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布用ペンとは?普通のペンと何が違う?
「布用ペンって何?どこに売っているの?」という人のために、販売しているお店や布用ペンの種類を紹介します。持っていると便利な布用ペンについて、知識を深めてみましょう。
布地に直接書けるペン
布用ペンとは、布地に直接文字やイラストが書けるペンのこと。文字や絵柄をくっきり残したいときは、専用の「布用ペン」が活躍します。
布に書くことを想定していない紙用の油性ペンや水性ペンは、書いた途端に文字やイラストがにじんでしまいます。一方、布用ペンは特殊なインクを使用しているため、にじまずくっきり書けるのが特徴です。
また、布用ペンのインクは通常のペンより水濡れに強いため、頻繁に洗濯ができるメリットもあります。今までにじむのが心配で書きづらかった衣類や上履きなどの布製品も、布用ペンを使うことでグッと記名の自由度が上がるでしょう。
100円ショップ・手芸店・ネット通販で購入可
布用ペンは、おもに手芸店・100円ショップ・ネット通販などで購入できます。昨今は、生活雑貨を取り扱うドラッグストアでも目にするようになりました。いろいろなところで販売しているため、ほしいと思ったときに購入が可能です。
具体的には、ユザワヤ・セリア・ダイソーなどが挙げられます。メーカーが出している布用ペンを購入したいなら手芸店やネット通販、お手頃価格で購入したいなら100円ショップと使い分けるのがおすすめです。
手芸店であれば品揃えが多く、さまざまな種類の布用ペンの中から選べます。ネット通販でも購入できるので、店舗に足を運ぶのが難しい場合は利用するとよいでしょう。
布用ペンのインクは2種類!それぞれの特徴は?
布用ペンのインクには「油性インク」と「水性インク」の2種類があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
記名用にぴったり!乾きが早い「油性インク」
上靴や靴下など、こまめに洗濯するものへ記名したい場合は、速乾性と耐水性を併せ持った油性インクが適しています。
インク内に混ぜられた溶剤と樹脂の働きで、乾きが速く水で洗っても落ちにくいのが特徴。洗濯しても記名が薄くなりにくく、何度も書き直す手間を省くことができます。
油性インクの布用ペンは、布以外にもプラスチック・金属・ビニールなど、幅広い素材に対応している商品が多くあります。
一家に1本持っていると、記名するときに役立つアイテム。ただし、肌にインクが付着してしまうと落としにくいため、使用する際は注意が必要です。
イラスト用に最適!発色のよい「水性インク」
布にイラストを描く場合は、水性インクが適しています。
油性インクと比較して発色が鮮やかなのが特徴で、Tシャツやバッグなど自分だけのオリジナル作品を作りたいときにぴったりのタイプ。部分的に色落ちしてしまった生地の補修にも使用できます。
耐水性や速乾性は、油性インクと比較すると劣ります。ただし、水性とはいえ、布用ペンの場合は耐水性が高めてあるため、洗濯しても問題はありません。洗濯する頻度の少ないものや、ファブリック素材などに使用するのがおすすめです。
用途に合わせたペンのタイプで選ぼう
布用ペンを選ぶ際には、用途で選ぶのも大切なポイントです。目的や使用する生地に合わせて使い勝手のよいものを選びましょう。
記名用なら異なる太さの「ツインタイプ」
記名用の布用ペンを1本持っておきたい場合は、太さの異なる2種類のペン先が付いた「ツインタイプ」がおすすめです。
太字と細字のペン先が組み合わさっており、記名する場所を選びません。衣類や小物だけでなく、バッグやゼッケンなどにも対応でき、使い勝手がよいのが魅力です。
画数の多い名前の記名や、狭いスペースに記名することが多いなら、極細のペン先が入ったものを選びましょう。ペン先が丸く太いものは、字がつぶれて見えにくくなってしまいます。ただし、極細タイプのペン先は力を入れすぎるとつぶれてしまうため、使用時は注意が必要です。
黒や紺の生地には「白ペン」
色の濃い生地に記名する際は、白の布用ペンを選びましょう。特に黒や紺のソックスは伸縮性があるので、白い布用ペンでの記名が向いています。
インクが染み込みやすい生地の場合は、1回書いて乾かし、2~3回ほどなぞり書きすることで、くっきり発色します。
ただし、白いペンでペン先が極細のものは少なく、太字~細字のペン先が主流です。画数の多い漢字や、小さい文字を書く場合は、書きにくさを感じるかもしれません。
使用頻度の少ないペンですが、1本持っておくといざというときに便利なアイテムです。
イラスト用なら「カラーセット」
イラストを描く用の布用ペンを探しているなら、さまざまな色のペンが入っているカラーセットタイプがおすすめです。単品で1本ずつ買い揃えるよりもコスパがよく、購入する手間も1回で済みます。
イラスト好きな人や、バリエーションを増やしたい人に向いています。28色や36色入ったものが多く、濃淡の調整など、グッと奥行きのあるイラストが描けるでしょう。
中にはゴールドやシルバーのようなメタリックカラーが入っているカラーセットも。記名の横にワンポイントで印を付けたり、イラストのアクセントとして使用してみるのはいかがでしょうか。