劇団四季の代表作『オペラ座の怪人』がスケールアップして帰ってきた!
再開発が進み、話題となっている東京・竹芝ウォーターフロントの複合施設「WATERS takeshiba」。先日、施設内の劇団四季の専用劇場のひとつ、四季劇場[秋]もリニューアルオープンしました。そのこけら落とし公演として選ばれたのが、伝説のミュージカル『オペラ座の怪人』です。
▲こちらが「WATERS takeshiba」。四季劇場のほかにもショップやレストランなどが並ぶ、注目のスポットです。
『オペラ座の怪人』とは?
ミュージカル『オペラ座の怪人』がどれだけ名作かおさらいしますと、1986年のロンドンでの開幕以来、世界40か国180都市で上演され、累計観客動員数はなんと!1億4500万人を記録するというからすごい‼劇団四季においても、1988年に東京で初演された以来、総入場者数は721万人以上を数え、『ライオンキング』『キャッツ』に次ぐ総上演回数を誇るという(それも国内第3位だとか)代表作のひとつなのです(※データは2020年10月24日現在)。
歌も衣装も美術もゴージャスすぎ…え、ここってパリなの?
先日、Web Domaniスタッフも観劇したのですが、劇場の入り口をくぐったところから、まあすごい。専用劇場ならではの、ディテールまで凝りに凝った空間に、公演が始まる前から期待が高まります。
▲入り口をくぐると、そこには異空間が…ワクワク!
詳しく説明するとネタバレになってしまうので割愛させていただきますが、舞台美術も衣装もめちゃめちゃゴージャス!メイン装置ともいえる巨大なシャンデリアは、日本初演ぶりに本公演のために新調したとか。その大きさ高さ約2m、幅約3.5m、奥行き約2m、そして総重量は約400㎏‼これが4本のワイヤーで吊り上げられ、芝居が進むにつれ、あんなことになったりこんなことになったり…(ああ言いたい、でも言えない)。とにかくものすごい迫力なのです。3万4000個にもなる装飾のビーズは手作業で取り付けたそうで、セットとは思えないこだわりよう。観客も本当にパリのオペラ座にいるかのような感覚になるんです。
▲これがそのシャンデリア!すごくないですか!?
ストーリーを知らない方に、スーパー簡単に説明しますと、パリ・オペラ座に住みつく怪人が、歌姫・クリスティーヌへの叶わぬ想いに嫉妬に狂い、人々を恐怖に陥れるのですが…というラブストーリー。オペラ座が舞台なので、特に劇中劇のシーンなどは絢爛豪華。愛と恐怖が行き来するドラマティックな楽曲にもワクワクしますし、ミュージカル初心者でも見どころ・聴きどころが満載なのです。
▲こちら、圧巻のシーンでした!
体感型ともいえるこのスケールは、劇場だからこそ叶うもの。久しぶりの観劇、今年はエンタメ業界全体が厳しい状況ですが、劇団四季の活動は、まだまだ進化することを確信した夜でした。
公演期間:2020年10月24日(土)開幕 ロングラン上演
会場:JR東日本四季劇場[秋]
チケット予約はこちら ナビダイヤル0570-008-110
舞台写真/阿部章仁 取材・文/湯口かおり