自身が演じる「サガ」の魅力を教えてください!
「サガって、はじめのうちは全然喋らないんですよ。登場して、ようやく喋ったと思ったら、いきなり『ぶっ壊す!』って言い始める、よくわからない人(笑)。彼がなぜこんなふうに振舞うようになったのか、過去の出来事とともにアニメの中で描かれていきますので、話を追いながら、サガの人物像を見つけ出してほしいなと思います。本当のサガの姿が明らかになっていくのは、クールの折り返し地点くらいかな…。このインタビュー記事が公開されるのは第5話が放送される直前ということなので、ちょうどいいタイミング。ここからさらにストーリーも盛り上がっていきますしね。最近〝ヴィジュプリ〟に興味をもったという方も、まだ見返しやすい話数ですし、面白くて一気に見られると思いますので、ぜひ第1話から見てみてください!」
【未公開!】サガを彷彿とさせる強い眼差しが印象的。
楽曲を歌うにあたって大変だったところは?
「低めのキーで声をつくってサガを演じているのですが、楽曲では高めのキーが求められる部分もあるんです。『低いのに高い』ってなんだろう? どうすればいいんだろう? という矛盾との戦いでした。この矛盾をどう解消すべきかと試行錯誤してたどり着いた結論は、『限界まで喉を潰して声をガサつかせる』。普段だったら、喉への負担をなるべく抑えて歌うようにするんですが、そういう常識もぶっ壊しました。思い切って、やれるところまでやる。ヴィジュプリらしいし、LOS†EDENらしいですよね。ヴィジュプリの楽曲収録後はしばらく喉が使いものにならないんですよ。もちろん普通に会話はできますし、他の仕事に支障が出ない程度ではありますが。でもヴィジュプリという作品をつくるにあたって、普段とは違う自分を出したい、思い切りのいい覚悟を見せたい、そんな気持ちがあって。喉に関しては、いつものケアをしながら『早く元に戻ってくれ!』と祈るばかりです(笑)」
【未公開!】188cmの高身長、すらりと長く伸びる手足、そして持ち前のセンスの良さで、どんなポージングも自分のものにしてしまうんです!
ふだんはどんな曲をよく聞きますか?
「気分が上がる、アップテンポな曲が好きですね。EDMとか。アップテンポ…とは少し違うかもしれないけど、ヴィジュアル系の曲も聞きますよ!ヴィジュアル系を聞くきっかけになったのは、『スリップノット』というアメリカのヘヴィメタルバンド。ヘヴィメタ特有のデスボイス、奇怪で歪んだギターサウンド、重低音で激しく刻まれるドラム…その音楽だけでもとんでもなく攻撃的なんですけど、メンバー全員が猟奇的なマスクをつけてパフォーマンスをしているんですよ。このバンドの存在をはじめて知ったとき、『めっちゃやべぇ!』って大きな衝撃をうけました。サウンドだけではなく、衣装やメイクなどのヴィジュアルも含めてグロテスクな世界観をつくりあげる…そうやって表現をとことん突き詰めていくってこんなにもかっこいいのか、と。それをきっかけにヴィジュアル系の存在も強く意識するようになりましたね」
【未公開!】「本当は結構無口というか静かな性格。めちゃくちゃ暗いですよ?(笑)」と江口さん。「ノリノリの音楽も、暗い部屋でひとり静かに聴いてます…」なんて意外な(!?)一面も。
最近のハマリモノを教えてください!
「サウナです! ハマってからもう2年くらい経つかな…まだまだ極めようとしている途中ですが、すごくいいですよ、サウナ。リフレッシュにおすすめです。東京の有名どころには足を運んでいるので、県外の〝聖地〟にも行ってみたい。今はまだ難しいですが、もっといろんなサウナを渡り歩きたいですね。サウナなんてどこも同じ…と思うかもしれませんが、設定されている温度や水質によって、全然違うんですよ! 外気浴スペースが整っているかどうかも大事なポイントです」
【Oggi12月号より】Oggi12月号は、もうチェックしていただけましたか? ここでご紹介したカット以外にもとっておきの撮りおろしポートレートを掲載中です!