そもそも健気の意味とは
「健気」
1.殊勝なさま。心がけがよく、しっかりしているさま。特に、年少者や力の弱い者が困難なことに立ち向かっていくさま。
2. 勇ましく気丈なさま。
3. 健康であるさま。
(小学館刊・大辞泉)
「健気」といえば、1番の意味をイメージする人が多いのではないでしょうか? 臨床心理士・吉田美智子さんに詳しく伺いました。
「健気な人とは〝困難な場面でも、気持ちをしっかり保ち、周りに無用の心配をかけないように、明るく元気に振る舞いながら努力する人〟や〝良い結果が出ないかもしれないけれど、投げ出さずにやるべきことはやる人〟ではないでしょうか 。
印象としては、ひと昔前の『理想のお母さん像』のように感じられます。気丈さ、心意気などは、今の私たちが取り入れられるといいなと思うポイントです。でも、社会からこういった姿を〝当然のこと〟 や〝理想の女性像〟 と求められると苦しい思いをしたり、違うと感じるのではないかと思います」(吉田さん)。
では実際にどれほど「健気」な人がいるのか調査してみました。
【質問】あなたの周りに健気な人はいる?
「はい」…33.9%
「いいえ」…66.1%
※アンケートは30〜45歳の日本全国の有職既婚女性を対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
周りに健気な人がいると回答した人は全体の約3割となりました。では「この人健気だな」と感じるのは、どのような特徴があるのでしょうか。
【アンケート結果】健気な人に見られる特徴とは
どんな人が健気な人に見られるのでしょうか。アンケート結果を見てみましょう。
・元気
・人のために尽くす
・いつも頑張っている
・優しい
「70歳過ぎてもよく食べて、毎日出かけて元気」「ほとんど風邪をひかない」など、元気で健康な姿や 「誰も見ていないところでお世話する人」「誰かのために何かができる人」など人のために尽くす姿に健気さを感じる様です。また「周りが不平不満を言う中、一生懸命に与えられた仕事をこなしている姿」や「分け隔てなく優しく接する人」など謙虚な姿にも心打たれる人が多数。
・本音を言わない
・悪口を言わない
・素直
「何かあって涙しているのに、誰かをかばって理由をひた隠しにしている」といった、本音が言えずにいる人や「素直で嘘がなく、悪口とは無縁」など、悪口を言わない人にも健気さを感じるよう。