶うとは限りません。片思いが実らなかった相手・失恋してしまった相手のことは、甘く苦しい思い出とともに心に残るものです。片思いがうまくいかない理由はいろいろありますが、環境の変化や告白できなかったことが原因の場合は、「あのとき、こうしていれば」という後悔とともに忘れられなくなることもあるでしょう。さらに、実際に付き合っていない・深い関わりがないまま終わってしまうと、相手の存在を美化しがちです。相手の嫌な面を知らないからこそ「素敵な人だった」と、きれいな思い出のまま心に残ります。

愁いを帯びた表情でうつむく若い女性
(C)Shutterstock.com

自分にとって理想的な人

自分にとって理想的だった人は、たとえ恋愛に発展していなくても忘れられないもの。話のノリや食事の好みが同じ人は、一緒に過ごしていて楽しく感じますよね。「付き合えたら幸せだろうな」と感じたとしても、どちらかに恋人がいたり、恋愛関係になることを望んでいなかったりして、お付き合いには至らないこともあります。また、当時は気付かなかったものの、さまざまな恋愛を経験して「あそこまで相性がいい人はいない」と気付かされることも。貴重な存在であればあるほど、忘れられず心のなかに残るのではないでしょうか。

白いドレスとグレーのスーツを着用し、はだしで寄り添って歩く男女の後ろ姿
(c)Shutterstock.com

【実際の体験談】過去の人を思い出してしまう瞬間

ふとした瞬間、忘れられない存在について思い出してしまうことがあります。そんなときには、思い出が色あせていなかったことに喜びを感じると同時に、戻れない日々への切なさを感じてしまって、とっても切なくなるものです。一体なぜ思い出してしまうのでしょうか、体験談をもとに考えてみました!

キャンドルを灯した食卓で手を握り合うカップル
(C)Shutterstock.com

一緒に過ごした場所へ行ったとき

忘れられない人と一緒に過ごした場所に行くと、あの時のことがよみがえるという方も多いはず。はじめてデートした場所や旅行で訪れた場所などは、忘れられない思い出として記憶に残りますよね。「あのときは楽しかった」「こんな話をしたな」と過去を振り返っては、切ない気持ちが胸にこみ上げてきたり…。普段は忘れていたとしても、その場所で過ごした思い出は心の奥底に刻み込まれているのでしょう。相手と過ごした日々や当時の感情までもがフラッシュバックしてしまうことがあります。

観覧車が緑に光る横浜・みなとみらいの夜景
(c)Shutterstock.com

相手の記念日や誕生日

忘れられたと思っても、相手の記念日や誕生日が近づくと思い出してしまうことも。ふとカレンダーを目にしたときに「もうすぐ誕生日だ」「記念日だった」と、思い出してしまうのは、何も珍しいことではありません。クリスマスやバレンタインデーなどのイベントも、過去の思い出がフラッシュバックしやすいタイミングですよね。何気ない日常の記憶は時間とともに薄れていっても、イベントなどの特別なタイミングは、ともに過ごした時間が際立ちやすく、なかなか忘れられないものです。

カップルの写真をアルバムにとじる彼女
(c)Shutterstock.com

思い出の歌を聴いた

店内で流れるBGMや車内のラジオから、ときどき「懐かしい」と感じる音楽が流れてくることがあります。ときには忘れられない人が好んで聴いていた音楽や、カラオケで歌っていた曲が耳に入ってくるパターンも。意図せず聴いた音楽をきっかけに、忘れられない人との思い出が胸いっぱいによみがえってきたことはありませんか? また、懐かしいヒットソングを聴いたことで、忘れられない人と過ごした時代を思い出すこともありますよね。いつの時代も音楽は失われないように、記憶の底に眠る想いも、メロディーとともに刻み込まれるのかもしれません。

ギターを片手に歌う女性とその隣で笑顔の女性

【体験談】ふいに蘇る、忘れられない人との記憶

40代になり、仕事では責任ある立場を任され、家庭では子供たちの成長に喜びを感じる日々。毎日は充実しているけれど、若い頃のような情熱的な恋の記憶は、心の奥底に大切にしまってありました。

そんなある日、仕事で訪れた取引先のビルのエレベーターに乗ったときのことです。突然、エレベーターのドアが開く時に流れる、ごくありふれたメロディーが耳に入ってきました。その瞬間、私は十数年前の出来事を鮮明に思い出したのです。

それは、かつて真剣に愛し、そして別れた彼との思い出でした。当時、私たちは同じ職場に勤めていて、仕事で会うたびに、このメロディーを耳にしていました。懐かしく、そして少し切ないメロディーが流れるたびに、彼が冗談を言って私を笑わせてくれたこと、二人で小さな夢を語り合ったこと、そして別れの日に交わした言葉が次々と蘇ります。

彼はもう、私の人生にはいない人です。お互い、今はそれぞれの道で幸せに暮らしているはす。しかし、日常生活のふとした瞬間に、忘れられない人との思い出がこうして蘇ってくることがあるのだと知りました。でも、決して過去に囚われているわけではありません。むしろ、若い頃の自分を肯定し「今の自分がいるのはあの経験があったからだ」と、そっと背中を押してくれるような温かい記憶でした。

エレベーターが目的の階に着き、私は現実に戻りました。しかし…その日からエレベーターに乗るたびに、胸の奥が少し温かくなるのを感じています。(42歳・東京都)

【実際の体験談】過去の人を忘れられない理由って?

もう終わったことのはずなのに、いつまでも心に残り続けるのはなぜなのか、思えば不思議なものです。 記憶のなかのあの人を忘れられないことには、なにか理由があるはず。続いては、多く挙がった忘れられない理由を、体験談を交えてご紹介します。

ベンチに腰掛け手をつなぐ男女
(C)Shutterstock.com

好きなまま別れたから

自分はまだ相手を好きであったにも関わらず、相手から振られてしまうと強い未練が残り、忘れられなくなってしまうことがあるよう。また、環境の変化や特別な理由をきっかけに、お互い好きなまま別れた場合も忘れることは難しいものです。恋心が冷めないまま恋が終わってしまい、いつまでも相手のことを大切に想う気持ちが胸のなかでくすぶり続けることもあるでしょう。ふとした瞬間に恋心に火がつくと「やっぱりまだ好き」「会いたい」と、相手を想う気持ちが呼び戻されてしまうかもしれません。

観覧車が眩しく光る遊園地を背に夜のイベントを楽しむ人々
(c)Shutterstock.com

相手を美化しているから

思い出は美化されるものです。昔は嫌で仕方がなかった・受け入れられないと思っていたことも、時間が経つと「よい思い出」の一部へと変化することがあります。過去は美しいものと思いがちですが、実のところ、自分の都合のいいように解釈している場合も多々。忘れられない人を思い出して苦しい場合は、相手と合わなかった一面を思い出すことで気持ちが落ち着くかもしれません。

赤紫のマニキュアをした女性の手元。スマホを持っている。

現状がうまくいっていないから

今のパートナーとうまくいっていないときに、「あの人と一緒だったら」と、つい過去のパートナーと比較してしまうことってありますよね。 過去のパートナーと過ごした楽しい思い出を回想すると、ふと連絡をとりたい・会いたいと感じることがあるかもしれません。しかし、過去のパートナーと別れたときも、苦しい思いをしたことがあったはずです。たとえ元に戻れたとしても、違う苦しみが待っている可能性もあります。つらい現状から逃れるために過去を持ち出すのは賢明ではありません。

ソファーで悲しむ女性、隣に男性が座っている
(c)Shutterstock.com

【体験談】私が過去の人を忘れられない理由

40代になり、振り返ると多くの出会いと別れがありました。その中でも、今でも時折、鮮明に思い出す人がいます。彼をなぜ忘れられないのか、長い間考えてきました。それは単に好きだったから、という単純な理由だけではないと気づいたのです。

彼との関係は、私にとって初めて「ありのままの自分」をさらけ出せた経験でした。仕事で失敗して落ち込んだ時、周りには見せられない弱い部分を彼には見せることができました。彼は私を慰めるだけでなく、「完璧じゃなくていいんだよ」と、ありのままの私を肯定してくれたのです。その時の安心感や幸福感は、今でも忘れられません。

また、彼との時間は、常に新しい発見に満ちていました。一緒に旅行に行った時、それまで知らなかった私の好きなものや、新しい価値観を彼が引き出してくれたこともありました。彼は私にとって単なる恋人ではなく、私の世界を広げてくれた人だったのです。

別れてから新しい出会いもありましたが、彼との関係で得た「自分を受け入れること」や「新しい世界に踏み出す勇気」は、私の中にずっと生き続けています。彼を忘れられないのは、彼との思い出そのものではなく、彼が私に与えてくれた自分自身の成長や心の変化を、今でも大切にしているからなのでしょう。彼との経験が今の私を形作っている。そう考えると、彼を忘れる必要はないのかもしれない、と思えるようになりました。(45歳・栃木県)

忘れられない人に対する心理

ここまで「忘れられない人」についてのあれこれを見てきました。あなたは、忘れられない人に対して「早く忘れたい」「考えたくない」と思いますか。それとも「またあの頃に戻りたい」と感じるのでしょうか。

実は、忘れられない人に対する心理は複雑であると同時にシンプルなものでもあるのですよ。

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