恋愛依存症に陥りやすい
自己肯定感の低い女性は、恋愛依存症に陥りやすい傾向があります。「彼に振られてしまったら、もう相手は見つからないだろう」「私のことを認めてくれたのは彼だけ」と考えてしまうからです。「この人しかいない」と思いこんでいるので、相手に合わせるために無理をすることも多いでしょう。
相手に嫌われないように、自分の気持ちや感情を押し殺すこともしばしば。自己肯定感が低い女性のままだと、自立した大人同士の恋愛が難しいかもしれません。
自己肯定感の低い人と上手に付き合う方法
職場に「どうせ私なんて…」と自己肯定感が低い人がいる場合、どのように接したらいいのでしょうか? うまく付き合うポイントをまとめました。
相手を否定せず、共感する
自己肯定感が低い人には、相手の意見や感情に寄り添い、否定しない姿勢が大切です。「それは大変だったね」といった共感の言葉をかけることで、相手は自分の感情が理解されていると感じ、安心感を得られるでしょう。
このように、感情を受け入れ、理解を示すことで、少しずつ相手の自己肯定感を高める手助けとなります。相手が心を開くことで、より良いコミュニケーションが生まれるでしょう。
小さな成功を認める
自己肯定感が低い人が小さな成功を収めた際には、それをしっかりと褒めることが重要です。「よくやったね」「素晴らしいね」と声をかけることで、自分自身を肯定的に捉えることができるようになるでしょう。
小さな成功を積み重ねることで、相手の自信が少しずつ育まれます。また、具体的に何が良かったのかを伝えることで、相手は自分の強みを認識しやすくなりますよ。
過度な期待をかけない
自己肯定感が低い人に過度な期待をかけると、プレッシャーを感じやすくなり、逆効果です。相手が自分のペースで成長できるよう、適度なサポートを心掛けましょう。
相手が無理なく取り組める目標設定をすることで、達成感を感じやすくなります。また、失敗してもフォローを忘れず、成長の過程を見守る姿勢が必要です。このような環境が、相手の自己肯定感を高めるきっかけとなるはずです。
自己肯定感を高める具体的な方法とは
それでは、自己肯定感を高めるにはどうすればよいのでしょうか。ここでは、自己肯定感を高める具体的な方法を5つ紹介しましょう。
今の自己肯定感を認識する
自己肯定感を高めるためには、自分自身への評価を正しく自己認識することが大切です。自己肯定感の低い人は、大きな理由もなく「ダメな自分」と思い込んでいます。
漠然と「ダメ」だと決めつけるのではなく、ダメなところはどこなのか、なぜダメなのか、長所はどこか、様々な視点から自分を見つめなおし、客観的に判断することが必要です。
自分の気持ちをすべて受け入れる
自分の気持ちをすべて受け入れることも、自己肯定感を高めるためには重要なことです。うまくいかないことがあった時、自己肯定感が低い人は「自分がダメな人間だから」と原因は自分にあると考えますし、落ち込む自分にも嫌気がさしてしまうことも。
しかし、誰しもうまくいかない時はあり、落ち込むことがあるのも当たり前です。うまく物事が進まない時は、「うまくいかないときもあるよね」と自分を慰める気持ちになりましょう。大切なのは自分の気持ちを否定せず、少し距離を取り、見守るスタンスを取ることです。落ち込んでいる自分を受け入れられたら、徐々に自己肯定感が高まっていくでしょう。
「他人は他人」と考え、自分と比べない
「他人は他人」と考えて自分と比べないことも、自己肯定感を高めるためには必要です。他人には他人の、自分には自分の長所があります。他人の長所や特技と比べて、「自分はダメな人間だ」と比べること自体が無意味なのです。
あなたにも素晴らしい長所があり、あなたのことを「魅力的な人」と評価する人もいるはず。ただ、その長所を客観的に捉えることができなかったり、褒めてもらっても受け入れられなかったりすることが問題なのです。 「人と自分は違う」と割り切るだけで、ずいぶんと心が軽くなるでしょう。
ポジティブな言葉を使うようにする
自己肯定感を高めるためには、ポジティブな言葉を使うことも効果的です。気持ちが落ち込んだときに、自分の気持ちを高められる言葉を探すのもいいでしょう。
うまくいったときに「よくがんばったね、私」「まだまだやれる」と鼓舞すると、徐々に自己肯定感が高まり、新しいことにもチャレンジできるようになります。新しいことにチャレンジし成功体験を少しずつ積むことで、より自己肯定感が高まりますよ。
心身が健康であるように努める
心身が健康であることも、自己肯定感を高めることにつながります。心と身体は密接に関わっているため、身体が健康であると心も安定する傾向があるのです。また逆もしかりで、心が安定していると身体も健康になります。
心身の健康のためには、規則正しい生活が欠かせません。きちんとした食事を摂り、十分な睡眠を確保しましょう。
最後に
自己肯定感が低い人は、理由もなく「自分はダメな人間だ」と思っている可能性があります。成長する段階で、褒めてもらえなかったり認めてもらえなかったりすると、自己肯定感が低くなりがちです。
しかし、どのような人にも長所があります。自分の長所に目を向けて、自分自身を認めてあげましょう。自分の気持ちや存在を大切に思うことが、自己肯定感を高めることにつながるのです。
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