そもそも「ゆとり世代」とは?
1987~2004年頃に誕生した世代
一般的に「ゆとり世代」とは〝1987~2004年頃に誕生した世代〟のことを呼びます。
詰め込み教育の弊害から、80年代以降は授業時間数や科目の内容が削られ、ゆとりを持った教育へと転換されました。この時代に学生を経験している人たちのことを「ゆとり世代」というようです。
ゆとり‐せだい【ゆとり世代】
昭和62年(1987)以降、平成16年(2004)ごろまでに生まれ、ゆとり教育を受けた世代。ゆとり教育世代。
『デジタル大辞泉』(小学館)より引用
ゆとり世代の特徴って?
野心がない
ゆとり世代の特徴としてよく、「野心がない」と言われることが多いよう。
昇進や昇給に対しての意識が低く、会社で自発的な行動を取る人が少ない世代だと言われています。
すべてのゆとり世代に当てはまることではもちろんありませんが、物欲やステータスなどに縛られてきたバブル時代に社会人になった人たちからは、どうしても「野心が足りない!」と感じられてしまうようです。
プライベートを大切にする
長く働き、接待など勤務時間外でも仕事の付き合いを優先することが受け入れられてきた時代とは違い、ゆとり世代はプライベートに重きを置いている人が多いと言われています。
バブル時代は「飲みニケーション」という、仕事の延長線上に位置付けられた飲み会もあったくらいですが、ゆとり世代はそういった仕事外でのコミュニケーションを重視している人は少ないよう。
ゆとり世代は、努力しても報われるとは限らない低成長の時代が当たり前だったため、会社のために働くということより、ワークライフバランスを重要視する人が多くなっているのかもしれません。