羊頭狗肉
「羊頭狗肉」の読み方は、「ようとうくにく」。意味は、「見かけと内容が一致しないこと」。羊の頭を掲げ、羊の肉を売っていると見せかけているが、実際は犬の肉(狗肉)を売っているようすから、見せかけは立派なのに実際はそうでもないことをあらわす言葉です。
尻つぼみ
「尻つぼみ」は、普段からよく耳にする言葉ではないでしょうか。「尻つぼみ」もしくは、「尻窄(すぼ)まり」とも言い、意味は「最初の勢いが、終わりになるにつれ衰えること」。「人気が尻つぼみになる」などと使います。
「竜頭蛇尾」の対義語とは?
「最初は勢いが良いのに、最後は振るわないこと」という意味の「竜頭蛇尾」。その対義語には、「最初から最後まで変わらないこと」という意味を持つ言葉が当てはまります。ここでは、「徹頭徹尾」「終始一貫」を紹介しましょう。
徹頭徹尾
「徹頭徹尾」とは「てっとうてつび」と読みます。意味は、「最初から最後まで一貫していること」。言動や態度などが途中で変わることなく、最後まで貫き通すことをさします。「貫き通す」という意味を持つ「徹」と、最初と最後の意である「頭」「尾」からなる四字熟語です。
終始一貫
「終始一貫」の読み方は「しゅうしいっかん」で、「始めから最後まで態度や言動を貫き通すこと」という意味です。「徹頭徹尾」とほとんど同じ意味の言葉と考えていいでしょう。始めから終わりまでという意味の「終始」、最初から最後まで変わらないことという意味の「一貫」をあわせた四字熟語です。
英語表現とは?
次に、「竜頭」や「竜頭蛇尾」の英語表現を見ていきましょう。まず、釣鐘をつるすつり手である「竜頭」は「the cannon of a bell」。腕時計や懐中時計の「竜頭」は、いくつか英語があり、「crown」「carabiner」「winder」「winding knob」です。「竜頭を巻く」と言いたい場合には、「wind a watch」を使いましょう。
続いて、「竜頭蛇尾」の英語表現は「anticlimax」で、「期待外れの結果」という意味です。「end in an anticlimax」で、「期待外れの結果に終わる」という意味になるので、「竜頭蛇尾」のニュアンスが伝わるでしょう。
最後に
当記事では、釣鐘をつるすつり手や、腕時計・懐中時計のつまみをあらわす「竜頭」から、四字熟語の「竜頭蛇尾」まで紹介しました。特に「竜頭蛇尾」は、大人の教養として覚えておきたい四字熟語です。意味をしっかり理解して、日常生活やビジネスシーンでも正しく使えるようになりましょう。
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