「モテる」か「嫌われるか」のどっちか!
先日、私の大好きなあるイケメン俳優さんが、「エゴサ(エゴサーチ)とかネットニュースに惑わされたくないから、スマホはやめた。ガラケーだけでいく」と言っていました。情報に惑わされない、芯のある男って素敵♡ そんなふうに浮かれていたら、友人が「ガラケー男は勘違い男ばかり。そっちのほうが圧倒的! 俺は違うんだぜ、って言いたいだけ」と突っ込んできました。
ガラケー男はモテるのか。それを探るべく、周囲にいた大人女子10人にリサーチしてみました。そもそも周りにガラケー男がいた人、10人中3人(1〜2年さかのぼって出会った人も含む)。ガラケーオンリーの人は、そのうちひとりだけ。ガラパゴス化なのかこだわりなのか。彼らの生態を見てみると…。
<ガラケーオンリー>53歳の開業医。とにかくコンピュータが苦手らしく、ガラケーも無理やり奥様に持たされているのだとか。病院ではPHSをもたさているし、メールはPCのみ。ちなみに趣味は山登りとクラシック音楽鑑賞ととにかくシブい。
<ガラケーとスマホ>芸能プロダクションのマネージャー36歳。担当タレントやテレビ局との電話連絡が多いらしく、「ガラケーのほうが耳が疲れない」「電池がもつ」だそう。ただし、スケジュール管理にスマホは必需品。結果、片手にガラケーもう片手にスマホというポーズになりがち。両手が埋まってることで、満足している様子。
<ガラケーとタブレット男性>住宅メーカー営業の40歳。二度目の結婚をして子供ひとり。直行直帰が多いし顧客との連絡のために会社支給のガラケーを使用。タブレットも会社支給のものなのに、移動中は動画をよく観ている、というタレコミもあり。
冒頭のイケメン俳優さんを含めれば4人、ほんとうにそれぞれですが、女子に聞いてみると、「ガラケーだろうがスマホだろうが、ツールに振り回されている人はNG」。上手に潔くデジタルデトックスできてる男性は、余計なことに気を取られず、目の前の仕事、自分のことに集中していて、そこそこ素敵に見えるのだということ。それに反して、がんじがらめになって忙しさを加速させてるだけの男性は、残念。そういう人に限って、通話の声が大きい、ガラケーをパタンとたたむ仕草が大げさ、という共通点も見られました。
というわけで、「ガラケー男はモテるのか」の結論は、「たいそうモテるか、嫌われるかのどっちか」。持っていればモテる、というわけではないようですね。
スマホ男のみなさん、ご安心くださいませ。
南 ゆかり
フリーエディター・ライター。Cancam、Oggiでもインタビュー、コラムなど連載中。男性がガラケーをパタンとたたむ仕草、私はけっこう好きなんですけどね。