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寂しいと感じるのはどんな時?
みなさんは、ふと、寂しさを感じることはありますか?どんな瞬間に寂しさを感じますか?女性100人にリサーチしてみました。
【質問】ふとした瞬間に「寂しさ」を感じることはありますか?
・よくある…20%
・たまにある…30%
・あまりない…33.3%
・ほとんどない…16.7%
※アンケートは30〜45歳の日本全国のワーキングマザーを対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数120名。
「よくある」と答えた人は20%、「たまにある」と答えた人は30%でした。あわせて50%の人が寂しさを感じると回答。パートナーやお子さん、家族がいても寂しさを感じることはあるようです。実際にどんなときに寂しさを感じるか、教えていただきました。
寂しさを感じる瞬間・体験談
・地元から離れた土地に嫁ぎ、友達はいるけどお互いに親友だと言える友達がいないなーと思った時(40代・三重県・子ども2人)
・やることが全部終わって、布団に入った時に感じることが多い(30代・東京都・子ども2人)
・ご飯を食べ終わってホッと一息ついている時に寂しさを感じる時がある(30代・愛知県・子ども1人)
・離婚しているので、精神的に疲れた時に気持ちが許せる人がいないことに対して寂しいと思ってしまう(40代・愛知県・子ども2人)
・仕事も子育ても中途半端で、どちらもできていないと感じたとき(30代・岐阜県・子ども2人)
寂しさを感じやすくなる状況
ふとした瞬間に強烈な孤独感に襲われて胸が苦しくなってしまうようなこともあります。性格によって感じ方は異なるでしょうが、誰もが寂しいと感じるシチュエーションはあるものです。人はどんな時に寂しさを感じやすくなるのか、よくある状況をいくつか考えてみましょう。今まさに寂しさを感じているという人は、以下のような状況に身を置いているのかもしれません。
1人で過ごしている時
寂しさは人と一緒に過ごしている時には感じにくいものです。1人で長時間過ごしていると、静まり返った空間を意識して寂しいと感じるようになります。とくに普段は家族や友人など、人に囲まれて過ごしている人が、急に1人きりの時間が増えた場合は人が恋しくなりがち。誰かに気軽に話しかけたり、相談したりして解消していたストレスが蓄積され、思考が暗く落ち込みやすくなることもあります。
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寒い季節が訪れた時
普段から人とよく接している人や、特段寂しがり屋というわけではない人でも、冬が訪れるとなんとなく寂しさを感じるようになる場合もあります。人は寒い季節にはあたたかみを求めるようになり、自然と人の温もりが恋しくなることがあるのです。たとえ同じ家でともに暮らす家族がいたとしても、一緒にあたたまりたいと思った時に誰もいなければ寂しいと感じてしまうのです。
イベントの時
皆でイベントに参加してワイワイ盛り上がった後、終わった途端に強い寂しさを感じることはないでしょうか。ついさっきまでの明るくにぎやかだった空間と、イベントが終わった後の静かな空気にギャップを感じてしまうのです。年間の行事ごとでも寂しさを感じる人はいます。夏休みや花火大会、クリスマスやカウントダウンイベントなどの行事が近づいてくると、誰かと一緒に過ごしたいという気持ちにかられることがあります。周りの人が家族や友人とイベントを楽しんでいる中、自分だけが1人で過ごすことになったとしたら、さらに寂しさがつのってしまいます。
体調が悪い時
体調が悪くなると、どうしても心細くなりがちです。誰も看病してくれず、周囲に頼れない状況の時はなおさら不安が大きくなります。誰かに助けてもらいたい、側にいてもらいたいという気持ちから寂しさを感じます。そもそも体調の良し悪しはメンタルにも大きく影響します。気分が落ち込みやすく、思考もネガティブになりがちに。明るく前向きな性格の人でも、普段なら滅多にしないような暗い想像をしてしまい、孤独感にさいなまれやすくなることがあります。
寂しいと感じる理由
人が寂しさを感じるきっかけは環境やシチュエーションからですが、根底にはいくつかの理由が考えられます。日頃の習慣や自分が抱えている感情によって、寂しい気持ちが引き起こされるのです。寂しさを感じる理由としてよくあるものを紹介します。自分に当てはまっていないかチェックしてみましょう。
人とのコミュニケーションが少ない
普段から1人で過ごす時間が長く、あまり人とコミュニケーションをとる機会が少ない人は寂しさを感じる場面が多いかもしれません。家庭があっても、パートナーが単身赴任や出張に出ていたり、子どもが進学を機に家を空けたりすると寂しく感じることがあります。同じ家で家族と過ごしていても、時間やタイミングが合わず会話が少ないというケースも。さらにSNSなどで他の人が積極的にコミュニケーションをとり、にぎやかで楽しそうな時間を過ごしている様子を見ると、自分の境遇と比較してますます寂しく感じる場合も。
自分に自信がない
自分に対する自信のなさも、寂しさを感じる原因となりえます。自分には能力や魅力がないと思い込み「こんな自分では誰からも愛されない」などとネガティブな考えにはまり込んでしまうような場合です。人は他人から関心を持たれず、頼られない状況に不安を感じます。自分自身に自信を持てない人は、他のものに存在価値を見出そうとすることが多く、仕事での立場や家族の中での役割など、自分がどんな存在として認められているかを気にする傾向があるのです。そんな自分の立場が揺らぐことがあると、自分の存在価値を見出せなくなり寂しさにつながることがあります。
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現状に満足していない
自分の置かれている状況に不満を持っている場合も、寂しさを感じる原因のひとつ。仕事や家庭のあり方など、「このままではいけない」「もっと上を目指したい」という考えにしばられていると、不満が増幅してストレスになってしまうことがあります。さらに、自分が目指す姿に近い同僚やママ友・有名人などを目にしてしまった場合には、ますます寂しさを感じてしまうこともあるものです。自分にないスキルを持っていたり、結果を残したりしている様子に、自分と比較して劣等感を抱き、自分の現状を寂しいものだと思い込んでしまうのかもしれません。
夢中になれることがない
夢中になって取り組めることがないことも、生活に張り合いがなく寂しさを感じる原因になります。自分の周囲に趣味や仕事に夢中に取り組んでいる人がいると、自分の暮らしの充実感のなさにがっかりしてしまうなんてことも。暇な時間ができてしまうと考え事をする時間が長くなり、ネガティブな思考に陥りやすくなります。そんな暗い気持ちのままSNSを開いたり、テレビなどメディアを目にすると、他人の充実したシーンばかりが際立って見えてしまいかねません。
寂しいと感じやすい人の特徴
寂しさの感じやすさは性格によって異なる傾向があります。同じ状況に置かれていても、1人での行動に苦手意識を持っている人や、ものごとをマイナス思考でとらえがちな人は、寂しさを感じやすいようです。寂しさを感じやすい人の特徴は大きく分けて二つあります。自分が人一倍寂しさを感じやすい性格をしていると自覚がある人はチェックしてみてください。
1人で行動するのが苦手
1人だけで行動することが苦手な人は、寂しさを感じやすい性格といえるでしょう。ランチやショッピングなど、ちょっとした外出でも誰かと一緒でなければ落ち着かないという人はかなりの寂しがり屋では。幼少期から周囲に大切にされ人に囲まれて生きてきた人は、自分の周りに常に人がいる状態が当たり前になっています。1人で行動することは周囲から孤独な人・寂しい人だと思われ、恥ずかしいことだと考えてしまう人もいるようです。
ネガティブ思考
ネガティブ思考も寂しさを感じやすい原因となります。ネガティブ思考の人は自分に自信がなく、「魅力のない自分からは人が離れていくのではないか」という見捨てられる不安を抱えている場合も。周囲の人を信じ切れず、誰かが側にいる状況でも、自分がいつか孤独になることを想像したりして、それに寂しさを感じてしまうようなこともあります。人とのLINEやメールのやり取りでふいに連絡が途絶えたり、会話が途切れたりと些細なことでも「もしかして嫌われてしまったのでは…?」などと過剰に不安になってしまうのです。
寂しい時の心理とは?
人が寂しいと感じている時、根底にはさまざまな心理が隠されています。寂しさは人からどう思われたいか、どのように接してほしいかという願望をともなっていることもあるのです。寂しい時の心理状況について、二つのパターンを紹介します。自分が今まさに寂しさを感じているという人は、どちらの心情が近しいか確認してみましょう。
周りに必要とされたい
寂しいと感じる時に抱えている心理の一つは「自分を認めてもらいたい・理解されたい」という願望です。人から頼られ、認められることに喜びを感じて行動する人は、人からの評価に敏感に反応しがちです。仕事でミスをしてしまったり、家庭内で何か失敗をしてしまったりすると、「周囲の信頼を失ってしまうのではないか」「自分に存在する意味はあるのか」と必要以上に悩んでしまったりします。自分なりの考えのもとに行った行動を否定された時にも、自分の価値観を理解してもらえない寂しさを感じることがあります。
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