つまずいても転んでも大丈夫。自分らしく悔いなく歩いていこう!【娘たちにつたえたいこと50】
カノン、リマへ
「娘たちに伝えたいこと」と題して書かせてもらったこの連載も、今回で最後を迎えました。
始めたときは正直、「50もあるかな!?」とちょっと不安になったけど、ふたりが社会の荒波の中へひとりで歩いて行こうとしているこの時期に、覚えていて欲しいなとか、心に止めておいて欲しいなと思ったことを文章に残せたことは、ママにとっても貴重な体験となりました。
なにかひとつでも、ふたりにとって力になるものが残せていたらならうれしいな。
ここまで49個の「伝えたいこと」を書いてみて改めて思うのは、一度きりの人生、自分らしく悔いなく歩いて欲しい!ということ。
「自分らしく生きる」って簡単なようで意外と難しい。
自分を知らないとできないし、自分を信じていないとできないし、自分を蔑ろにしてもできない。そしてどんな場面でも、自分で責任を持って選択や判断をする。でもただの自分勝手にならないように、周りの人たちに対して優しさや感謝を持って、気持ちに共感することも忘れないで。
そして、自分らしく生きるって後悔しない生き方でもある。
これは身を持って言えるけど、自分の選択や決断ができていれば、たとえその結果つまずいたとしても不思議と後悔はしないもの。それどころか、「なぜこうなってしまったのかな? 次はどうしたらいいのかな?」って、自分らしさを見つめ直すいい機会にもなる。そうしてまたゆっくりと立ち上がって、新しいスタートを切ることができるの。
誰かの意見に自分の人生の選択をゆだねないで。間違えても失敗しても、自分で考えて選択をして、自分らしい人生を作り上げてね。
ときとして人生には先が見えなくなって自分を見失ったり、深く傷ついて立ち上がれなくなることもある。でもそんなときには私たち家族がいます。あなたたちをいつだって信じているし、近くで見守ってる。ふたりがママの挑戦を応援してくれたように!
ふたりの人生は始まったばかり。自分の足でしっかりと立って、人を愛し、人から愛される喜びを知る人生でありますように。人を愛したその先の大きな成長、そして、何ものにも代えがたい愛される喜びは、私たちをさらに自分らしく強くしてくれる。それを実感できる人生でありますように。
ママにとって、あなたたちに会えたことがこれ以上ない幸せ。心から感謝してる。つまずいても転んでも全然大丈夫だから、忘れないでいて。
ママはいつもあなたたちの味方です!自分の人生を悔いのないように謳歌してね。
大きな愛とともに。
ママより。
構成/高田あさこ
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モデル
中林美和
1979年生まれ。16歳で小学館『CanCam』の専属モデルに抜擢され、表紙モデルとして活躍。23歳で結婚、出産を経て小学館『SAKURA』のメインモデルとして復帰。ママモデルの先駆的存在となり、9年間表紙モデルを勤める。他、セブン&アイ出版『saita』の表紙モデル、光文社『VERY』、宝島社『&ROSY.』など多数の女性ファッション誌、ビューティー紙のモデルとして活躍する。著者に『中林美和のハートフルデイズ』、初のエッセイ『おんぶにだっこにフライパン!』など5冊を出版している。2017年にアロマテラピーアドバイザーの資格を取得。