【目次】
勘違い1:「シミは一回の治療で簡単に取れるんでしょ?」
前回の記事でも紹介した通り、シミ治療をする際に大事になるのが「シミの種類をしっかり判断し、それにあった治療法を提案してくれるクリニック選び」。
シミの種類によっては、1回のレーザー治療で目に見えて消えることもありますが、筆者(写真上)のような肝斑混在型の場合は逆に悪化する可能性も。また、術後のケア次第でシミ部分が色素沈着を起こす場合もあります。
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勘違い2:「シミ治療中の自宅ケア、保湿するならコットンパックがいいんでしょ?」
シミ治療中は自宅での保湿ケアが欠かせません。自宅でコットンパックをしたまま家事や仕事をする人も多いはず(筆者もそのうちのひとりです)。しかし、コットンパックは肌への摩擦になってしまう場合があるので、使用は避けるのがおすすめ。
化粧水や乳液はハンドプレスで肌を包み込むようにしてなじませるのが正解。
勘違い3:「美容クリニックと皮膚科、どちらでもシミ治療ができるんでしょ?」
シミの治療は基本的には保険診療外のため、一般皮膚科では行えません。そのためしっかり治療をしたい場合は美容クリニックに相談を。
勘違い4:「レーザー治療と光治療はほとんど一緒だよね?」
今回筆者が行った「フォトフェイシャル」(光治療)は顔全体的に照射できるのが最大のメリット。細かいシミにもアプローチできることで、肌全体は明るく見え、今後出てくるであろうシミの予防もできます。光をあてることで、肌に熱も加わるので、コラーゲンが増え美肌効果にも期待できます。
一方「シミレーザー」(レーザー治療)は1回で効果が出せるのがメリットですが、選んだシミにしか照射できないことと、照射後1週間〜10日程度のテープ保護が必要、シミ部分が色素沈着する可能性があります。どちらの治療が効果的かは、医師のカウンセリングでのジャッジが必要不可欠です。
勘違い5:「クリニックで施術だけしてればいいよね?」
実際に今回クリニックに通って思ったことは、治療の効果を最大限発揮するには自宅でのケアが大切だということ。特に肝斑治療においては、悪化させないためのスキンケアと、予防・改善のための内服薬による内側からのサポートが必要不可欠です。またクリニックで治療を受けても、その後のケア次第でシミを再発させてしまうというケースも。再発予防のためにもインナーケアやスキンケアは習慣化することをおすすめします。
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今回取材したのは…美容皮膚科タカミクリニック
ニキビ・毛穴から、シミ・しわ・たるみ治療
☎03-5414-6000(初診)/03-5414-6300(再診)
東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線 表参道駅A4出口より徒歩3分
▶︎美容皮膚科タカミクリニック
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イラスト/(C)Shutterstock.com
美容皮膚科タカミクリニック 美容皮膚科医
山屋 雅美先生
2004年に埼玉医科大学卒業後、東邦大学医療センター大橋病院皮膚科、三井記念病院皮膚科、東邦大学医療センター大橋病院皮膚科に勤務。2011年より現職。クリニックでは、エイジング悩みに対する治療を主に担当。迅速な診断、施術に定評がある。
<資格・所属>
日本皮膚科学会/日本抗加齢医学会/日本小児皮膚科学会/日本美容皮膚科学会/サーマクール認定医/マドンナリフト認定医
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