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2020.12.11

シミを取りたい!そもそもシミができる原因って?美容皮膚科医にアレコレ聞きました

出産後や年齢を重ねることで気になってくるのが「シミ問題」。シミって簡単に取れるんでしょ?と思っている人いませんか?そもそもシミができる原因、シミの種類、シミ対策におすすめのケアについて美容皮膚科タカミクリニックの山屋雅美先生に詳しくお話をうかがいました。

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悩みがちなシミ問題。シミってどうしてできるの?シミを取るにはどうしたら?

Q:シミの種類にはどんなものがあるのでしょうか?

A:メラニンの過剰生成によって発生するシミには、いくつかの種類があります。色や大きさだけでなく、原因や治療法もそれぞれ異なります。

老人性色素斑(日光性色素斑)

シミの中でも最も代表的なのが、紫外線が原因で発生する「老人性色素斑」です。境界がはっきりとした褐色、または黒っぽいシミで、米粒大のものから数cmのものまで、さまざまな大きさがあります。
[原因]紫外線
[年齢]主に中年以降、早い方は20代
[部位]頬骨など紫外線のあたりやすい部分・手の甲や前腕など

肝斑

頬骨、鼻の下、額などに左右対称に発生するシミが「肝斑(かんぱん)」です。左右対称で境界がぼんやりとはっきりとせず、地図のような形状をしています。
[原因]女性ホルモンが大きく関与する。妊娠中・ピル服用中にできやすい
[年齢]30~40代に多く見られ、50代後半ごろまで
[部位]頬骨上・頬・鼻の下・額・口周りなど

雀卵斑(そばかす)

「雀卵斑(そばかす)」は、直径3~5mmのちいさな茶色い斑点が頬や鼻周りに多くみられます。
[原因]遺伝的な要素が強いが、紫外線によって悪化する場合も
[年齢]幼児期からみられ、思春期に目立つようになる
[部位]頬や鼻周り、遺伝的な場合は上まぶたも

炎症性色素沈着

ニキビやケガ、火傷をした皮膚が炎症を起こした後にできるシミ。炎症後色素沈着は、ターンオーバーとともに、しだいに消えることが多いのですが、皮膚の炎症が悪化して色が濃くなってしまった部分は、消えずに残ることもあります。
[原因]肌の炎症が刺激となり、メラニンが生成される
[年齢]年齢に関係なく発生
[部位]全身どこにでも起こる可能性あり

Q:なぜシミができるのでしょうか

A:シミとは、メラニンという色素が過剰に生成され、肌に出現する褐色斑のことです。シミの原因といえば紫外線が代表的ですが、そのほかにも摩擦肌への刺激、炎症、ホルモンバランスの乱れなどが原因で発生する場合もあります。

紫外線や摩擦により、表皮の一番下の基底層にあるメラノサイト(色素細胞)が刺激されて、メラノサイトが活性化して増殖し、シミの原因であるメラニンが過剰に作り出されて表皮細胞に蓄積されます。通常は肌のターンオーバーによって排出されるのですが、メラニンが過剰に生成されると排出されず、肌に蓄積してシミが発生します。

メラニン生成の指令が出されるきっかけは、紫外線や摩擦などの刺激から肌細胞を守るためにメラノサイトが活性化し、メラニンが過剰に生成されるという仕組みです。

Q:シミができないようにするために大切なことは

A:シミの予防として一番行って欲しいのが紫外線対策です。シミに限らず、紫外線が原因で起こる光老化(シミ、しわ、たるみなど)は、紫外線対策を行うことで防げることができます。夏や外出する時だけではなく、毎朝必ず日焼け止めを塗るようにしましょう。日焼け止めを塗ることは、皆さんが思っている以上に大事なことです。シミが発症してから対応するのではなく、日常生活でシミ予防をすることがとても大切です。紫外線対策を徹底したり、スキンケアを見直すことは、確実にアンチエイジングにつながります。「朝のケアは日焼け止めまでがスキンケア」と思ってください。

紫外線対策以外には「保湿ケア」「角質ケア」「肌に摩擦を与えない工夫」を取り入れることをおすすめします。

保湿ケア
シミの予防には、美白だけでなく保湿も非常に大切です。肌が乾燥すると紫外線によるダメージを受けやすくなってしまいますし、ターンオーバーが乱れることで、メラニンが排出されにくくなってしまいます。ぜひ普段のスキンケアに保湿・保護アイテムを取り入れて、肌をしっかりと保湿するようにしましょう。

角質ケア
受けてしまった紫外線ダメージを蓄積せずに排出するためには、角質ケアを習慣化することをおすすめします。角質ケアをスキンケアに取り入れる場合は、アイテム選びが重要になります。肌に摩擦を与えるゴマージュやスクラブなどは避け、塗るだけなど肌に摩擦を与えないアイテムを使用しましょう。

肌に摩擦を与えない工夫
シミは、メラノサイトが活性化しメラニンが過剰生成されることで発生します。紫外線による刺激だけでなく、スキンケア時の肌への摩擦による刺激や肌の炎症によってもメラニンが活性化します。長すぎるクレンジングや洗顔はやめる、泡立ちのよい洗顔料を選ぶ、化粧水は手で塗る、スクラブやゴマージュなど肌に摩擦を与えるアイテムは避ける、肌を擦るようなマッサージは行わないなど、スキンケア時には肌に刺激を与えず丁寧に触れるよう習慣づけましょう。

Q:できてしまったシミに対して、取り入れるべきセルフケアは

A:セルフケアでシミを取ることはできませんが、シミを薄くする、シミをこれ以上濃くしない、シミを予防することはできます。

美白ケアは美白化粧品を使うことだけが大切だと思っている人も多いですが、「紫外線対策」と「保湿ケア」こそが必要です。紫外線は夏以外の季節や曇りや雨の日でも降り注いでいます。夏だけでなく1年中日焼け止めを塗り、スキンケアも保湿をしっかり行ったうえで美白アイテムを使用するようにしましょう。

美白アイテムに使用されている美白成分にはさまざまな種類がありますが、代表的なものだと「アルブチン」「トラネキサム酸」などが挙げられます。これらの成分はメラニンの生成を抑制する働きを持っているものであり、シミを取る効果はありません。シミが気になったときに使うのではなく、普段からシミ予防のために使い続けるようにしましょう

ただし美白成分の中でも特に有名な「ビタミンC誘導体」は、メラニン生成抑制効果と、シミを薄くしてくれるメラニン還元作用の両方を持っています。クリニックでの治療ほどの効果はありませんが、自宅でできるシミケアとしてぜひ取り入れてみると良いでしょう。

Q:シミ対策に摂るべき栄養などはありますか

A:シミの原因になる活性酸素を抑える抗酸化作用のあるビタミンCやリコピン(トマト、スイカなど)の摂取を。ビタミンCが多く含まれているグレープフルーツなど柑橘系の果物には高毒性物質ソラレンも含有しているため紫外線を吸収しやすいという反面も。柑橘系のフルーツを食べる際は朝は避けるか、その他の野菜(赤ピーマン、ブロッコリー、カリフラワー)やサプリメントでの摂取を。

また、肌の新陳代謝をよくしてシミの排出を促したり、バリア機能と維持したりするために役立つたんぱく質も摂取しましょう。

Q:40代になって急にシミが増えたような気がするという声が多いのですが、年齢を重ねることでシミが増えるのは何故でしょうか

A:肌のターンオーバーが遅くなるため、作られたメラニンを排出できなくなる、また角質層も厚くなりくすみや毛細血管拡張による赤みも増して色ムラが目立つようになり、シミが濃くなったり増えたように見えるのが原因です。

Q:シミを取りたいと思ったときのクリニック選びで大切にするべきことは

A:シミの種類をしっかり診断できて、それに合った治療法を提案してくれるクリニックを選びましょう。シミは間違った治療法で悪化することがあるからです。

シミについて知っているようで意外と知らなかった!というお話がたくさんあり、改めて日焼け対策と保湿の重要さを知ったのでした。また、今回のお話を聞き、シミにずっと悩まされてきたエディターが実際にシミ取りをしよう!と意気込んで美容皮膚科の門を叩いたシミ取りレポートを公開予定です。

山屋雅美

監修

山屋 雅美

美容皮膚科医。エイジング悩みに対する治療を主に担当し、迅速な診断、施術を行う。特にシミ治療、スレッドリフトによるたるみ治療では多くの指名を受ける。

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