【目次】
生産性を落とす「過剰な気遣い」
「心理的安全性」があるチームは出勤していてもテレワークをしていても、チーム目標を達成しやすいことは、2019年〜2021年の調査で判明しています。心理的安全性とは、何を話しても自分は安全であるという心理状態です。過剰な気づかい、忖度は生産性を落とします。
例えば、クライアント企業826社で作成されたパワーポイントの資料を調べてみると、作成された資料のうち23%が上司や顧客に対する過剰な気づかいのために作られていました。上司から指示をされていないのに作成されていた資料です。
追跡調査すると、なんとその忖度資料の約8割が使われていませんでした。「おそらく必要だろう」「きっと重要だろう」と思って作成した資料の8割は必要ではなかったのです。