歩いてすぐのコンビニ? 5分かけて行くスーパー?
コンビニって、本当に便利ですね。とくに用事がなくても、つい入ってしまうこともよくあります。何気なく売り場をうろうろしているうちに、「そういえば!」とボックスティッシュや、「おいしそう!」と新商品を買ってしまったりすることがあります。
イライラしてしまう人は、お金を衝動的に使っている傾向があります。たとえば、イライラしたからヤケ食いしたり、ヤケ酒を飲んだりしてしまう。そこにいくらお金を使っても、イライラさせる環境がある限りイライラは解決しません。
ボックスティッシュはドラッグストアやスーパーに行けばもっと安く買えたはずです。お菓子もすごく食べたいわけではないことも多いでしょう。
パソコンが遅くてイライラするなら、何回かコンビニに行くのを控えて動作の速いものに買い替えることを考えてみるほうが建設的ですし、お財布にも優しいわけです。ですのでおすすめは後者で、時間をかけてでもスーパーに目的のものを買いに行くほうがいい習慣といえるでしょう。
「自分の時間」をコントロールできている?
信号や電車は駆け足で急ぐ? 急がない?
ずばり正解は「急がない」です。信号で走らない人はイライラしない習慣の持ち主です。青信号が点滅している横断歩道を走って渡ったり、閉まりかけている電車のドアに滑り込む人がたくさんいます。おそらく、間に合ったことで「時間が節約できて嬉しい!」と実感している人もあまりいないのではないでしょうか。無意識にそのように急いでしまっているのです。
私はこういった行為は、自分の時間をコントロールできていない象徴的な行動だと考えています。実際には急いでなくても、点滅する信号や発車ベル、あるいは周りの人に影響されて、自分も釣られてしまっている状態です。これは時間に余裕があったとしても起こしてしまう行動でもあるのです。
目の前に点滅している信号があると駆け出したくなったり、閉まりそうなドアがあると飛び込みたくなったりするのは、焦らされて反射的に行動してしまっているのです。それがイライラを生むのです。
時間に追われない人は、誰かに焦らされたりしません。落ち着いて行動し、待つということに対しても、ムダな焦りや不安を感じないのです。