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2021.07.07

〝仕事にはエナジーが必要〟好きなことをカタチにする働き方とは?【エナジーブランディング流仕事術】

連載「エナジーブランディング」は、ブランディングコーチ大島文子が週イチでお届けするコラム。毎日を忙しく過ごすWEB Domani読者のエナジーチャージにお薦めしたい、サービスや商品を紹介します。今週は好きなことを仕事にする仕事術について。私が最近企画に参加した「松島花デニムコラボ」の紹介と共に「好きなこと・大切にしたいことをカタチにする」働き方について一緒に考えたいと思います。

Text:
大島文子(ブランディング コーチ)
Tags:

エナジーブランディング vol.12:
「好きなこと・大切にしたいことをカタチにする」働き方

先日、跡見学園女子大で「デジタルマーケティング」について講義する機会がありました。このご時世なので130人くらいの学生と完全リモート、「Teams」で90分の講義。用意したパワポとSNSアプリを画面共有し、学生の顔は見えないまま一方通行で話しました。ラスト10分の質疑応答で何人かの学生が質問をくれて、「ああ、聞いてくれてたんだ♡」とひと安心したぐらい(笑)。実は不安な中で話してた講義でした。

(C)Shutterstock.com

それから数日後、ご担当の先生から学生のレポートが届いたらびっくり。熱い感想や、しっかり聞いてないと書けない意見がぎっしり… 100枚以上のリポートが嬉しくて、丁寧に嬉しく読ませてもらいました。「少しでも伝わったらよいな」「コロナ禍で悩んでいるであろう学生にエネルギーを届けたい」と思って引き受けた講義でしたが、このレポートで逆に私が元気100倍になりました。

学生「好きなこと、興味あるものを生かしたい…」

そんなレポートの中で目立っていたのが、「自分の好きなこと、興味を持つものを生かしていきたい」「就職活動で悩んでいたけど、楽になった」という2点。

前者は「今、人気のインスタグラマーやユーチューバーでも、自分の得意とすることや興味をコツコツ発信することからスタートしている」といった話や、ブランドのSNS担当はブランド自体もSNSコミュニケーションも好きでないと続けられないし、フォロワーの信頼も得られない」と話したことに起因しています。デジタルコミュニケーション世代に「デジタルメディアの仕組みと共に個々のコミュ力や興味、熱意、クリエイティブ力が肝心!」と持論を話したのが新鮮だったみたい。

就活の悩みの件は本当に大変なご時世だけど、興味や個性を深く掘り下げて魅力にしていくこと、そしてこれからもずっとスキルアップは続くといったことを伝えました。そしてなんだか… 私が自分の仕事のことを話している姿がとても楽しそうだったようで(笑)。何人もの学生から「好きなこと、大切だと思えることを仕事にしたい」と書いてもらえたことがとても嬉しかったです。

〝仕事にはエナジーが必要〟

そう。このコラムのタイトルを「エナジーブランディング」とした通り、ブランディングに限らず仕事にはエナジーが必要だと信じています。

・お客さまへの気持ち、商品やサービスへの誇り
・自分で自分を裏切らない仕事をしていくエネルギー
・それが仕事のクオリティになり、信頼として繋がっていく
・「好き」や「大切」と思えることはエネルギーのタネになる

今回の講義は学生が持っている興味のタネを大切に育て、エネルギーをたくさん注ぎ続けられる仕事に出会って欲しいと思った機会でした。

好きなこと・大切にしたいことをカタチにした

最新プロジェクト「松島花デニムコラボ」

この春にローンチした「ビオロジックフィロソフィ」というブランドで、モデルの松島花さんとのデニムコラボを作りました。今週9日から発売開始するこのコラボは、松島花さんとブランドの大切にしていることカタチにしたプロジェクトです。

▲ビオロジックフィロソフィ/フレアパンツ¥16,500 (税込)、ショートパンツ¥15,400(税込)

松島花さんはもう10年以上、彼女の仕事をリスペクトし、親子ほど歳は違うけどそんな歳の差を感じず(勝手に。笑)仲良くしてもらっている友人です。グリーンファッションを提案するブランド「ビオロジックフィロソフィ」のプロデュースに参加した時から、彼女の思慮深い視点とファッションへの情熱を生かした「何か」をできないかと考え相談していました。そこから生まれたのがこの「松島花デニムコラボ」です。

私が知っているファッションのプロたちの中でも、本当にオシャレでセンスがいい花さん。なんでも美しく着こなしているけど私服のデニム姿は特筆だと思います。日々の鍛錬とクラシックバレエで整えられた美しいスタイルに相応しく、よりかっこよくみせるデニムへのこだわりも人一倍。

そんな彼女のこだわりのデニムパンツ2型を、ビオロジックフィロソフィが世界中のサステナブル素材から厳選したトルコのISKO DENIMのストレッチデニムで作りました。花さんは身長が172cmあるので、このフレアパンツの着用サンプルはモデルサイズ(股下だけ長いサンプル)ですが、もちろん商品サイズ(M/L)も美脚・美ヒップパターンにこだわったパンツです。

売り上げの一部を保護猫・保護犬の支援に

そしてこのデニム1本ずつの売り上げの一部は@hana_matsushima_animalを通して、保護猫・保護犬の支援に使わせて頂きます。この彼女の活動を少しでも多くの方に知ってほしくて「結ばれる」願いを込めたリボンタッセルに「@hana_matsushima_animal」のアカウントをプリントしデニムに付けました。

ずっと猫との暮らしを大切にしてきた花さんがこのアカウントをスタートし、お仕事ですごく忙しい日々にも更新や対応を続けているエネルギーと動物への愛情を尊敬しています。

「好きなこと・大切にしたいことをカタチにする」働き方って?

以前「Oggi.jp」のコラムで『ライフシフト ジャパン(株)』代表取締役社長を務める大野誠一さんとリンダ グラットン著の『ライフシフト 100年時代の人生戦略についてご紹介しました。

この話を伺ったとき大野さん曰く「1ジェネレーションを2-30年と考えると、22歳で社会に出た場合でも78年!人生100時代、3ジェネレーションもあるんだよね。」と。私は6年前に起業したのが、少し早めの第2ジェネレーションのスタートとするとこれからまだ残り1ジェネレーションもあることになります(汗)。

皆さんの「好き」や「大切にしたいこと」も、今だけでなく未来のエネルギーのタネ。ぜひ大切に育ててみてください♡ 私はまだ目の前のミッションに手いっぱいですが、「好きなこと・大切にしたいこと」を繋ぎ、重ねて… 去年より今年、そして来年とカタチにしていけたらと願っています。

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大島文

ブランディング コーチ

大島文子

ファッションや百貨店、化粧品、ライフスタイル雑貨などのブランディング支援、PRや販促を中心に活動している。6年前に(株)ブルーム&グローという会社を起業。
Oggi.jpにて連載していた「ブランディング仕事術」はこちら

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