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人と比べてしまう5つの原因
人と比べてしまう原因は、「自信がないため周囲からの評価を気にする」「誰かに認められたい」「勝ち負けを考えている」「優柔不断な性格」「閉鎖的な環境」の5つが考えられます。たとえば自分に自信がないがゆえに、周囲と比較してしまい落ち込む人もいるのです。また勝ち負けで物事を判断する人は、人より優れているところを探すために比較することもあります。まずは、どのようなことが原因で人と比べてしまうのかを確認しましょう。
1.自信がないため周囲からの評価を気にしてしまう
自分に自信がないため、周りからの評価を気にしてしまうことが人と比べてしまう原因の1つです。「自分は周囲にとって必要な存在なのか」「自分は周囲からどんな風に思われているのか」などのように考えます。自分で自分の価値を生みだせず、周囲の評価や意見に左右されてしまうのです。自分に自信が持てない人は、幼少期に褒められた経験が少ないことや、兄弟間で比較されながら育ったことなど、幼少期の教育環境が影響している場合も考えられます。
2.誰かに認められたい気持ちがある
「誰かに認めてもらいたい」「褒めてほしい」などの承認欲求が強い人は、人と比べてしまう傾向があります。たとえばSNS上で多くの「いいね」を集めたいと思うのも、承認欲求の表れといえるでしょう。誰かに認められたいと思う気持ちは、誰しもが抱いている感情です。しかしあまりにも承認欲求が強いと、「人に認めてもらわなければ価値がない」「認めてもらうことで、自分の価値を感じられる」などのように自分自身を見失うことになりかねません。
3.勝ち負けを基準にしている
学生の頃から成績順位ばかりを気にしている人は珍しくありません。一度勝ちを経験すると快楽を覚え、「また人に勝ちたい」という気持ちが芽生えやすくなるのです。その結果、肩書や容姿なども勝ち負けで判断するようになり、常に人と比べてしまう原因になります。勝ち負けで物事を判断する習性は、あらゆる出来事の表面だけを見て決断する人に多い傾向です。
4.優柔不断な性格である
なかなか物事を決められない優柔不断な人は、自分の中の価値観が見いだせていなかったり、軸がブレやすい性格の可能性があります。たとえば独身女性と既婚女性が楽しく会話をしていたとしましょう。楽しい時間を過ごしていたにも関わらず、既婚女性の幸せな日常話を聞いたときに、ふと「私は独身…」とパートナーのいない自分に落ち込んでしまうのです。育った環境や現在の生活環境など、人それぞれ十人十色であり生き方も人の数だけ存在します。恋愛への価値観も人それぞれです。しかし、優柔不断な人は、自分の中の価値観よりも周囲の環境に影響をうけやすいため、ネガティブに比較してしまう傾向があるのです。
5.閉鎖的な環境にいる
場合によっては、「女性とはこう生きるべき」とレールが敷かれているケースがあります。さまざまな生き方がある中で多様性を認めてもらえない環境だと、自由な生き方をしている人と比べてしまうこともあるでしょう。また、閉鎖的な環境にいると、少しでも変わった言動を行うことで奇妙な目で見られるケースも少なくありません。他人が決めるべきことではないのに、周りからどう見られているかを気にしたり、人と比べてしまったいやすいのです。
人と比べてしまうと結婚や恋愛もうまくいかない
人と比べてしまう人は確固たる自己基準を持っていないため、周囲の目を気にしながら結婚や恋愛をする傾向に。たとえば友人にパートナーができると、「自分も急いで見つけなきゃ」「友人より素敵な人を見つける」などと焦ってしまったり。
他にも友人からパートナーについて何か言われると、相手への気持ちが冷めてしまう人も。周囲と比較しながら自分の恋愛をするあまりに、本当の幸せに目が向かなくなってしまうのです。
結婚においても、周囲が結婚し始めたら「私も婚活始めなきゃ」と焦ったり、結婚後も周囲の家庭と比較したりと、自分の基準がないために幸せを見失いがちになります。人と比べてばかりいると、恋愛も結婚もうまくいかなくなるため、自分にとっての恋愛や結婚観を見つめ直してみましょう。
人と比べてしまうのをやめたいときの対処法4選
人と比べてしまうのをやめたいときはSNSをやめたり、友人や知人との付き合い方を見直しましょう。必要以上の情報収集は、人と比べてしまう要因を生みだします。比べるのであれば他人ではなく過去の自分と比較したり、自己肯定感を高めたりするのもおすすめです。過去の自分を思い返してみることで、どの部分を改善した方がいいかなど自分の成長につなげられます。ここからは、人と比べてしまうのをやめたいときの対処法を見ていきましょう。
1.SNSを利用しない
SNSは友人とのやり取りはもちろん、さまざまな人の近況を知れるツールでもあります。しかし、知らなくてもいい情報まで得ることになり、自分と比べてしまいがちです。たとえば友人が家族と楽しそうに旅行へ行っている姿を見たら、落ち込む場合もあるでしょう。そんなときはSNSを利用せずに、自分の生活を見直すのがおすすめです。周囲にどう思われるかを基準とするのではなく、自分が楽しいと思える過ごし方を実践しましょう。
2.他人ではなく過去の自分と比較する
比べる対象を他人ではなく、過去の自分に置き換えましょう。過去の自分と比較すれば、成長している部分を発見できます。また過去の自分を比較対象にすることで、成長するきっかけにも。もし過去の自分と比較して成長を感じれなかった場合は、未来の自分がどうあってほしいかを考えます。過去の自分に目を向けることで、他人と比べることも減るでしょう。
3.友人や知人との付き合い方を見直す
人と比べてしまう人は、一度友人や知人との付き合い方を見直すのもひとつの手です。たとえば自慢話ばかりをする人が近くにいれば、自分の日常と比較してしまうでしょう。しかしどんなに頑張っても、その人になることはできません。比較してしまうくらいなら友人や知人と距離を取ったり、モチベーションがあがるような人と付き合うようにするなど、自分が前向きになれる環境をつくることが大切です。