インナーカラー×ボブで大人カジュアルに
そもそもインナーカラーとは髪の内側のみを染めるヘアカラーのこと。幅広い世代に人気を集めているトレンドヘアのため、一歩間違うとイタく見えてしまうこともあるので注意が必要です。ここで大人世代におすすめするインナーカラーは、なじみのいいミルクティーベージュ。9レベルの透明感あるベージュのベースカラーとのさりげないコントラストでおしゃれに仕上がります。
肩上ラインで毛先をパツッと切り揃えたボブヘア。表面にほんのりレイヤーを入れることで、髪に自然な動きがうまれて大人っぽく見えます。顔まわりを後ろに流してラフに。
あえて、あいまいに耳掛けすることでニュアンスを演出できます。全体の毛先は軽く外ハネにすることで明るい雰囲気に。仕上げにオイルでセミウェットな質感にすることで大人の女性らしさも手に入ります。
スタイリング
髪にクセがある人はストレートアイロンでクセを伸ばし、毛先を軽く外ハネに。オイルを10円玉大の量をとり、手のひらに伸ばしてから髪の内側からなじませる。手に残ったオイルで毛先や顔まわりの毛束を整えて、軽く耳掛けして完成です。
似合う顔型や髪質
「前髪なし」×耳かけボブ【5選】
- 簡単スタイリングできまるおしゃれボブ
- ストレートタッチのシンプルボブ
- ストレートアイロン&オイルでつくる“大人のタイトボブ”
- ざっくりセンターパートがゆるっと色っぽいこなれボブ
- 輪郭カバーできる“前下がりボブ”も片耳にかけて抜け感も
簡単スタイリングできまるおしゃれボブ
「楽におしゃれ感がだせる髪型のひとつが切りっぱなし風ボブ。こちらの髪型のメリットは、程よい重さがあるからまとまりやすさ。さらに毛先にライン感があるのでスタイリング剤でウェットな質感にしたり、ストレートアイロンで軽くワンカールさせたりするだけで、簡単にこなれた雰囲気がだせところもポイントです。 自然に沿うようなカットラインでくびれをつくることで、大人のこなれ感もばっちり。スタイリングするときは、ふんわりとした動きと軽い質感に仕上げるのがおすすめです」(本木さん)
あごラインでカットしたボブヘア。自然なダークブラウンカラーで品よく仕上げている。スタイリングのやり方は、前髪の根元を軽く濡らしてから手ぐしで毛束を左右に動かしながらブローする。毛先全体をストレートアイロンで外側にワンカール巻いておく。『mm(ミリ) クリームバター』をパール1粒分とり、全体によくなじませるだけ。巻き髪が苦手な方にも簡単!
教えてくれたのは…
「THE GARDEN Tokyo」トップスタイリスト 本木亜美さん 銀座や表参道、N.Y.など、10店舗以上を展開する人気ヘアサロンの旗艦店として、2022年にリニューアルした「THE GARDEN Tokyo」所属。長年培ってきた経験と専門知識を持ち“簡単にセットできて素敵に見えるヘア”を提案し、大人世代を中心に指名が絶えないトップスタイリスト。Instagramにて配信しているヘアアレンジ&メイク動画も注目を集めている。
似合う顔型や髪質
ストレートタッチのシンプルボブ
あえて丸みを出さずに縦のラインを強調したストレートボブは、クールな魅力たっぷり。長く残したフロントの髪で、顔の横幅や気になるエラをカバーして小顔に見せてくれます。髪が広がらずタイトなため、頭がコンパクトに見えるのもうれしい。結べる長さを残しているので、サイドに少し後れ毛を残しつつざっくりとひとつ結びにしてもいい感じ。
カット
あごラインのワンレングスボブ。内側にグラデーションを入れて、襟足のおさまりがよくなるように調整。
カラー
明るめのオリーブグレージュ。スモーキーな寒色は、初夏にぴったり。
スタイリング
ストレートアイロンで表面を軽く整えてから、少量のオイルを全体にもみ込むようにつけて束感を出す。髪が細い人や少ない場合は、オイルではなくシアバターを使うと髪がペタンとなりにくい。
似合う顔型や髪質
ストレートアイロン&オイルでつくる“大人のタイトボブ”
今、トレンドのタイトシルエットの髪型。短めから長めまで、さまざまなレングスで楽しめるスタイルですが、どんな方にも似合いやすくて扱いやすいのがボブスタイル。 あご下4cmの長さで前下がりになるようにカットして、直線的なラインでスタイリッシュに。程よく重量感がありまとまりやすくなっています。カラーリングは10トーンの軽やかなシアーベージュをセレクト。
おでこが隠れていると甘くなりやすいため、ナチュラルなかきあげ風前髪で洗練された大人の雰囲気を。このとき分け目をふんわりと作ることで老け見え防止もできます。片側だけ耳かけしてフェイスラインをだすことも顔を明るくきれいに見せるポイント。
毛先は軽く外ハネにして、軽やかな動きをつけることで今っぽくおしゃれに決まります。後ろ姿も美人見えすること間違いなし! また首のラインがすっきりするため、頭を小さく見せる効果も期待できます。
スタイリング
ストレートアイロンで毛先全体を外ハネになるようにワンカールさせる。このとき温度設定は低温にして、ハネすぎないナチュラルなカールをつくるのがコツ。オイルを500円玉大をとり、まんべんなくなじませる。真ん中から少しずらして前髪を分けたら、多い方の前髪を後ろに流してかきあげ風に。反対側の前髪は耳にかけて。
似合う顔型や髪質
ざっくりセンターパートがゆるっと色っぽいこなれボブ
今っぽいセンターパートは、カットでしっかり毛流れを作っているためアイロンで巻きすぎなくてもいい感じになるのが特徴。前髪を厚くしていないので、センターパートでざっくりとかき上げても軽やかな束っぽさができ、それが顔にかかって大人っぽくおしゃれなムードを作れます。
カット
全体のスタイルは顎下でパツッとカットした切りっぱなしボブ。前髪は鼻ラインに設定し、なじむように顔周りにつなげてひし形シルエットを作りやすくする。
カラー
明るめのアッシュベージュをセレクトし、透明感とツヤを出す。
スタイリング
ストレートアイロンで毛先は外ハネ、前髪は軽く内巻きワンカールに。ざっくりとほぐしてから書き上げるようにし、オイルかバームで濡れ感をプラス
似合う顔型や髪質
輪郭カバーできる“前下がりボブ”も片耳にかけて抜け感も
年齢とともにもたつきが気になってくるフェイスラインをうまくカバーしてくれるのが、あごラインのボブ。顔側から後頭部に向けて上がるようにカットしているため(前が下がっている)、スッキリ見せもばっちり。
この長さで前髪があると野暮ったく見えてしまうことがあるので、前髪はなしがベター。前髪がないと顔が縦長に見え、丸顔でもキュッと小顔に! 前髪が長いため、顔周りの髪が邪魔に感じる仕事の時などは耳にかけておくとストレスフリー。
カット
あごラインで前下がりにカット。グラデーションカットを施して、自然な丸みが出るようにする。前髪はワンレングスに。
カラー
9レベルのブルーアッシュ。赤みを抑え、暗めのトーンでも透け感が出て知的な印象に。
スタイリング
26mmのカールアイロンで毛先だけ軽く内巻きにする。オイルをワンプッシュして手に広げ、手ぐしを通しながら毛流れを整えて。
似合う顔型や髪質
耳かけボブにおすすめのアレンジ
カチューシャを使ったオールバックアレンジ
コーディネートのアクセントに、あると便利なのがヘアアクセサリー。つけるだけで今っぽく仕上がるカチューシャは働くママにもおすすめです。
前髪の根元は少したゆませて立体感をだすことも疲れて見えるのを防ぐカギ。カチューシャをつけた後、うぶ毛にヘアマスカラでニュアンスをつけるのがポイント。
ヘアクリップで留めるだけの前髪簡単アレンジ
伸ばしかけの前髪アレンジにも活躍する、ねじって留めるだけの前髪アレンジ。
HOW TO
前髪をざっくりとセンター分けにする。その分け目から3cm幅程度の毛束をとり、くるくるとねじりながら後ろに持っていき、ヘアアクリップで留める。反対側も同様にヘアクリップで留めて完成。
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