こんにちは、editor_kaoです。
ななななんと! 早くも連載が50回目を迎えました!(パチパチ) 先日、編集部の担当の方が、コラムの一覧リストを作成してくださったのですが、改めて見直してみると、よくもまあ、こんなにたくさん書けたなと。連載スタート当初は、伝えたいことはあるのに、どう表現したらいいかわからず、明らかに試行錯誤している回もありましたが、ここ最近はコラムの方向性や目標が定まり、個人的にはいいペースで書けていると思っています。次回のテーマは、まだノーアイディアですけど。てへ。
毎日暑すぎるから、余計なおしゃれをしたくなくて
ちなみにプライベートでのファッションは、よりベーシックに、より心地よくなっている気がします。信じらないほどの猛暑、というのも大きな要因ですが、なんかもう、いろいろなことの、余計な情報をそぎ落としたくて。近所のカフェで、この原稿を書いている今も、黒のノースリーブカットソーに黒のロングスカート、黒のサンダルというスタイル。白いメルカドバッグでアクセントはつけているものの、基本はものすごーくシンプルです。が、別におしゃれをあきらめているわけではなく、個人的にとても気に入っている組み合わせですし、黒のカットソーに至っては、先週買ったばかりのお気に入り。小地味ではありながらも、更新は怠っていないのです。
最先端なトレンドではなくても、おしゃれは叶う
巷では、いろんなトレンドが次から次へと登場し、それにミーハーに飛びつくのも楽しい。「今季はこれ!」という、いわゆるITアイテムを身につければ、わかりやすく最先端なコーディネートが完成します。ですが、予算も限られているので、なんでもかんでも手に入れるのは非現実的。それよりも私は、自分の好きな着こなしの中で、小さな更新をしていきたいと思っています。それが今回のタイトルにある「『今っぽい』よりも『古くない』」の意味。最先端な着こなしではないかもしれないけれど、細かいところに注意して、おしゃれの平均点(できればそれ以上)は狙いたいという。
自分の好きなアイテムを、組み合わせの妙でアップデート
今日の着こなしのことでいえば、私はトレンドと関係なくロングスカートが大好きで、とにかく一年中愛用しています。自分でもあきれるほどに、さまざまな色や柄、素材、デザインをもっていて、なかには10年選手もいるのですが、トップスに何を選ぶかで、いくらでも着こなしをアップデートすることはできるんです。たとえば白Tを合わせるにしても、シルエットや襟の開き、そでの長さや太さをどうするかで、十分「古くない」コーディネートにすることが。「今いちばんイケてるあのブランドのあのTシャツ」を、躍起になって手に入れたり身につけたりするのは、もう疲れちゃうんですよね。
まあ、もう少し季節が涼しくなったら、新しいアイテムがほしくなるかもしれません。秋に画期的なトレンドがやってきて、「欲しい欲しい!」と騒いでたりして。でもそうではない、気候に振り回されたり、仕事やプライベートが慌ただしかったりなど、おしゃれを休みたいと思ったときは、ちょっとしたアップデートで「古くない」着こなしを探ってみるだけで、いいのではないでしょうか。おいしいものを食べたり、友達としゃべったり、映画を観たりライブに行ったり、人生には、ほかにも楽しいものが溢れているのですから。
【今日のひと手間】
本編にあった、私のロングスカートコレクション(一部)! コットンやレース、シャカシャカ素材と、色も素材も豊富に揃えています(というか揃っちゃったというか)。今はカットソーやシャツ、秋冬はニットを合わせるのが、定番の組み合わせ。
エディター
editor_kao
大人の実用ファッションを中心に、人物インタビューや日本の伝統文化など、ジャンルレスで雑誌やブランドサイト、ウエブマガジンで活動中。また、インスタグラム@editor_kaoでは、私服コーディネートを紹介するかたわら、さまざまなブランドや百貨店とのコラボレーションも手がけている。ライフスタイルWEBメディアkufura(クフラ)でも「4ケタアイテムで叶えるオシャレ」を連載中。
イラスト/柿崎こうこ
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