取り柄の意味とは?
「あなたの取り柄は何?」と聞かれて、すぐに答えることができますか? この場合、取り柄が何を指すのかがわからないと、戸惑ってしまいますよね。また「自分には取り柄がない」と思っている人もいますが、取り柄がない人はいません。この記事を参考に、自分の取り柄について考えてみましょう。
その人が持つ、すぐれている部分
とり‐え【取(り)柄/取(り)得】
読み方:とりえ
とりたててすぐれた点。長所。「—のない人」「丈夫だけが—」
『デジタル大辞泉』(小学館)より引用
取り柄の意味を辞書で調べたところ、長所や強みを指すことがわかりました。取り柄を聞かれた場合は、長所や強みをイメージするといいでしょう。
「私には取り柄がない」と思う人は、取り柄の意味を勘違いしている可能性があります。自分の中ですぐれていると感じる点をイメージしてください。思い浮かんだことがあるなら、それが取り柄の可能性が高いです。何も思い浮かばないという人は、後半で紹介する「取り柄を見つける方法」をぜひ試してみてくださいね。
取り柄がないと思う人8つの特徴
繰り返しになりますが、取り柄がない人はいません。しかし「私には取り柄がない」と思っている人もいますよね。もしかしたら、次に紹介することが原因で、取り柄がわからないのかもしれません。
1:人と比べている
取り柄は自分の中で秀でたところを指します。取り柄がないと思う人は、他人との比較を通して取り柄を探しているのかもしれません。また、すぐれている点の基準が、他人の価値観をベースに考えている可能性もあります。何が取り柄になるのかを決めるのは自分自身です。
2:完璧を求めすぎてしまう
他人から見ると、たくさんの取り柄があるのに、自分ではそれを認めることができないということはありませんか? 自分に完璧を求めすぎて、取り柄のハードルが高くなっている人がいます。完璧を目指すのは、向上心がある証拠であり、悪いことではありません。しかし、過度になると、自己否定につながるおそれがあります。自分の取り柄を否定せず、認めていきたいですね。
3:ないものばかりに目を向けている
「取り柄とはこういうもの」と決め込んで、自分にないものに目を向けていませんか? それだといつまで経っても取り柄は見つからないでしょう。自分にないものではなく、あるもの、つまり得意なことや好きなことに目を向けてみてください。思いついたことがあれば、それが取り柄かもしれません。
4:周りからの評価が気になる
周りの評価を気にしてばかりいると、自分の取り柄に気づかないでしょう。周りの評価と自分の価値観は異なります。評価の基準を他人においてしまうと、いつまで経っても自分のよさに気づくことができません。
5:短所ばかり気にしている
自分の短所ばかり気になる人もいます。短所に意識を向ける時間が長ければ長いほど、気分が落ち込んでしまいませんか? 短所ばかりを気にしていると、せっかくの取り柄を見失ってしまうかもしれません。自分に対してダメ出しばかりするのは、ほどほどにしたいですね。
6:褒められた経験や成功体験が少ない
「これが取り柄だ」と思うきっかけになるのが、他人から褒められたことでしょう。「昔、〇〇さんから継続力があると褒めてもらった」「親が、あなたの長所は計画的なところだねと言ってくれたことがある」などというエピソードがあると、取り柄は見つかりやすいです。
しかし、褒められた経験がない、あるいは覚えていないと、取り柄を見つけるのが難しいと感じるでしょう。また、成功体験だと思えることが少ない場合も「私には取り柄がない」と思いがちです。
7:謙遜してしまう
謙遜から「取り柄がない」と思っている人もいます。本当はたくさんの取り柄があるのに、自分の能力や価値を低く見積もっているのです。謙遜ばかりしていると、取り柄を見過ごしてしまったり、相手に与える印象を損ねたりすることがあるので、注意したいところです。
8:客観的な自己評価ができていない
自分を俯瞰で見ることができないと、取り柄を見つけるのは難しいでしょう。自分がどんな人間なのかがわからず取り柄が思い浮かばないのなら、周りの人に聞いてみるのもいいですね。
自分の取り柄を見つける8つの方法
ここからは自分の取り柄を見つける方法を紹介します。いずれもすぐにできることですので、不安な人はぜひ試してみてください。