■人に弱みを見せたくない
甘え上手になれない人は、人に弱みを見せるのが苦手です。自尊心があり、弱い自分を見せたくありません。弱みを見せるくらいなら自分で解決しようとします。
しかし、仕事は1人でできるものではありません。誰にも頼らないという姿勢は無理をしやすく、ストレスも溜まるでしょう。お互いに協力し合えば、業務の効率化も図れます。
甘え上手になる5つの方法
甘え上手はただ仕事などを助けてもらえるだけでなく、良好な人間関係を築く方法としても役立ちます。甘え上手な人は周りから好感を持たれ、コミュニケーションを深めることもできるでしょう。
ただし、甘え上手はやり方を誤るとわがままになってしまうので注意が必要です。甘え上手になる5つの方法についてご紹介しましょう。
1.その人が得意なことをお願いする
甘え上手になるには、頼む相手が得意なことをお願いすることが大切です。得意なことであれば、引き受けてくれる確率が高くなります。
そのためには、日ごろよくコミュニケーションをとりながら、誰がどのようなことが得意かよく観察しておくとよいでしょう。得意なことを頼まれると、「よく自分のことをわかっている」と印象も良くなるに違いありません。
2.甘えるタイミングを考える
甘えるときは、タイミングも考えましょう。甘え上手な人は、相手の都合を考えずに頼むのは迷惑になることを知っています。タイミングを考えずに頼みごとをするのは、単なるわがままになってしまうでしょう。
甘え上手の人には配慮があり、相手の手が空いているとき、引き受けてもらえそうな時期を見計らってお願いをします。このようなタイミングも、コミュニケーションが取れていればこそわかることともいえるでしょう。
3.明るくお願いする
頼むときは、明るくお願いをします。笑顔で明るく頼みごとをされたら、快く引き受けたくなるでしょう。反対に愛想なく、暗い雰囲気で頼まれると、嫌なことを押し付けられる気分になります。 確かに人にものを頼むときは遠慮がちになり、テンションも低くなりがちです。
しかし、あえて明るくお願いすることで相手の気持ちも明るくなり、少し面倒なことでも助けてやろうという気分になるでしょう。
4.感謝の気持ちを伝える
頼みごとをしたら、必ず感謝の気持ちを伝えることを忘れないようにしましょう。人に何かしてもらったとき、お礼の言葉は欠かせません。
「ありがとう」の一言があるとないのとでは、相手の印象が異なります。まるで頼みごとをしてもらうのが当たり前のように感謝を伝えないと、相手は本当に役に立ったのかと不安な気持ちにもなるでしょう。
5.自分も人から甘えられるようにする
甘え上手になるには、自分も人から甘えられるようにすることも大切です。甘え上手は、ただ一方的に甘えているわけではありません。自分が得意なことであれば率先して人を助けます。
手が空いているときは忙しそうな人に声をかけるなど、甘えてもらえるように働きかけることもあるでしょう。自分も甘えられるようにすることで、甘えやすい環境を作っているのです。甘え上手とは、より良い人間関係を構築することでもあるでしょう。
甘え上手度を診断
自分がどのくらい甘え上手度があるか、診断することができます。10の質問に答え、診断結果を確認してみましょう。回答のyesの数を覚えておいてください。その数で診断結果がわかります。
甘え上手度が高い場合は、一度勇気を出して誰かに甘えてみましょう。成功する可能性が高いに違いありません。もし、甘え上手度が低かったら、甘え上手になる方法を見て、試してみるとよいでしょう。
【10の質問】
次の10の質問に、yesかnoで答えてください。
・自分はおねだりがうまい方だと思う
・相手のいいところを見つけたら褒める
・頼みごとを断られたら悲しくなる
・自分の感情は素直に表現する方だ
・何かしてもらったときは必ず「ありがとう」と言う
・いつも笑顔を絶やさない
・人見知りをしない
・人に弱みを知られても平気
・甘えている人を見ると羨ましい
・初対面で相手の性格を把握できる
【診断結果】
yesが0〜3個の場合
甘えるのが下手な人です。人に甘えることに抵抗があり、誰かの面倒を見ることがあっても人に頼ることはほとんどありません。責任感が強く、なんでも一人で解決しようとします。
甘え上手になるには、小さな悩みごとを相談することから始めてみましょう。少しずつ人に甘える経験を重ねることで、甘えることに抵抗がなくなっていくはずです。
yesが4〜6個の場合
甘え上手な部分もありますが少し甘えることに抵抗があり、普段人に甘えることはありません。あまり人を頼らない人と思われていることがもあるでしょう。甘え上手になる方法を実践してみれば、十分に甘え上手になる素質があります。
yesが7〜8個の場合
甘え上手な要素があります。少し甘えることに躊躇を持っていますが、試してみれば上手に甘えられるでしょう。まだ甘えたことがない場合、相手をよく観察し、何か頼みたいときは適切なタイミングで甘えてみるとよいでしょう。
yesが9〜10個の場合
あなたはすでに十分な甘え上手です。相手の気持ちを理解し、引き受けてくれるポイントを知っています。その人に合わせた甘え方ができる人です。あなたに甘えられ人の多くは、快く引き受けてくれるに違いありません。
甘え上手は人間関係を良くする秘訣
甘え上手は人への頼みごとがうまいことやそういう人を指す言葉です。コミュニケーション力が高く、甘え上手な人に頼まれごとをされたらつい引き受けたくなります。いつも笑顔で明るく、相手の得意なことを適切なタイミングでお願いするのが特徴です。甘え上手は特別な人だけができるというわけではなく、誰でもなれる可能性があります。甘え上手になって、より良い人間関係を構築しましょう。
こちらの記事もたくさん読まれています
ちやほやされたい女性の心理と特徴とは?言葉の意味や語源もご紹介
「あざとい男子」はかわいく甘え上手!? 性格や行動の特徴、上手な接し方をご紹介