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2024.06.10

その「続柄」の書き方、あってる?「続柄」の読み方や正しい記入方法を解説

税金や社会保険に関するような、公的な書類でよく見られる、「続柄」という項目。この「続柄」は、親族間の関係を表すものです。この記事では、年末調整や確定申告、住民票など、書類別の記入法を解説します。

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「続柄」の意味や読み方とは?

公的書類などで記入を求められる「続柄」。「なんのことだろう?」と思ったことはありませんか?

「続柄」は、親子や婚姻など、親族間の関係性を示す情報のこと。会社員であれば、年末調整時に提出する書類で記入することがあるはずです。前半は「続柄」について、基本的な知識を一緒に見ていきましょう。後半では記入方法について触れます。

■意味

つづき‐がら【続(き)柄】
読み方:つづきがら

親族としての関係。「戸籍筆頭者との—」→ぞくがら(続柄)
『デジタル大辞泉』(小学館)より引用

会社員の場合、毎年の年末調整で「続柄」を書くことになります。記入が必要なのは、次の書類です。

・給与所得者の扶養控除等(異動)申告書
・給与所得者の基礎控除申告書 兼 給与所得者の配偶者控除等申告書 兼 所得金額調整控除申告書
・給与所得者の保険料控除申告書

他にも、公的な書類や契約などの記入で必要になる情報ですので、意味を把握しておきたいですね。

家族

(c) Adobe Stock

■読み方

「続柄」の読み方には「つづきがら」「ぞくがら」の2つがあります。「ぞくがら」と読むのも間違いではありませんが、これは俗な言い方とされています。ビジネスシーンやかしこまった場などでは、「つづきがら」と読むほうがいいかもしれません。

「続柄」の書き方

「続柄」の書き方には、さまざまなパターンがあります。書類記入の際に間違えたり、悩んだりしないように把握しておきたいですね。

ここでは、年末調整で必要な「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」を参考にしながら、「続柄」の書き方を見ていきましょう。この書類には、「世帯主の氏名」に関連して「あなたとの続柄」を記入する欄があります。

配偶者の続柄

「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」は、「あなたとの続柄」の「あなた」を中心にして、相手(配偶者)との間柄を記入します。

たとえば、申告書を記入する「あなた」(「あなたの氏名」欄の人)が結婚していて、世帯主が夫の場合。「世帯主の氏名」には夫の氏名、「あなたとの続柄」には「夫」と記入します。「妻」と記入するのは誤り。「あなた」から見た間柄を書きます。

婚姻届を出していないけれど、生計が同じの場合で、世帯主がパートナーになる場合は、「夫(未届)」または「妻(未届)」と記入するといいでしょう。

なお、「あなたの氏名」欄の人、または申告者が男性(夫)で、世帯主が妻の場合は、「世帯主の氏名」には妻の氏名、「あなたとの続柄」には「妻」と記入します。

娘、息子、孫の続柄

続いて、娘、息子、孫の場合を見ていきましょう。書いている「あなた」に子供がいて、その子供のことを書く場合は「子」と記します。この場合、「長男」「二男」「長女」「二女」のように記載する必要はありません。また、孫のことを記入する場合は、孫とは書かずに「子の子」と書きます。

なお、書類によっては「長男」「二男」のように書くことも。いずれの場合も、書類の記載例や記入方法に従うようにしてください。

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