【目次】
夏の気になる毛穴目立ち、ケアのしすぎは禁物!
気温や湿度の上昇、紫外線の影響によって、夏は毛穴の開きや黒ずみなどの肌トラブルを感じやすい季節でもありますよね。だけど、毛穴が気になるからってケアをやりすぎると、肌の角質層を傷つけて毛穴トラブルの悪化を加速させてしまうんです。そこで、今回は夏に毛穴が目立ってしまう原因や毛穴問題を解決するための正しいケア方法についてご紹介します!
1. 夏に注意すべき3つの毛穴はこれ!
進行度1 つまり毛穴【別名:角栓毛穴】
主な原因:過剰な皮脂分泌
毛穴に溜まった皮脂や角質、メイク汚れなどが混ざって角栓を形成。最初は白で酸化すると黒に変色し、より目立つように。
進行度2 ひらき毛穴【別名:皮脂毛穴】
主な原因:過剰な皮脂分泌
過剰な皮脂分泌によって毛穴が押し広げられている状態。保湿不足による脂漏性乾燥肌の人に多くみられるようです。
進行度3 メラニン毛穴【別名:毛穴じみ】
主な原因:過剰なメラニン生成
紫外線、摩擦、皮脂の酸化などにより、毛穴周りの皮脂に炎症が起こり、メラニンを生成。色素沈着を起こし、毛穴の皮膚が黒ずんでいる状態。
こういった毛穴トラブル、鏡を見るたびに気になって仕方がないですよね。いち早く夏の毛穴問題を解消するために、あの手この手を使って毎日入念なケアをする方も多いのでは。しかし、肌によかれと思ってやっているそのケア方法、実は間違っているのかも…。
2. 「やりすぎないこと」を意識するのが毛穴ケアの正解です
毛穴トラブルに悩む人に共通していること、それは「ケアのしすぎ」。いつもやっている毛穴ケア方法こそが、肌の角質層を傷つけて、毛穴トラブル悪化の原因になっているなんてことも。
今すぐやめるべき8の毛穴ケア
×剥がすタイプの毛穴パックを愛用
×毛抜きで角栓をスポットと抜き取る
×毛穴汚れを取るためにお風呂で長時間クレンジング
×ポロポロ系の洗顔で角質オフ
×皮脂対策にさっぱりスキンケア
×洗顔ブラシでしっかり洗顔
×毛穴に汚れを残さないためにオイルクレンジングでメイクオフ
×毛穴引き締めのために冷水洗顔
なるほど、頑張って「何かをプラスする」のではなく、今まで熱心にやっていたやり過ぎケアを「今すぐやめる」ことがトラブル改善の近道なんですね。
3. 毛穴に関するQ&A
Q. 夏の終わりになると毛穴が増えている気が…
A. 毛穴は増えません
皮脂の増加、毛穴周りの黒ずみといった毛穴の目立ちが悪化しているため、毛穴が増えたように感じますが、毛穴は増えていません。
Q. 生理と毛穴目立ち関係ありますか?
A. あります
生理の前に分泌量が増える黄体ホルモンは、皮脂分泌を活発にするため、毛穴のつまりやひらきが目立ってしまうのです。
Q. 甘いものの食べ過ぎは毛穴にはよくないですか?
A. 皮脂分泌を促します
糖分は過剰に摂取すると、皮脂の分泌が増加していしますので、毛穴にとって悪影響です。甘いお菓子の食べ過ぎには十分注意しましょう!
4. 未来のつまり・黒ずみを防止!基本の毛穴3ケア
夏の毛穴トラブルは、つまりや黒ずみを取るだけのケアではなく、そうならないための基本ケアをすることがとっても大切なんです。そこで、3つの基本毛穴ケアとそれぞれのポイントをお届けします!
その1. 整える
肌代謝の正常化を保つために欠かせないのが角質ケア。肌に摩擦を与えない塗るタイプのピーリングは肌代謝を整え、毛穴がつまりにくい状態に導いてくれます。ポイントは、肌への摩擦を避けるために、スクラブを使用しないこと!
その2. 抑える
つまり、ひらき、黒ずみの原因皮脂分泌を抑える『ビタミンC誘導体』が配合されたローションで、全方位をケア!ポイントとして、高濃度配合の化粧水を使うのがおすすめ。また、コットンで化粧水を塗布するのはNGです。
その3. 与える
皮脂が過剰に出るのは潤い不足の証拠。そんなときは、水分保持に働きかけるセラミドが配合された美容液で、しっかり保湿ケアを。ポイントは、天然セラミドの美容液を使うこと。また、クリームによる保湿は×。
毛穴の目立ちが気になるときほどついつい一生懸命ケアをしてしまいますが、ケアのし過ぎは逆効果。これを機に今一度自分のケア方法を見直して、毛穴づまりや黒ずみを防ぐための基本ケアを行ってみませんか。
情報提供▶︎美容皮膚科 タカミクリニック
教えてくれたのは…
美容皮膚科タカミクリニック
ニキビ外来、毛穴外来勤務
本田えり医師
ニキビ・毛穴治療のエキスパート。スキンケア指導も含めた診察が人気。
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