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2020.05.10

ツウはみんな知っている!?赤ワインにカヌレが合う理由

 

家飲みはそれほど気張らず、デザートまで同じワインで通したいですよね。そんな時にオススメのボルドーの赤ワインをご紹介します!

Text:
鳥海 美奈子

カヌレはボルドー発祥の伝統的焼き菓子

家飲みだと、色んな料理に合うワインが手間がいらなくて楽ですね。たとえばタパスのように小皿のおつまみをたくさん用意しておいて、スイーツまでずっと同じワインで通したい。そんなときにも懐の深いボルドーの赤はぴったりです。
ボルドー現地でよく食べられているスイーツといえば、カヌレ。じつはカヌレは、この地発祥の伝統的な焼き菓子なんです! ワインの醸造で澱を取りのぞくときに、よく卵白を使います。その時あまってしまった卵黄を利用しようと、生まれたお菓子がカヌレだったというわけ。ボルドーのシャトーでも、赤ワインを飲んでいるときのおつまみ的お菓子として、カヌレがよく出てくるんですよ。日本でもいまはカヌレ専門店がたくさんできていますから、お気に入りのカヌレと一緒に、ぜひ試してみて。

▲ ボルドー現地でも、さまざまな種類が販売されているカヌレ。

ボルドー通が愛する名産地でつくられたワイン


▲ 2018年からフランスのビオの認証を取っているシャトー・ガヴィのワイン

シャトー・ガヴィが位置するのはボルドーのなかでもカノン・フロンサックという地域。超メジャーではないけれど、じつは質のいいワインがたくさんあると、通には有名な産地です。もしボルドーワイン選びに迷ったら、この地域のものをチョイスするといいですよ。このワインのぶどう品種はメルローがメインで、そこにカベルネ・ソーヴィニヨンとカベルネ・フランをブレンド。黒い果実やカカオの香り、味わいには凝縮感と深みも感じられます。

歴史ある華麗なシャトーで生き生きと働く女性たち


▲17世紀の建物を改装していまも残るシャトー・ガヴィ


▲樽で2年間という長い熟成期間を経て販売されるワイン


▲多くの女性たちが活躍するワインづくりの現場

「シャトー・ガヴィ」は1666年から存在する、長い歴史を誇るワイナリー。当時、建てられたシャトーは何度もの改装を経て、いまなお華麗な姿をそこに保ち続けています。このシャトーを訪れて印象的だったのは、ワインづくりの現場で働く女性の数がとても多いこと!!! 肉体的にもハードなはずですが、みなさん生き生きと仕事をしていました。そんな彼女たちの想いやエネルギーも、このワインには込められているんですね。

文/鳥海美奈子 写真/Mathieu Anglada

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ライター

鳥海 美奈子

共著にガン終末期の夫婦の形を描いた『去り逝くひとへの最期の手紙』(集英社)。2004年からフランス・ブルゴーニュ地方やパリに滞在、ワイン記事を執筆。著書にフランス料理とワインのマリアージュを題材にした『フランス郷土料理の発想と組み立て』(誠文堂新光社)がある。雑誌『サライ』(小学館)のWEBで「日本ワイン生産者の肖像」連載中。ワインホームパーティも大好き。

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