自分に自信がないから
自分に自信が持てないと、切ない感情になりがちです。原因は、「周囲の人と比べて、自分は劣っているのではないか」と思い込んでしまうことが考えられます。たとえば、好きな人がほかの人と話しているのを見て切なくなるのも、自分と話しているときよりも楽しそうだと捉えてしまう自信のなさが理由のひとつ。
ほかの人から指摘されたわけではないのに、「自分はダメだ」と思い込む自己肯定感の低さも、自信のなさにつながります。自分には自分のよいところがあると気付いて周りと比べるのをやめられたら、切なくなることも少なくなっていくでしょう。
相手に気持ちが伝わらないから
好きな相手に自分の気持ちが伝わらないのも、切なくなる理由です。片思いの場合は、相手の気持ちが分からないために、なかなか自分の思いを伝えることができません。好きなことを分かってほしいのに伝えられないというジレンマから、切ない気持ちになるのでしょう。
交際している場合でも、気持ちがすれ違って切なくなることがあります。自分の気持ちが伝わらないもどかしさで、やりきれない思いになるのです。相手を好きな気持ちが強いほど、伝わらないことへの切なさも増してしまいます。
夢中になれるものがないから
切なさを感じているときは、夢中になれるものがなく、好きな相手のことばかり考えているからかもしれません。気分転換ができず切ない気持ちに取り込まれると、ネガティブな感情が膨らんでしまいます。また、自分には夢中になれるものがないのに、何かに夢中になって楽しそうにしている人を見ると、うらやましくてやりきれない気持ちになることもあるでしょう。
「切ない」と思ったときの対処法3つ
恋をすると、ときには切ない気持ちにもなってしまいますが、切なさを感じること自体が悪いというわけではありません。切なくなったときに上手に気分転換して、自分の心理状態をコントロールできるのが理想的ですが、なかなか気持ちを切り替えるのは難しいものです。ここでは、切なくなったときに試してほしい、おすすめの対処法を3つ紹介します。
自分の気持ちに向き合う
自分の気持ちに向き合って、切なさをしっかり受け止めることが大切です。辛い気持ちや悲しい思いからは逃げたくなるものですが、そのままにしておいては解決に繋げることはできません。
なぜ今こんなに切ないのか、その理由を自分に問いかけてみるのがおすすめです。切ない気持ちを、日記などに書き記してみるのもよいでしょう。文字にしているうちに自分の切なさを客観的に捉えられるようになり、解決策やヒントが見つかるかもしれません。
何かに夢中になる
切ない感情のことばかりを考えていると、なかなか気持ちを切り替えられません。心が沈んで動き出せないときは、恋愛以外で夢中になれるものを探してみたり、好きなこと・ものを思い出してみましょう。
趣味がある人なら趣味に没頭するのもよいですし、趣味がない人は自分が楽しいと感じることや、仕事に打ち込んでみても構いません。これを機に、新しいことを始めてみるのもおすすめです。ほかのことに夢中になっている時間が多くなれば、気持ちが楽になって前向きな考えができるようになるでしょう。
思い切り泣く
切なさを感じたときは、涙を流して思い切り泣くのもよい方法です。我慢していた分だけ感情のままに泣くことで、たまっていた感情が開放され、スッキリした気持ちになれるでしょう。切ない気持ちになるときは、好きな人への思いを押し殺していたり、我慢していることが多いものです。そうした感情を心にしまい込んだままでは、いつまでも切ない気持ちから解放されることはないでしょう。しかし、頭では分かっていても、なかなか泣けないという人もいるはずです。その場合は、泣ける映画を観たり、切ないラブソングを聴いてみるのがおすすめです。
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