【兄弟漫才師 ミキ】「女性に囲まれてミキは育ったんです」|スペシャルインタビューvol.2 家族編 | Domani - Part 2

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2021.06.03

【兄弟漫才師 ミキ】「女性に囲まれてミキは育ったんです」|スペシャルインタビューvol.2 家族編

大人気の兄弟漫才師・ミキさんの初のオフィシャルブック『ミキ、兄弟、東京』が発売に。普段の姿をはじめ、全国ツアーの模様、ご両親や同じ兄弟漫才師・中川家さんとの対談など、2019年の上京時から現在までを追い続けた、充実のドキュメンタリーです。第2回のインタビューでは、漫才師・ミキの根源でもある幼少時代、そして家族について、さらに深く語っていただきました。

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湯口かおり
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ワーキングマザーだったお母さんがかわいすぎる!

――ちなみにお母さんは、外で働かれていたんですか?

亜生:働いてました。ずっと共働きで。

昴生:だからおばあちゃんに育ててもらってましたね。

亜生:この間な、定年になって。

昴生:同じところで40年くらい働いてたんです。なかなかよう働いてくれましたね。ほんま感謝。

亜生:幼稚園が終わったら、おばあちゃん家に預けられてたんです。

昴生:だから、おばあちゃんの影響もあると思います。

――あ、それで優しい性格になったかもしれませんね。

亜生:そうですね、おばあちゃん友達たちともしゃべるしっていう。

――(笑)。

亜生:幼稚園が終わったら、ほんまに遊ぶ人がいないから、おばあちゃんの友達の家に行ってとか。

昴生:その地域では、アイドルみたいだったんで。だからそういう年長の人らから、いろいろ教えてもらってるなんかが、あるんかもしれませんね。ちっちゃいころ、友達と遊んだ記憶がないですもん。ずーっと周りに大人がいて、しかも女の人ばっかり。

お父さんは船舶の仕事をしていたので、あまり家にいなかったし、お母さんとかおばあちゃんとかだけじゃなくて、おばあちゃんの妹とかお母さんのお姉ちゃんもおったし、さらにその従姉妹とか、全員女性だったんですよ。だからたぶん、弟叩いたとかしたら、めっちゃキツく怒られたんやろうと思うんですよ。亜生に手を上げたのってほとんど記憶ないですもん。

亜生:高校のとき、頭とか踏まれてましたけどね。

昴生:1回だけね(笑)。

亜生:ガンガン踏まれてました。

昴生:それはケンカしてね。でもあれくらいやもんな、ほんまに。やっぱりそこがいちばんキツく言われてたからなんでしょうね。「優しくしなさい」というのは言われていた気がしますね。


▲「似てない兄弟」と言われているものの、目尻の下がり方、口の開き方……同じではないですか! インタビューの録音も、ときにどちらが話してるかわからないくらい、声もそっくりなんです。

――ちなみに、本の中に出てきますけれど、お母さんのことを“みっちゃん”って呼ばれてるんですか?

亜生:そうなんですよ。うちのオカンが変で。

昴生:僕が中学生のときに、家が通学路のど真ん中にあったんですよ。だから友達がめっちゃ来てたんです。平気で家の中に上がり込んできたりして。で、友達は「おばちゃん、おばちゃん」って言うじゃないですか、オカンのことを。そしたらオカンが「おばちゃんじゃない、○○○さん(注:お母さんの本名)って言いなさい」って。で、僕の周りはみんなそう呼んでて。親戚もみんなオカンのことを“みっちゃん”って呼んでたし、僕らも自然と高校生くらいのときから“みっちゃん”に。

――お父さんのことは、どう呼ばれてるんですか?

亜生:オトン。

昴生:オトンは、まだちょっと、ちっちゃいときの怖さが残ってるんですよね。近ごろはさすがに、ですが。

亜生:でも、ときどき僕といるときだけ、お兄ちゃんはオカンのことを”おばはん”って言ってはるんですけど、あのときちょっとクッってなります。「そんな言い方やめてあげてや」って。「あのおばはんが……」とか言うから。

昴生:おばはんなんですよ、ほんまに。

亜生:(笑)。マジでおばはんなんですけど、でもみっちゃんかお母さんって、呼んであげーや。

昴生:小憎たらしいときがあるんですよ。

――(笑)。本の対談を読んでも、にぎやかなご家庭そうなのがわかります。

亜生:オカンはずっとしゃべってますよ。この間もちょっと帰ったら、汗かいてしゃべってましたもん。

――(笑笑)。

亜生:そんな汗かいてしゃべらんでも。今まで会えへんかったぶん、ここで出すんだ、くらいしゃべるんで。

――久しぶりに息子さんが帰ってこられて、うれしいんですよ、きっと。

昴生:わかるんですよ。こんなに伝わるかってくらい、伝わるんですよ。それは気持ち痛いくらい伝わるんですけど。

亜生:でも「うれしない」って言うんですよ、絶対。「部屋狭なる」って言うんですけど(笑)。

――わー、お母さん、かわいい! 自慢の息子さんじゃないですか、お友達とか、ご近所とかに。

昴生:今はね、そう思ってくれてるでしょうね。

亜生:この前な、サイン会かってくらいサイン色紙書いたな。「これ誰に渡すの?」って聞いたんですけど「もう書いてもらっといたほうがいいから」って。

昴生:うれしいですけどね。本来はめっちゃ漫才師になることを反対していたのに、今は実家に帰ったら何百枚もサインを……っていうのは。

亜生:初めての単独ライブのポスターも、まだ飾ってくれていたりするし。

――それは素敵ですね。

昴生:感慨深いものがありますね。

聞けば聞くほど愛にあふれたエピソードでした。こうなってくると、お母様にも興味津々。いつかDomaniで「みっちゃんインタビュー」も実現するのでしょうか(笑)。さて次回は、「私服がおしゃれ!」と定評のある、おふたりのファッションのこだわりについて、語っていただきます!

撮影/高木亜麗 取材・文/湯口かおり

『MIKI OFFICIAL BOOK ミキ、兄弟、東京』
ミキ/著(発行:ヨシモトブックス/発売:ワニブックス/¥2,420)

 

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ミキ

京都府出身の兄弟漫才コンビ。兄の昴生(こうせい)と弟の亜生(あせい)で2012年にコンビ結成。2016年「第46回NHK上方漫才コンテスト」優勝、2017年「M-1グランプリ2017」3位、2019年「第54回上方漫才大賞」新人賞受賞。2019年4月以降は、東京に拠点を置きながら、全国で漫才を披露している。7月からは単独ライブ「ミキ漫2021 全国ツアー」がスタート予定。公式HP

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