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2020.12.28

不倫がバレたのは、新しい服を買いこんだから?

コロナへの危機意識が高すぎて、家族もバイキン扱い。傷ついた心が向かったのは…。『不倫女子のリアル』(小学館新書)などの著書がある沢木文が、東京で働く女性の恋愛事情をレポート。甘い禁断の果実に潜むリスク…あなたはどう思いますか?

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コロナ意識が高い夫が淡白に…私はバイキンなの?

お話を伺ったのは…
山田香澄さん(仮名・37歳)。宮崎県宮崎市出身・私立大学経済学部卒業、ネット通販運営会社勤務(年収500万円)。5歳年上の夫(食品関連会社勤務・年収800万円)と結婚9年。西東京市内の分譲マンションに住む。子どもは8歳の女子。身長160cm、ファストファッションアイテムを組み合わせるのが好き。シュシュを使用したヘアアレンジが得意。

両親が教師という香澄さんさんは、その育った背景が伝わる、きちんとしており、ちゃんとしている、真面目な女性だ。しかし、今、不倫したことが夫にバレてしまい、両家を巻き込んだトラブルに発展しそうだ。

「絶対に道を踏み外さないと思っていたのに、こんなことになるなんて…という感じ。娘のために離婚はしたくない、どうすればいいのやら」

不倫がバレたのは、彼にのめり込んでしまったから。

「彼と出会ってから、女性らしい服が着たくなったんですよね。それでパーソナルスタイリストをつけて、可愛い服を着て出かけていたから、疑われて当然」

今までの不倫取材の経験上、その程度の行動では夫は不倫に気付かない。おそらく、自ら〝匂わせる〟行為をしたのではないだろうか。

「あ~、ちょっとマウントはしたかもしれない。夫はホントにムカつく男で、〝自分が最高〟と思っている。育った背景も、勤務先も、乗っている自転車までも他人と比較して何か言ってくるんですよ」

ささいなことにもマウントする夫に辟易していた

相手へマウントしたりディスったり言動は多岐に渡るという。例えば、タワマンを買った香澄さんの友人に、「地震になったらアウトですね。ウチみたいな山の方のマンションの方が資産価値は高いです」と夫は言い放った。

「一事が万事、〝俺は正しい〟と相手に認めさせる。私に対しても、地方出身なところも、卒業大学が微妙なところもいつもディスってくる。夫はモテないから不倫なんて絶対にできない。だから私は〝あなたよりはモテるのよ〟と言いたかったのかもしれない」

沢木文

一姫二太郎の理想を叶えたかったのに

香澄さんはいわゆる2人目不妊で、妊活しても授からなかった。

「きちんとした家族を作りたくて、20代のうちにどうしても結婚したかった。婚活を頑張って友達に紹介されて、上場企業に勤務している夫と結婚したんです。絶対につぶれない会社だし、そこに転職を一度もせず勤務している。東京に実家があって、有名私大を出ているところがいいと思ったんです。表参道で結婚式をして、ハワイに新婚旅行に行きました。すぐに娘を授かった。〝一姫二太郎〟を達成したくて妊活を頑張ったのに、2人目ができないうちにレスになっちゃったんです。理由は、排卵期に早く帰ってきてくれない夫に文句を言っていたから」

沢木文

13歳年下の男性から1300円のレモンサワーで口説かれる

夫は「義務だとできない」と言い、寝室を別にした。2人目が欲しいのに夫婦生活がない。排卵期に夫に迫っても「僕はムリ」と言われる。風呂の排水口を掃除したとき、髪の毛にホコリや水あかとともに、精液が絡まっていたことが何度かあった。

「でも、それでよかったんです。というのも、もともと行為も夫のことも好きじゃないから。妊活に関係なければ、一人でしてくれれば全然よかったんですよね」

そんな香澄さんが、なぜ、不倫をしたのか。

「めちゃくちゃ言い寄られたからです。相手は、13歳年下の取引先の男の子で、24歳。私が指輪をしていないから、独身だと思ってたみたいで、〝食事に行きましょう〟〝すごく好みです〟と口説いてきたんです」

彼が誘ってきたのは、学生が行くような渋谷の居酒屋で、サワードリンクが1杯300円の店だった。

沢木文

「あれは、感染拡大が落ち着いた6月ごろ。夫が夜、家にいる日でした。レモンサワーで乾杯して、1時間くらいかな。彼から手を握られたんです。今の子って、ボディタッチが上手。胸とか腕とか触られているうちに、〝いいかな〟と思って、彼の高円寺のアパートにタクシーで行ったんです。私から誘われるように仕向けました」

近くにラブホテルもあったが、誰かに見られたら困ると思って相手の家にしたという。

「彼は、何度も〝夢みたい〟とか〝愛している〟と言いながら、するんです。そう言われると、あれほど苦手だった行為も気持ちよくなってくるんです。そんなこと言われたら、ハマりますよね」

それに彼は〝いい匂い〟がした。40代の男とは違う清潔感が心地よかった。6月に始まった関係は、じわじわと続き、11月には引き返しができないところまで来ていた。バレたのは、夫が探偵をつけたから。

「結婚していることも、娘がいることも伝えていた。会うのは週に1回程度にしておいたのですが、探偵をつけられてバレました」

今、夫は「男と別れろ。それなら許してやる」と言ってきた。そして「別れなければ、お互いの両親に不倫の事実を伝え、相応の処分をする」と追加した。

「理想は現状維持。夫とは家庭内別居をしつつ、彼と時々付き合いつつ、父として母として子育てをする。現実的なのは夫と離婚し、彼と結婚する。彼は〝娘と一緒に来て欲しい〟と言っているけれど、そんなのは私が望んでいるまともな人生じゃない。社会的評価も下がりますから。それに、あの執念深い夫のことだから、慰謝料を請求してくるに決まっている。いっそのこと、離婚して娘を連れて家を出て、2人で楽しく生きようかなとも思いますが、教育費が不安なんです」

恋愛が始まってから1年間は、人はドラマの主人公になっている気分になりがちだ。夢から醒めたときに後悔しないためにも、冷静に判断する必要がある。恋愛への免疫が少ない香澄さんは、どのような選択をするのだろうか…。

写真/(C)Shutterstock.com

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Writer&Editor

沢木 文

1976年東京都足立区生まれ。大学在学中よりファッション雑誌の編集に携わる。お金、恋愛、結婚、出産などをテーマとした記事を担当。著書に『貧困女子のリアル』 『不倫女子のリアル』(ともに小学館新書)がある。

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