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2021.01.04

「 ママのくせに…」〝いいママ〟でいるためのストレスに要注意【モデル中林美和が娘に伝えたい50のこと】

中林美和さんの連載第二弾。社会人として、女性として、母として、美和さんが大切にしてきた習慣や考え方の中から、娘たちに伝えたい「50のこと」を厳選してお伝えしていきます。

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 誰かから見た”いいママ”ストレスに気をつけて!【娘たちに伝えたいこと30】

ふたりがまだ幼稚園に通っていたころ。撮影帰りで時間がなくて、撮影用のメイクを落とさないままお迎えに行ったことがあった。そのときにほかのママから、「ママのくせに……」みたいなことを言われたことがある。

ファッションやヘアメイク、ときどきママたちだけで夜の食事にいくこと。ママになるとただでさえ大変なのに、こんなことにまで“ちゃんとしたママ”を求められることがよくあった。

 そのたびに “ちゃんと”の定義ってなんだろう? “ママらしく”の“らしく”ってなんだろう?って思ったりもした。

T.P.O.はもちろん大事。でも誰かが勝手に考えた“いいママ”になんてならなくても大丈夫。子どもたちの最愛のママであれば、誰かから見た“いいママ”になろうとなんてしなくていい。

心配よりも「信じてる」【娘たちに伝えたいこと31】

「信じてるからね。大丈夫ね!」。いまもよくふたりに使う言葉。どんなときに使うかというと、娘たちの行動に責任を持たせるとき。

まだふたりが小さなときには、学校からの帰り道で信号をちゃんと守るかな?とか、寄り道しないかな?と心配になったときにも、「大丈夫ね、信じてるよ!」って。最近では、部活の海外遠征でハメをはずさないかな?って心配したけど、「大丈夫だよね。信じてるからね!」とひとことだけ伝えて送り出した。

私自身も母からいつも言われていて、「これをしたらママが悲しむな」って思った経験がある。「信じてるよ!」って言われると、自分と母親の信頼関係のパイプが繋った気がして、嬉しいから逆に裏切れない。だから、「〇〇しないで!」っていうよりも、この一言の方が断然心に刻まれる。

 私はこれからも、大切な人とはこの信頼のパイプでつながっていたいと思っているし、子どもたちにもそうあってほしいと願ってる。

構成/高田あさこ

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モデル

中林美和

1979年生まれ。16歳で小学館『CanCam』の専属モデルに抜擢され、表紙モデルとして活躍。23歳で結婚、出産を経て小学館『SAKURA』のメインモデルとして復帰。ママモデルの先駆的存在となり、9年間表紙モデルを勤める。他、セブン&アイ出版『saita』の表紙モデル、光文社『VERY』、宝島社『&ROSY.』など多数の女性ファッション誌、ビューティー紙のモデルとして活躍する。著者に『中林美和のハートフルデイズ』、初のエッセイ『おんぶにだっこにフライパン!』など5冊を出版している。2017年にアロマテラピーアドバイザーの資格を取得。

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