「痴話喧嘩」の意味とは?基礎知識を解説
「痴話喧嘩」とは、恋人どうしの他愛のない喧嘩のことを意味する言葉で、〈ちわげんか〉と読みます。喧嘩ではあるものの、重大なものではなくささいなレベルの喧嘩を指していて、長く付き合っていれば起こりうるものです。
はじめに、痴話喧嘩の詳しい意味や「痴話」だけの意味、使い方や例文、類義語をそれぞれ確認していきましょう。
■意味は恋人どうしの他愛のない喧嘩のこと
【ちわ‐げんか痴話喧嘩‐ゲンクワ】
痴話から起こるたわいない喧嘩。
(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)
痴話喧嘩の意味は、恋人どうしなどでする他愛のない喧嘩のことです。男女間などの色恋に関するような言い争いを指して使います。また、友達以上恋人未満でお互いに意識しあっている間柄での軽い言い争いを、痴話喧嘩と表現するケースもあります。
他愛のない喧嘩のことを指すため、暴力沙汰や警察の介入が必要になるほどの重々しいレベルの喧嘩ではありません。基本的に、そのうちなんとか収まるようなレベルの喧嘩を指す言葉です。
■「痴話」の意味は?
痴話喧嘩とは、「痴話」から始まる喧嘩のことです。そもそも、「痴」には「おろか」のほかに「たわいもない」「些細な」などの意味があります。「痴話」と表現する場合には、「カップルなどの愛しあう者どうしがたわむれてする話」「むつごと」「おのろけ」などを指します。
つまり、仲のいい恋人たちがたわむれてする些細な話が痴話で、そのなかで起こる言い争いが痴話喧嘩なのです。言葉の成り立ちからも、重々しいレベルの喧嘩ではないことがイメージしやすいでしょう。
■痴話喧嘩の使い方・例文・内容
それでは、痴話喧嘩の使い方を例文で確認しておきましょう。
・あの二人はよく言い争いをしているけれど、ただの痴話喧嘩だから大丈夫だよ。
・痴話喧嘩によって仲が深まるカップルもいる。
・彼らは痴話喧嘩が絶えないようだ。
また、痴話喧嘩で言い争いになる内容には、「好きだって言ってよ!」「本当に好きなら〇〇して」「寂しかったのにどうして傍に居てくれないの」などがあります。